SCP-ES-199
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以下は2010年██月██日のSCP-ES-199のアーカイブです


アイテム番号: SCP-ES-199 Level 3/SCP-ES-199
オブジェクトクラス: Euclid Classified

特別収容プロトコル: SCP-ES-199の性質上、封じ込めはSCP-ES-199-A実例に関する集落の隠蔽に焦点を当てるべきです。これまでに知られている全てのSCP-ES-199-A実例はクラスA記憶処理を施された少なくとも2人の警備員によって監視されなければなりません。いかなる民間人もSCP-ES-199-A実例に接近しないように促され、必要ならば武力を行使しなければなりません。SCP-ES-199-A実例を知っている一般市民がいた場合は、記憶処理を施し最寄りのサイトに連れて行かなければなりません。

新しい実験要請は、1週間以内に2人のレベル3スタッフによって承認されなければなりません。

説明: SCP-ES-199はSCP-ES-199-A、-B、-Cの共同指定です。

SCP-ES-199-Aはスペイン語を公用語としている国々に存在する一連のドアです。SCP-ES-199-A実例は国によって独自で、重要であったが現在は放棄された精神病院にあります。SCP-ES-199-A実例の特徴は国によって異なりますが、スペイン語の教育を受けていない人物は認知できないという反ミーム性を持っているという事実は共通しています。それにもかかわらず、どんな対象もSCP-ES-199-Aを通り抜け、SCP-ES-199-Bへの次元間ポータルとして機能することができます。

SCP-ES-199-Bはシータ-プリマ多元宇宙反復1の中にある6km3 のヒッグス破裂泡2です。SCP-ES-199-Bは3年ごとに外観が変化し、SCP-ES-199-Aを収容している国で非常に一般的である精神病院を中心とする構造物(これらはSCP-ES-199-Cと指定されている。)になることが特徴です。

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これまでのところ、SCP-ES-199-Cの外観はメキシコに存在する「ラ・カスタネダ」精神病院の複製です。

SCP-ES-199-Cは全体をリハビリテーション用のキャンパスに囲まれており、作動中にはSCP-ES-199-1、-2および -3として指定されている3種類の意識と知性があり、かつ発声能力を持つ実体が確認されています。SCP-ES-199-1と-2はどちらも多様な機能を実行するSCP-ES-199-Cの労働者に見えます。SCP-ES-199-1実例は、ウマ科の特徴を持つヒューマノイドで、看護とコンシェルジュの役割を果たします。SCP-ES-199-2実例は、リャマ科の特徴を持つヒューマノイドで、これは医療の専門家および管理官の役割を果たします。

SCP-ES-199-3は被収容者の役割を果たし、コンドル科の特徴を持つ人間に似た生物です。これらは深刻な精神の悪化の兆候を示しており、また、多くはSCP-ES-199-Cから逃げようと試み、その後SCP-ES-199-1の実体によって捕らえられ独房に監禁されます。

SCP-ES-199-1、-2、および-3は、彼らが表す種に応じた身長と体重です。また、流暢なスペイン語を話すことに加えて、これまでのところ、SCP-ES-199-B内で話される唯一の言語はスペイン語です。

SCP-ES-199-1と-2はどちらもSCP-ES-199-Bに入院しているすべての患者に友好的で、彼らは「心の治療師」として働き、SCP-ES-199-Cのツアーを提供します。敵対的でない限り、SCP-ES-199-Bの患者は行動の自由を完全に持ち、いつでもSCP-ES-199-Bに出入りし、SCP-ES-199-1、-2、-3と会話をすることができます。

被験者がSCP-ES-199-1または-2のサービスを受ける場合、それはいかなる認知改変3も受けません。被験者はSCP-ES-199-Cに収容され、最低でも3日間4は回復することはできません。この期間が終了し、別の被験者がSCP-ES-199-B内にいると、収容されていた被験者は認知的に健康的な状態5に戻り、SCP-ES-199-2実体が入院中の被験者にSCP-ES-199-B内にいた時の被験者に関するメモ6を渡します。SCP-ES-199-C内で起こったことを記録しようとするこれまでの試みは全て成功していません。

補遺ES-199-01: SCP-ES-199の発見

SCP-ES-199-Aの最初の実例は2008/██/██、ウィスキー-シータ事件後、財団によるシータ-プリマ多元宇宙反復の入り口を開く試みの際に発見されました。

ポータルのベータ版の公開中に、大規模な封じ込め違反が発生し、██体の次元移動オブジェクトが逃走しました。これらの物体のうちの1つは、自律移動性を持つオントメテオロ7として検出されました。それは異常な方法でその場にいた職員を攻撃、[データ削除済]調査官を殺害し、その場所から逃げ出しました。そしてSCP-ES-199-A実体を検出した2008/██/██まで再び発見されることはありませんでした。[編集済]に収容されているスクラントン現実錨を使用してこのオブジェクトを停止させる試みが行われ、その移動パターンに従ってオブジェクトの到着が予測されましたが、失敗しました。

オブジェクトは全ての異常な活動を停止する2009/██/██までSCP-ES-199-A実例を作成し続けました。現在財団はそれの移動パターンを調査中です。

補遺ES-199-02: 実験記録

以下はSCP-ES-199-Cで実施された実験の要約です。すべての実験は同じ方法で実行されました。被験者はSCP-ES-199-1または-2の実体に託され、エージェントが被験者の保留中にSCP-ES-199-Bの内部に配置されました。

実験の完全なリストは実験文書-ES-199を参照。

補遺ES-199-3: インシデントES-199-62

2010年██月██日、実験N#62は封じ込めと使用において安全であると分類された異形態エントロピーのパターン寄生実体(PPT)の収容された実例を用いて行われました。事故を引き起こした実験は下記に詳述されています。

番号#: 62 被験者: D-42365 経過時間: 一瞬
心的病状:20歳の男性。PPT。
記されたメモ: 異端の雌豚を私たちの元に連れてこないでください!私達はずいぶん前にこのくそったれに対処しなければならず、そして私達はパターンの汚物のおかげで壊滅的な打撃を受けました。この研究所はその絶望のおかげで以前とかけ離れ、虫食いだらけになりました…そして怒り、そして、そして、我々はすべてを閉じ、そう、そう、入り口を閉じて、それは!私たちは何かと戦った人たちを治療しないと神に誓います。あなた方は私たちの喜びも、私たちが忍び寄る悪を倒すのを手助けすることも望んでいないでしょう、だから、二度と送ってこないでください!

これに続いて、SCP-ES-199-Aの実体はすべて消失し始めました。事件の際、SCP-ES-199-BとD-42365内に駐留していた2人の財団工作員が内部に閉じ込められました。

今までのところ、SCP-ES-199はいかなる形でも現れていません。neutralizedへの再分類を承認します。

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