日野博士の人事ファイル

氏名: 日野 千春(ヒノ チハル)

セキュリティレベル/職員クラス: レベル2、状況により3まで許容/Cクラス

職務: 主に国内オブジェクトの研究。諜報活動、初期収容任務におけるエージェントの補助。

専門: 民俗学、国学(主に神道)、人体解剖学。

所在: サイト-81██

人物: 日野は199█年09/07生まれ、身長165cm、体重5█kgの日本人女性です。出身は栃木県███市です。髪の長さは肩にかかる程度であり、勤務中には纏めていることもしばしばあります。年齢としては平均的な体格をしています。
遠視気味であり、業務中にはしばしば眼鏡を着用している姿が目撃されます。また、本人によれば十分な睡眠をとっているにも関わらず、恒常的に目の下に隅が見られます。これらの要因から、「目つきが悪い」と称されることも少なくありません。
日野はおよそ█年間研究員として財団活動に従事し、20██年に博士号を取得しました。そのため「どうせなら研究員ではなく博士と呼べ」とやかましいです。この経歴から彼女は本名でなく、未だに研究員時代の通称である「ひのけん1」と呼ばれることが多く、本人もそれを半ば容認しています。

性格は少々内向的であり、しばしば自虐的な発言が目立ちます。また、自身の身体に関する事を除いて神経質であり2、同時に自身の事については無頓着でもあります。故に多くの場合、彼女の服装は無地のシャツに適当なズボンです。
上述の"自分以外の物事に対する神経質さ"は特筆すべきものであり、これによる"ある種病的な"情報整理能力、精査能力はオブジェクトの解明、及び研究に対してしばしば良い結果をもたらします。

彼女は神社などの神事に関する場所を非常に好み、休暇には度々京都や奈良を訪れていることが確認されています。神事や祭りに対しては極度の興奮を示し、同行した職員曰く「人が変わったよう」とのことです。また、日本のサブカルチャー文化に興味を示し、それらに関する会話を好む傾向があります。

特筆すべき点として、彼女は人間の耳に加えて更に2つ、黒色の「狐のよう」と比喩される聴覚器官を持ちます。これらは明らかに別生物の該当部位に見えるにも関わらず、DNA検査では人間のものと同一であるという結果が出ます。これらの"耳"も聴覚器官としての働きを持っており、結果として彼女は合計4つの聴覚器官を持っていることになります。その影響か、彼女は少々音に対して敏感であるようです。また、外出時には帽子またはウィッグの着用が義務化されていますが、万が一の場合に備えてカバーストーリー「付け耳」を適用するために狐耳のカチューシャを持ち歩くことが義務化されています。

まぁ、便利なようで不便ですよね。髪の毛が入ればムズムズするし、イヤホンしてても外部の音は入ってくるし。―日野
それ、今度もふもふさせてもらってもいいですか?払うものは払うので。―エージェント・██
あー……セクハラ案件で倫理委員会に報告しても?―日野

もう1つの特性として、彼女には痛覚が存在していません。これは先天性無痛無汗症に酷似した症状を示しますが、温感の存在と体温の制御が可能なこと、発汗現象が行われていること、普通の肉体的接触(くすぐる、触るなど)に対しては正常な反応を示すことから既知の無痛無汗症ではなく、未知の神経系疾患である可能性が示唆されています。この事に関しては現在も考察が行われています。これらのことから痛覚が存在しないが故に自らの身体の異常に気が付かないことが多く、勤務中に突然倒れたケースも少ないながら報告されています。そのため、彼女には3日に1度の定期検診が義務付けられています。彼女が面倒臭がる場合には付近の職員が無理やり連れて行ってください。
前述の特性を持つからか、彼女は独学にも関わらず人体の構造について高い精度の知識を有します。また、定期的なカウンセリングより、視認できる範囲での自らへの傷害については無頓着ですが、内面的な傷害に関しては特に神経質な面を見せることが確認されています。

……あれ?たまにやってるアレ、最近やってないみたいですけど……どうしたんですか?―██研究員
え?アレ……?……ぁー……あははぁ、さて何のことやら……?―日野

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