午前10時30分
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オーケー、諸君。椅子にケツを沈め、汚い口を閉じろ。俺にはこのあと行くところがあってだな、おまえらより重要な人物に会わなきゃならない。俺は科学者になっちまって、俺たち科学者忙しくなりがちな重要人物ってわけだ。いま、おまえらが折りたたみ椅子に座ってるということは、おまえらが新人だということを意味している。トーテムポールの一番下。だが、試験に合格したってことでもある。SPCにようこそ。これ以降、おまえらの仕事は、とても、とても単純だ。サメにパンチをお見舞いする。

顔面にだ。

これから、おまえらは、サメを殴る。サメを殴ってないあいだは、サメを殴る計画を練る。サメを殴る新しい方法を開発する。サメの殴り方について読む。サメの殴り方について書く。サメの殴り方について研究する。サメの殴り方について夢見る。サメを跳び越える(訳注: 行き過ぎるという意味のスラング)。超常現象的な物質を収拾、収容し、サメをぶちのめすために使う。

サメを殴るのがおまえらの人生だ。

おまえらは自問自答するかもしれない。「どうやってサメを殴る?」、おまえらの拳でだ

おまえらは自問自答するかもしれない。「サメに噛まれたらどうする? どうすればいいかわからない」、錬金術師に会いに行け

おまえらは自問自答するかもしれない。「俺の歯がサメみたいになってきたぞ、やつらが全員サメに変わっていくという意味で!」、いいぞ、やつらを殴り始めるときだ

これは重要な仕事だ、メモしておけよ。財団の外にいる連中は、それがなぜかを理解していない。俺たちの仕事がどれだけ重要かに気づいてないんだ。おまえらは抗議され、嘲笑され、侮辱されるかもしれないが、目的を見失うんじゃない。おまえらの拳をサメの顔面にぶち込むんだ。

数年前、とある元職員が俺に尋ねた。「なぜ、サメを殴るんです?」、おまえらには俺の返答がわかるだろ?

「サー、あなたは科学が憎いんですか? 科学を憎むサメ好きなのか? 非科学的なサメのやり方に従うのか?」、やつはノーと言った。そうではない、と。

どっちにしろ、俺はやつの顔を殴ってやった。なぜなら、やつがサメになりかけていたのは明白だったからだ。なぜなら、それがShark Punching Centerでするべき糞だったからだ

おまえらがここに来たとき、椅子に『孫子の兵法書: サメ殴り編』があったはずだ。明日の朝、出勤する前に読んでおくように。じゃあ、今すぐここから出て行け。サメは自分で自分を殴ることはないぞ。

手がないからな。

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