FAQ;~ヒュームって一体全体なんだ? Part2
評価: +10+x

あなたたちも一つ(あるいはいくつか)ヒュームに関する質問があるんですか? 下に書いてくれれば答えますよ。

Q: ヒューム濃度が高い(あるいは低い)領域はどんな風に見えるの?
-S博士

A: ヒューム濃度の低い領域は実に、とても奇妙な場所ですよ。平常現実の安定性はなく、普通の人間でも一時的に現実改変者のような力を得て、気まぐれにその場所を改変することができます。これらの現象を本物と混同してはいけませんよ、もちろん。これは単に低ヒューム環境上への高ヒューム基準系の投影であって、対象がその場所を離れれば「能力」はすぐに消失します。付け加えておくと、現実性の密度が非常に希薄な領域では、自然発生するアノマリーや宇宙の裂け目が明らかに増えます。しかしながら、このアノマリーや裂け目はその周辺から取り出されても消えません。この理由は今でも分かっていません。
ヒューム濃度の高い領域は、一方で… とても奇妙な場所です。通常の人間にとっては鮮明で、力に満ちあふれているように見えます; 強烈な感情を喚起し、神秘的な(正確には超常的な)オーラが感じられる場所です。ヒマラヤ山脈がどのようにして高いヒューム濃度を持つようになったかを覚えていますか?これはヒマラヤの全ての山にあてはまります。山々が悟りの地として探し求められてきたのには理由があるのですよ。一方、現実改変者にとってはこの場所は生気がなく、薄暗い、粗野なものです。この場所のヒューム濃度は現実改変者自身の水準に近い(あるいは、より高い)ため、彼らはこの場所で力を振るうのに非常に苦労します。その場所に影響を与えることが完全に制限される場合もあります。そのため、現実改変者はこのような場所を直感的、あるいはその他の理由で避けようとします。そして、現在建設中のサイト-35(特別なスクラントン現実錨によって強化され、ヒマラヤ山脈に位置します)は完成後、現実改変者の効果的な収容施設として機能することが期待されています。

Q: 普通の人間が現実改変者になることってできる?
-S博士

A: はい。それを保証する儀式や仕掛けは本当にたくさんあります(ペニスを巨大化させるスパムを思い浮かべてください。ただし、保証しているのはペニスではなくヒュームを大きくすることです)。しかし、実際にそれが可能な技術は非常に少なく、現在ではそういった技術のリストが編纂されています。

Q: 動物がヒューム変動能力をもつことはある?
-S博士

A: はい、もちろん!少なくとも一匹の猫、二匹の犬、数匹のノミがそのようであると考えられています。とある鯨にもそれが可能であることを示す証拠が入ってきています。無生物のオブジェクトにも可能であるという仮説が立てられていますが、現時点ではその検証が困難であるため、仮説は裏付けられていません。

Q: 例えば惑星間(あるいはそれ以上)のように遠く離れた場所から、ヒューム変動の実験を行う方法って何かない?
-D博士

A: 今のところは… ありません。わたしの知る限り、第一線でとても多くの手段が検証されてきましたが、今までにできたことは局地的にヒューム濃度を測定することだけでした。
(さらに、測定自体について言えば、私の知るものの一つは測定したい場所へのカント計数機を乗せた人工衛星の打ち上げを伴っており、またあるものは私が理解できない多くの量子力学分野に依拠しているものであり、いずれも最も有望で、完成に近いものです。ですから、早期の実用化に期待しましょう!)

そんな距離にある現実影響実体を計測する手段って何なんだ?
-K博士

A: 上述しましたように、基本的には当て推量以外にありません。しかし、これも上述しましたが、ごく近い将来に興味深い方法が導入されることを期待しましょう。

真空の宇宙にいることで、ヒューム変性の性質になにかしら影響は出るのか?
-K博士

A: 短い解答: いいえ。長い解答: 宇宙は少し奇妙です。ヒューム濃度の基準は地球より少し高く、地球上で見られるのと同様の変動が現れます。実際には、宇宙のヒューム水準は地球と同等(あるいはそれ以下!)であり、銀河や星団は地球上の山と同様にヒューム凝集空間として振る舞います。しかし、我々がそれを検証する方法が現実に発見されるまで、これは知見に基づく単なる推測でしかありません。

現実改変者の体の一部や臓器が摘出されたり所有者が死亡したりした時、その体組織内部のヒューム値は異常に高い、あるいは低いままなのか?他の臓器よりヒューム濃度が高い臓器はあるか?もしあるならどこが?
-R博士

A: 良い質問ですね。今の時点では、一方についてはあまり研究が進んでおりません。予備試験の結果から、全臓器のヒューム濃度は基準値より大きく、心臓や肝臓、脳は最も高いヒューム濃度を有していることを示しているようです; しかし、この強度は生きているときの現実改変者のものほど大きくはありません。この理由は不明ですし、イレギュラーなヒューム変動や汚染がある可能性も否定できませんので、これは今のところ全て推論に過ぎず、更なる調査によって証明される必要があります。

