人工的な龍の門
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人工的な龍の門

龍の創造儀式、鯉の変身、あなたが子犬を濡らしておいた滝を登る

要旨

龍の門の滝を登り切ることで鯉は龍に変身出来ます。しかしながら、それらの滝に行くことが出来ない人々、もしくは特定の鯉を龍に変身させようと望んでいる者にとって、これが変身させられる方法です。1

イラストレーション

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これはシャーキー、2典型的なメスの成体の鯉の形とサイズの一例です。3

知識

特徴: この儀式は屋外もしくは大気と接している場所で実行されなければなりません。鯉以外の生物がいない4 大量の水と滝で行ってはいけません、もしそうすればうまく行かないでしょう。成体5の鯉6を儀式に使わなければなりません、そうでなければ、最もうまく儀式が進んだとしてもそれは作動しないでしょう7。相当な大きさの滝が必要ですが、心配しないでください、河南省の滝ほど大きい必要はありません。鯉に試練8を与えられるだけの大きさの滝を作るか見つければすればよいのです。そうすればうまくいくでしょう。

性質: この儀式は本来、自然の変化魔法である荒々しい龍の門の儀式を利用し、それをより小さく、使いやすい大きさに置き換えてエミュレートした儀式です。この儀式が作動する理由は、これは本物の契約にとって、好ましい代用品であるという本質からです。魚が龍へと変化する方法は確かに1つではありませんが、あなたがあらゆる法を守る限り、これが最もリスクの少ない9方法です。

歴史と関連組織: 私が参照した英訳文献によれば、この儀式は中国で発見されてからほとんど変えられていないようです。それらが名前と日付を明らかにするのを嫌ってさえなければですが…

概して、この儀式は他のものよりも政治的に使われたようです。龍を生み出すことはその君主の支配が正当なものであること、もしくは単なる吉兆であり、その君主が生み出された龍に食べられることで混乱が起こらないように願われました。文献によれば、口に合うならなんでも食べるそれらの龍が鯉から作られたことを覚えておくのが重要なようです。新しい龍を探し回ると、その龍の昇天後の最初の食事10となってしまいがちです。ほとんどの時間で、儀式は食べられる可能性のある重要な人物11から引き離されて行われます。

接触: 前述したように、あなたは大量の水、滝、適切な成体の鯉、そして多くの忍耐を必要とします。2つの染められた鯉の人形12,13,14を滝の底に置き、2つの染められた龍を滝の頂上に置きます。これは、これが自然の滝よりも小さいにも関わらず龍の門の滝であるという本質を表します。この人形たちには儀式によって起こるバックラッシュをより操作しやすい方向へ向けるための文様も彫られます。全ての準備を終えたら、あなたがするべきことは鯉が自分のタイミングで滝を登るのを待つことだけです。あなたは鯉が滝を登るように訓練しておくことが出来ます。そうでなければ儀式は悪い考え15として妨げられるでしょう。

他の詳細: この儀式を受けることが"許された"鯉の一般的な特徴は巨大な体を持ち、とても飢えているということです。金魚とコイはこの儀式に最も適しています、なぜならあなたはそれらに滝登りをしつけることが出来るからです。他の鯉は水の中に投げ込まれたものを食べる方を選んで、滝を無視するでしょう。

観察と物語

龍門の境界

「睡蓮の穏やかな静寂の下
若き鯉が呼び声を感じ…彼女の胸を高鳴らせている
大いなる滝の底で渦巻く水のように、
呼び出された向こうへどうにかして行くために
異常な水の障壁と覆い隠す霧を越え
滝の水底で巻き起こされた水は
若き鯉の願望と一致した

とうとう情熱のほとばしりとともに鯉は乗り出した
激しい水の壁の上へ
努力の大波によるうねりたつ最初の滝は
無慈悲な激流と出会うだけ。
次の瀑布へと辛抱強く向かう
鯉は最後の滝の頂上へ向かう。
泡立つ興奮の中で気力を立て直し
全ての力、勇気、精神の心髄を使う
滝の頂へ乗り出すために

そして龍門は彼女の努力を炎の変化する門と認めた
新しい龍の誕生を示すのだ
小さな鯉の心に埋め込まれた願望の種から生まれたものは
かつて浅瀬に隠れていた
-ハワード・シュローダー、龍門の境界

「赤い顔の鯉は厳粛な誓いを立てる。「私は龍の門を越えて泳ぎきる。私は危険な炎と稲妻の渦に立ち向かう。私は凡庸な魚の境界を越え、聖なる龍の規律を手に入れる。私は己の種族が継承してきた恐ろしい苦しみを己の身の内から永遠に取り除き、あらゆる我々の恥辱と屈辱の痕跡を抹消する。

三番目の月の三番目の日、桃の花が咲き川が満ちる時を待ち、彼はユの障壁の入り口に道を作る。そして尾を一振りし、赤い顔の鯉は前へと泳いでいく。

あなたたち人間は龍の門へと流れる恐ろしい急流に眼を留めることは決してなかった。それは遠方のクンルン山脈の頂からすさまじい力とともに流れてくるものだ。眼がくらむような高さの山が両側にそびえる山峡の間を荒々しい1000フィートもの高さの波が流れ落ち、斜面を削り取っていく。怒れる稲妻が耳をつんざくような唸りとともに落ちる。うめくようなつむじ風が有毒の霧と三叉の雷光を吐き出す有害な蒸気の煙突をかき立てる。山の精霊たちは無分別さに呆然とする。川の精霊たちは恐怖で弱々しく回転する。この水の一滴ですら巨大な亀の甲羅を粉砕し、巨大な鯨の骨を破壊するだろう。

この大混乱の中で赤い顔の鯉は、彼のすばらしい金と赤の鱗を彼の太鼓のように打ち鳴らされる鋼鉄の歯に取り巻かせ、完全な直接攻撃でめちゃめちゃにする。ああ!黄金の鯉よ!黄金の鯉よ!お前は凡庸な一生を無限の海に打ち捨てている。海は劣った魚で満ちている。お前は飢えることはないだろう。何故そうなのか?何がお前をこの荒々しく苦い闘争へと乗り出させたのか?何が障壁の向こうでお前を待っていたというのか?

突然、崖を粉々にする稲妻で身を焼かれ、天からの雷と炎の爆発で身を焦がされた後、彼の鱗の鎧は頭から尾まで燃えつき、彼のひれは音を立て、赤い顔の鯉は大いなる死を遂げ神聖な龍として復活する-水の至高の君主として。今、雷の神が彼の前方に、炎の神が彼の後ろに、雨と風の神々が左右に置かれ、彼は片手に雲を、もう片方に霧を持ってあちこちに移動する。長く乾いた砂漠を優しい若々しい一撃で湿らせ、新しい命を運ぶために、堕落した世界の汚れの中で真実のダルマを守るために。

彼は不具の亀や盲いた亀のように一生を過ごすことに甘んじる、巻き貝や小さなエビを食べながら、ヴァスキ、マナスヴィ、その他の龍王が彼のために何でもするような味方を集めたような努力もせずに。彼は彼がしたような偉大な成功を得ることは決してないのだ。」
- 白隠慧鶴 (1686-1769)、日本の禅師にして芸術家、「白隠禅師の教えの精髄」、ノーマン・ワッデルによる翻訳、1994、p.64

疑惑

この記事の筆者や、これらの記事のいくつかの証拠から、私はこれらで創られた龍が野生のものよりも愚かだという考えに本心からは同意出来ません。彼らは見かけよりも多くを知っていると断言できるでしょう。-スピーカー16,17,18,19,20,21

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