SCP-1022-JP
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回収されたSCP-1022-JP。

アイテム番号: SCP-1022-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1022-JPはサイト-8629の大型物品保管庫内に収容されます。研究チーム1022-JP-αはSCP-1022-JPの調査を通じて得られた内部構造・付属物品等に関する記録をサイト司令部へ提出してください。SCP-1022-JP内部から得られた物品は、収容室内に設置されたロッカーに保管されます。

説明: SCP-1022-JPは全長約9.3mの大型の機械で、外見上は日本国の深海調査艇“しんかい2000”と類似しています。外殻には黒色の塗料1で“こんろん2200”という日本語の文字が記されていますが、そのような名称の潜水艇が建造されたという記録は残っていません。

SCP-1022-JPの内部構造は通常の潜水艇と比較して大きく異なっており、明らかに陸上での作業を想定した機器が組み込まれています。加えて、操縦席を覆う球状の殻は深海の水圧に耐えるのには適しておらず、発見された時点で小さな亀裂が複数存在していました。また、SCP-1022-JPの付属機器には現代自然科学では再現不可能なものが多数含まれており、推進装置に当たる機械は重力に作用すると考えられる機構を有しています2。これ以外の機器の殆どは現状その役割が明らかになっていません。

SCP-1022-JPは20██年1月、甘粛省、陝西省、河南省の一部地域で「高速で飛行する謎の物体を見た」との噂が広まったことが財団の目にとまり、同月29日に江蘇省鎮江市で墜落しているところを発見されました。発見時、SCP-1022-JP艇内の床面には少量の水が溜まっていました。生きた生命体は存在しませんでしたが、艇体下部に存在する格納庫からは█歳の女児の死体が発見され、検死の結果北京市で行方不明になっていた人物であると特定されました。なお、SCP-1022-JPの飛行を目撃した住民に対してはカバーストーリー“人民解放軍の実験兵器”が適用されました。


 
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