インタビュー 277-A
評価: 0+x

回答者: エージェント Davis
質問者: A███博士
<記録開始>

A███博士: よし。ではまず、あなたがどこでSCP-277-██を最初に見かけたのかをお願いします。

エージェント Davis: ああ、俺は仕事上がりに町の食堂まで歩いて行ってたんだが、その時通りの向こうに奴らの群れがいるのを見たんだ。

A███博士: 覚えている範囲でいいので詳細をお願いできますか、Davis?

エージェント Davis: 奴らは、えーと、ウサギの姿をしてた。どういう訳かほとんどがだ。普通のガキならものの1時間のうちに宇宙船から魔法の豆の木までいろんな物を思い浮かべるだろ? でも俺が見たあの画風のやつはみんなウサギだった。奴らは通りの交差点に寄り集まって、通行人や車を観察してたんじゃないかな。他のラクガキみたいに派手に動き回ったり、遊んだり――現場であいつらをラクガキって呼んでたのはこれが理由なんだが――そういうこともせずに、もっぱら他の連中を観察してたんだ。

A███博士: 不審だとは思わなかったのですか?

エージェント Davis: えっ? いやまさか。奴らはそのときは至って普通だったよ。敵対的なことは本当に何もしてなかったし、興味もすぐに失せたさ。

A███博士: 記録しました。続けてください。

エージェント Davis: 分かった。ええと、奴らのそばを通り過ぎたあとで、後ろからガキの悲鳴が聞こえたんだ。女の子、多分8歳くらいかな、俺が通りがかったときは自分のラクガキと遊んでた、羽の生えたポニーみたいなやつだった。それで俺が振り返ったら、ウサギが一匹その子のラクガキの上に乗っかって、見たこと無いような速さでだ、でもってそいつは、考え付く限りで一番近い言い方だと、「食って」たんだ、で、その間女の子はひきつけか何かを起こしてた。最初は何が起こってるのか理解できなかったよ、なにせ宙に浮かんだデカいひと塊のゴチャゴチャの白い線にしか見えなかったんだ。その子を助ける手立ては無かった。コンクリートで頭打ったわけじゃなさそうだったから抱き上げはしたんだが、俺は医者じゃないしな。その時にはもっと大勢のウサギが他のラクガキ達に襲いかかって、で、そいつらもズタズタに引き裂かれて、ガキ共はみんな悲鳴を上げてたんだ。それでもらった資料によると、これは町全体で起こってたんだってな?

A███博士: その通りです。

エージェント Davis: 俺はそいつに[罵倒語編集済]目いっぱい弾をぶち込んでやったんだが、もちろん無駄だった。分かりきったことだよ。まだ意識戻らないんだよな、ガキ共は?

A███博士: ええ、そうです。以上でよろしいでしょうか、エージェント Davis。

エージェント Davis: 最後にひとついいか。

A███博士: はい?

エージェント Davis: SCP-277から転属させてもらえないか?

A███博士: あなたは既にSCP-███に再配属されてますよ。

エージェント Davis: 恩に着るよ。じゃあお別れだ、博士。

<記録終了>

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。