SCP-477-JP
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SCP-477-JP周辺海域

アイテム番号: SCP-477-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 兵庫県淡路島南あわじ市にサイト-8155が構築され、SCP-477-JP-1の観測が行われています。現在SCP-477-JP内の探査計画は打ち切られています。詳細については探査記録い-18を参照してください。

遊覧観光船に偽装された SCPS たづかね によりSCP-477-JP海上の巡視が行われ、民間人によるSCP-477-JP及びSCP-477-JP-1への接触を防ぎます。財団所属の海洋物理学者は月毎にSCP-477-JP-1発生時期の予測を行い、サイト-8155へ通知します。この期間中及び突発的にSCP-477-JP-1が確認された場合、海上保安庁との連携の下当該海域を封鎖します。また、SCP-477-JP-1を抑制するため、SCP-477-JP海上で鎮神派1 の神職による祝詞奏上プロトコルが実行されます。

説明: SCP-477-JPは兵庫県-徳島県間鳴門海峡の瀬戸内海側海釜地帯最深部に位置する都市状の構造群です。構造群は海底から地中へと形成されており、全体の規模は不明です。構造群の上部は推定██隻と見積もられる船舶の残骸で覆われており、SCP-477-JPの外殻として機能しています。これら残骸のうち数隻はSCP-477-JP-1によって沈没した船舶である事が確認されています。これまでの財団工作員の作業により外殻部の一部が取り除かれ、露出した海底洞窟を通してSCP-477-JP内部へのアクセスが確立されています。SCP-477-JP内部空間は大気及び地上と同程度の気圧を有している他、少なくとも██体以上のSCP-477-JP-2が棲息しています。

SCP-477-JP-1はSCP-477-JP周辺の海上において定期的に発生する異常な潮流を指します。SCP-477-JP-1は一般に"鳴門の渦潮"として知られる渦を引き起こす潮流よりも強力かつ不規則であり、潮汐・天候等の影響に及ぼされない事により判別が可能です。この異常潮流は船舶の航行に重大な妨害をもたらし、19██年の財団前身組織による収容開始までに当該海域で確認された██件の海難事故との関連が疑われています。SCP-477-JP-1による被害を受け沈没した船舶はSCP-477-JPの近辺に集積され、その周囲を覆う外殻が形成されます。鎮神派の神職による祝詞奏上プロトコルはSCP-477-JP-1の活動を抑制する効果がある事が確認されています。録音音声及び神職以外の人間によるプロトコル実施では効果を確認する事はで出来ませんでした。かつては鎮神派及び蒐集院が自発的にプロトコルを実施していましたが、蒐集院の解散以降財団は鎮神派構成員の招請を行い、現在の特別収容プロトコルが確立されました。

SCP-477-JP-2はSCP-477-JP内の探査により確認された異常な人間型実体群です。SCP-477-JP-2は遺伝性・先天性の[編集済]などの特徴を示します。これら実体から採取されたサンプルを精査した結果DNA構造において[編集済]と類似していることが判明していますが、探査記録から得られた情報ではSCP-477-JP-2は人間に対し暴力的に振る舞う事が確認されています。

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