エージェント速水の人事ファイル

81管区特別指定職員情報

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新規支給されたバイクの安全機構を確認しているエージェント速水。この後発生した衝突事故によりバイクは深刻な破壊に見舞われました。

名前: “神速(God-Speed)”
   速水 神一郎(Hayami Jinichiro)
識別番号: 081-0883-91198
SCPデータベース名称: wobewobe
セキュリティレベル: 超Keter [機密]
配属: スピードという名の加速世界 [機密]
職務: 止まらない止まれない音速を超えて走り続けろ [機密]

履歴: エージェント“神速”は財団最速の男です。彼の常人離れしたバイクテクニックは他のライダー達を歯牙にも掛けず、首都高を音速で駆け抜け、SCP-682を唸る前輪で轢殺します。これまでに5度のHKクラス最高加速シナリオを突破し、監督評議会から絶賛されています。「寧ろ君がO5になってくれ」との提案に関し、彼は「そんな飾りは俺のスピードを落とすだけだぜ」と華麗に答えました。 いい加減にしてください。これは最後通牒です
- [RAISA-81 2008/12/18]

エージェント速水の明確な採用経緯は判明しておらず、日本管理部(JAD)記録室からサルベージされる情報は総体的検証が困難な程に錯綜しています。信頼可能な最古の記録は1998年のEuclid級人型実体収容違反事件の際、逃走中のSCP-███-JPにバイクを衝突させ半身不随の重症を負わせたことによる停職処分命令とバイク没収についての始末書に遡りますが、別の報告書──1947年にMC&D社の商船を拿捕し米軍に拘束された同姓同名の掃海艇の艇長に関する混乱した走り書きなど──での完全な裏付けには至っていません。泣いて謝ったことにより上記の二つのペナルティは取り下げられましたが、3日後に新規のバイク購入に関する要求が成された時には、81管区理事が直々に彼の尻を蹴飛ばしました厳重注意を行いました。その後も幾度となく解雇の危機に立たされながらも現在まで渉外工作員として雇用されており、SCPアノマリの捜索/発見/回収の面での非凡な才能を示しています。

心理評価: 衝動を意識的に抑えることが出来ず、思考散漫、快楽中心、観念奔逸、集中力欠如、過活動などの症状が見られる。環境による気分の変動が激しく、一種の躁うつ状態に陥る事があり、希死念慮が強く、しばしば二輪車両による爆発的加速又はその連想に対し異常な関心と欲求を示す。該当する症例としては統合失調型パーソナリティ障害(ICD-10-F22)、双極性感情障害(F31)、特定不能な習慣および衝動の障害(F63.9)、多動性障害(F90)等の併発が考えられ、治療の試みが進行中である。
- [医療部門 2005/06/30]

附録: エージェント速水のインタビュー記録(場所: ████市ガソリンスタンド)

〈記録開始〉

████博士: これよりエージェント速水に対するインタビューを開始する。こんにちは。今回は貴方に幾つか質問が……

エージェント・速水: スピードだ。

██博士: え……ええと?

速水: 俺はスピード! 止まれば死ぬぜいつだって! 何故って俺がスピードだから! スピードが俺だから! 持ちつ持たれつ! アイデンティティ!

██博士: [絶句]

速水: いつでも俺は最高速度だ! 逃げるな避けるな言い訳探すな! 自分自身のスピードと向き合え! それはきっと明日への推進剤になる! 素早く(Speedy)・クールで(Cool)・完璧に(Perfect)! ゴッドスピードはそこにある!

██博士: ……以上。エージェント速水の解雇を進言する。

速水: スピードになれ!! [エンジン音]

〈記録終了〉


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神奈川県警交通機動隊から逃走中のエージェント速水。この後要注意団体と接触し、三つ巴の大抗争が勃発しました。

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