現実改変効果が「綺麗に無くなった」空間のヒューム濃度を測定する際に、ノイズや「バックグラウンド信号」との干渉は存在するか?
-R博士

A: はい!我々が観察してきたものは基本的に、外部からの影響を受けない完全に孤立した領域であり、基準ヒューム濃度は+/- 9センチヒュームの間で変動するようです。そのため、違う時間に同じ場所で行った測定に有意なヒューム濃度の差が出ることがあります。ついでに言いますと、この現象の原因は今のところ不明です。

認識災害的、情報災害的、あるいはミーム的効果はヒューム値の変動と関係があるのか?(はっきりさせておくが、この質問はこれらの発生源が人間の精神や脳の化学反応に与えている各効果についてのものであり、被影響個体がそれらに曝露した後に見られる様々な異常効果についてのものではない; つまり、情報単独、またはその知識によってヒューム値が変わることはあるのか?)
-R博士

A: いえ、上記の物質や効果とヒューム濃度には関連性はありません。これらの効果は局地現実には影響を与えない代わりに、単に影響を受けた人間の思考プロセスや脳の中にのみ変化を与えているとみられています。しかし、曝露後に見られる異常な効果は、ヒューム濃度に多様な効果を与える(持つ)可能性があります(この件に関する詳細な情報についてはSCP-1425を参照のこと)。

最後に、これは頼みでもあるんだが、財団医療部門の医師と衛生管理師からスクラントン現実錨が人体に与える長期的影響、特に精神状態の変化や職員・民間人の一般的な健康問題との関係について調査するために、小型化されたスクラントン現実錨を利用したい旨の要望があった。試験目的での利用を要請する手段はあるか?あるいはこの問題については既に研究されているのか?もし調査されているなら、その論文はいつ発表されるんだ?
-R博士

A: ええ、SCP-2000で働く職員の観察から、スクラントン錨は短期的にはいかなる悪影響も及ぼさないとされています。そうした長期的試験の要請は全て倫理委員会を通す必要があるでしょうが、そのような作成された論文は全てSCP財団内部サーバー(基本的には財団の非公開arXiv)上にて発表することができます。

ゼロあるいは負のヒューム値をもつ場所やオブジェクトは発見されているのか?このような値には何か意味があるのか?
-T博士

A: 今のところは見つかっていません。自然界において、我々が遭遇した最も低いヒューム濃度は~0.27/0.28 H付近です。これは低い数値ではあるものの、なお“絶対零度”濃度からはかけ離れたものです。人工的に、我々は濃度を0.15 Hまで下げることに成功しました。これも低くはありますが、まだ完全なゼロからはかけ離れています。ゼロのヒューム濃度は理論的には 実現可能ですが、我々が思いもよらない(または経験したことのない)ような“現実”を想定しない限り、そういったものが自然界に存在しうる、あるいは大規模な後遺症なしに人工的に作成できるとはとても考えられません。負のヒュームについてですが… 我々はカント計数器の目盛りに負の値を付けたことさえありませんので、何を測っているかということさえ分からないでしょうね(なおこれは、負のヒュームがおそらく宇宙の基本構造に何かとてつもない誤りが生じたことを示すこと、おそらくそのような状況では、カント計数器を持っている者は全員さっさと逃げ出すべきであるという事実を無視しています)。

より適切な表現がないため、SRA(スクラントン現実錨)は他の宇宙から現実を“吸引”することによって機能していると説明していたね。望ましい主要効果以外に、SRAによって引き起こされる既知の、あるいは理論上想定される悪影響その他はあるのか?
-N博士

A: 我々が現実性を吸引している宇宙にとっては、おそらく相当な悪影響があるでしょう。現実全体の破壊、アノマリーの増大、現実の希薄化、非線形時間領域の急増、時系列異常、自発的な局所的現実の崩壊。ですが、これらに限らず、その他我々が思いつきさえしない多様な事象すら起こりうることは間違いないでしょう。これこそが、SRA(良い略語ですねえ、気に入りました)にいわゆる“死んだ”宇宙からのみ現実性を取り出すよう調整している理由です。これらには既に滅びつつある宇宙、すなわち、熱的死を迎えた宇宙・いずれかのKクラスシナリオ(明白な理由から、IKクラスシナリオは除外)を経験し、生物が現存しない宇宙・何らかの理由によって、知性の有無を問わず生命が発生しなかった宇宙を含みます。SRAはこれらの宇宙の死を早めるようですが、これらの宇宙には保護する価値がなく、また周囲に同じように浮かんでいる、他の全く同じ宇宙からの供給がいくらでもありますので、通常は許容可能なトレードオフであると見なされています。我々の宇宙内におけるSRAの副作用についてですが… 良い質問です。確実に長期的な研究を行うに値します。SCP-2000の件で上述しましたが、短期間のSRAへの曝露には急性の有害効果が無いようですし、慢性効果も確認されていません。短期間の曝露による実際の慢性的な影響、あるいは長期間の曝露についてですが… 私にもよく分かりません。

私の部門の下級研究員の一人が、最近、ヒューム水準は「現実波」の形で伝播すると理論立てたんだ。この理論に見所はあるかい?もしあるなら、あるオブジェクトの「現実波」が周囲と同期しなくなると、通常の現実に対して「位相の異なる状態」(不可視で非物質的)になると考えられるんじゃないか?
-F博士

A: 私の理解できる範囲では… いいえ。というのも、量子力学が説明するように全ての粒子は波のような性質を持っています(そして全ての波は粒子のような性質をもっています)。通常の現実に対して位相の異なる状態になる手段はありますが、この方法はヒューム操作には直接関係していません。— 他の宇宙へ繰り出したり、あるいは半身はこの宇宙に、もう半身は別の宇宙に留まらせたり、また自身の物質的状態などを変化させることもできるでしょう。これらは素晴らしいものではあるのですが、残念ながら、ヒュームとは関係がありません。

普通の人間内でのヒューム水準の平均はどれくらい?通常の現実内では?
-研究者 W.

A: 良い質問ですが、その質問はこちらの文書で既に回答済みです。

既知の現実改変者の中に、体内や周囲の現実のヒューム濃度を自由に上下動できる奴はいる?
-研究者 W.

A: 現実改変者のヒューム中心明瞭度を考慮するなら、既知の現実改変者は全員その特性を示しています。(ひょっとするとSCP-343は例外かもしれません。)

平均より高いヒュームを持つ実体が現実歪曲者なら、平均より低いヒューム水準をもつ実体には何が起こるのか?
-研究者 W.

A: 良い質問です!そのような人々の研究はまだあまり進んでいませんが、初期成果は彼らが現実に抗えないことを示唆しているようです。その人生は結局のところ… そう、彼らが実現して欲しいと望む現実を撥ね付けます。彼らはステレオタイプな"魅入られた"、あるいは"呪われた"人々であり、彼らの人生は概してある種のお話やお約束のような結末を迎えます。5人の人物を基に行われた先行試験においては、1人はオリジナルのグリム兄弟版"シンデレラ"をその問答に至るまで再現し、1人は滅多にない酷い災難が続き(とりわけ酷いものとして、エンロン社1 の数千ドル分の株券を保有していたこと、5回も雷に打たれたこと、携帯電話のバッテリーの爆発によって手の指を失ったことが挙げられます)、2人は中間管理職に就いた経歴を持ち、そして最後の1人はO5を55年以上に渡って務めました。これが一体何を意味しているのかについては今も激しく議論されており、研究をもっと進めなければなりません。

ヒューム濃度は現実性を操作する能力を引き起こすが、その場にある物体の個別の状態に影響を与える訳ではないということで、つまりSRAは実際の所アノマリーを無効化することはできないという理解でよろしいか?例えば、SRAは現実改変者の更なる改変を阻止することはできても、低ヒューム環境、あるいはそのような環境への変化を能動的に必要としないアノマリーの存在を実際には打ち消すことができないというように。
-T研究員

A: その通りです。SRAに可能なのはある地点を中心として周囲のヒューム水準を固定することだけです。これまでに分類された大部分のアノマリーは周囲のヒュームに影響を及ぼすどころか、ヒュームの変化を一切引き起こしません。したがって、SRAを万能の無効化デバイスとして用いることはできないのです。

まず、ヒュームと奇跡論的プロセスの関係は(もしあるとすれば)何だ(GOCから得た セミナーの 書き起こしに 記載されている)?上述のものはヒュームと相互に影響する性質を持っているのか?最後になるが、連合のヘッドギアが現実改変者に与えるタイプグリーンの指定は、奴らがより高いヒュームを有していることと関係があるのか?
-Sh博士

A: 現在のところ(明らかに劣っています!)、現実兼改変者メテオロロジーの研究はまだ実施されていません。このようなテーマについて考察する気のある方がいらっしゃれば、新たな形態の有益な分野であると証明されるかもしれません。タイプグリーンについては…(明らかに劣っています!)用語に関わらず、彼らは事実上、現実改変者です。したがって本テーマに対してなされてきた考察はどれもほとんど(あるいは全く)問題なく適用することができます。

ヒュームは物質によって構成されているのか?もしそうならばそれらは質量を持っているのか?ヒュームはどのような物質の状態なのか?
-Ws博士

A: 私達が知る限り個々のヒュームは無質量であり、無限に集まっています

待ってくれ、私はヒュームとはどのくらい現実性が安定しているか測定するものだと思っていた(温度のような)が現在それらは粒子だと言っているのか?
-Sh博士

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。