エージェント・黒陶の人事ファイル

名前: 黒陶由倉(コクトウ・ユクラ/Yukura Kokuto)

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蒐集院「第六〇一念術部隊"天之尾羽張"」- 部隊の紋章

セキュリティクリアランス: 準四等研儀官・妖術師 レベル2(一部の重要な案件に限り、最大でレベル4までのクリアランスが別途に与えられています)

主要な担当業務: SCiPオブジェクトに関する研究調査並びに報告書作成、接触直後の最初期段階における未収容オブジェクトの現地調査(または対話)、無力化の提案が承認された高危険度オブジェクトの終了、和平交渉が不可能と判断された要注意団体への実力行使など。

所在: サイト-81██西棟5階 第3事務室1

来歴: エージェント・黒陶はかつては蒐集院の「第六〇一念術部隊"天之尾羽張"」に所属する研儀官のひとりでした。現存している資料はその多くが信頼性に欠ける曖昧な情報しか記載されていないため、それ以前の経歴には不明な点が多く見受けられます。

彼女に関する最古の記録は、19██年、██県██市██町に出現した異常存在への対処を行っていた蒐集院が、情報収集のために接触した現地住民だったという旨の報告書です。本人の供述や身辺調査の結果を総合すると、出身は日本の近畿地方南部に位置する何処かの山村であり、前述した事件の解決後にその素質を見出され、以降は民間人ながら蒐集院に協力していたと推測するのが最も自然であると考えられています。正式に財団のエージェントとして雇用されたのは、19██年の財団と蒐集院の合併に際してのことでした。

人物: 女性、身長147.█㎝、体重39.█㎏、日本国籍。腰まで伸びる濡羽色の長髪、八重歯、真夏でも着用している黒いロングコートなどが主な外見的特徴です。本人の希望で年齢は非公開となっていますが、たびたび干支が寅年だと公言していることと、その来歴からおよそ██歳前後であると推測されています

余計な詮索は為にならないと教わらなかったかな。ここで働いてる君たちにとっちゃ周知の事実だと思ってたけどね。 - エージェント・黒陶

基本的に大雑把な性格で、つかみどころのない飄々とした言動が目立ちますが、面識のある職員からは「気さくで話しやすい」、「簡単な質問にも丁寧に答えてくれる」、「冗談好きで意外と可愛らしい一面もあるけど人間と喋ってる気がしない」、「何であんな若いの」、「たぶん吸血鬼かなにか」といった声も聞かれます。蒐集院時代の所属部署に準えてか、しばしば自らの身分を「妖術師」であると主張し、他者にもそう呼ばれることを好みますが、そのような役職は財団は疎かかつての蒐集院にすら存在しないという事実は周知されるべきです。

財団では設立以来、ヒューム値の増減による現実改変を伴わない事物・事象を操作する特殊能力や特異な技術2を、現代の主流科学で解明する試みが続けられており、エージェント・黒陶はその中での異常存在側からのアプローチにおける有識者の1人です。蒐集院に所属していた頃の経験から風土や宗教に関連する異常存在について造詣が深く、また彼女自身も一般に「[編集済み]」として知られる特異技術を習得しており、しばしばそれらを用いた実験などに参加することがあります。彼女のオフィス兼私室であるゴミ屋敷サイト-81██・第3事務室には「[編集済み]」を行使する際に用いる専用の道具が常備されています。ただし時折、サイト内の保安条項に抵触するような物品も確認されているので、そのような道具を見つけた場合は本人を同行させた上でサイト-81██管理局に届け出てください。

そのガトリングガンはいったい何に使うんですか? - ██事務員

何にって、もちろんバケモノへの攻撃だが。 - エージェント・黒陶

だいたいそれどうやって国内に持ち込んだんですか? - ██保安官

言わなきゃ…だめ? - エージェント・黒陶

尚、身体測定では生物学的、医学的に見てエージェント・黒陶の肉体には何ら異常性がないとの結果が示されており、彼女のような特異技術保有者が持つスキルそのものをSCiPオブジェクトと見做して収容の対象とするかどうかについては各所で議論が続けられています。このため、エージェント・黒陶が参加しているプロジェクトは、特異技術を持つ要注意団体へのカウンターに同等のスキルを運用するモデルケースとして、日本支部理事会の監督の下、厳重な管理体制に置かれています。エージェント・黒陶は研究目的もしくは有事の際を除き、「[編集済み]」を行使することは禁止されています。これと同様、仮に当人の意思でなくとも、正当な理由なくエージェント・黒陶に「[編集済み]」を行使するまたはクソッタレを蜂の巣にするよう依頼することは禁じられています。たとえあなたの愛する者を寝取ったアイツに復讐するためでも、エージェント・黒陶本人が依頼を快諾しても、です。

付録: エージェント・黒陶のオフィスから回収された物品のリスト3

物品:
所持:
備考:
メモ:

物品: 古典呪術「[編集済み]」を行使する際に必要な儀礼道具の一式
所持: 許可。ただし、刃物や化学薬品といった一部の危険物を除く。


物品: 古びたアザラシのぬいぐるみ
所持: 許可。 
メモ: あぁ、よかった。大切なものなんだ、没収されたらGOCにでも亡命するところだったかも。 - エージェント・黒陶
※エージェント・黒陶は確かに高危険度オブジェクトや要注意団体への実力行使を担うことが多い職員ですが、「GOCの方が向いてるんじゃね?」という指摘は厳禁です。忠誠度チェックテストでは平均点をマークしてはいますが、本気にされた場合、無数の銃火器で武装した彼女を射殺しなければならないのはあなたです。


物品: SCiPオブジェクトに関する研究報告と財団職員の勤務風景をテーマとする情報雑誌
所持: 許可。不許可。
備考: 情報共有と娯楽提供を目的として、財団の物流部門と内部保安部門が協力して編集・発刊にあたっているもの。
メモ: やぁ██君、今月のヤングSCiP読んだよ。██研究員の作品なんだけど、アレはよかったねぇ、君と██博士の濃厚な…え?没収?なんで? - エージェント・黒陶


物品: ツュンダップKS750
所持: 許可。ただし、ガトリングガンの銃座に改造されているサイドカーを除く。


物品: コルト・パイソン357、ラドムVIS wz1935、ジェリコ941、FN P90、AR-15 9mmSMG、62式7.62mm機関銃、SAIGA散弾銃、ベレッタ451 EELL、AS50対物狙撃銃、KBP VKS ヴァイクロップ、ラハティL-39対戦車銃
所持: 全て不許可。
備考: どれも砲身内部やストック部分などに「[編集済み]」に関連する図や文字が書き込まれたり彫刻されている。
メモ: 私の「[編集済み]」は我流でね、昔の仲間にも散々「意味不明」だの「外法」だの言われたもんさ。 - エージェント・黒陶
そんなことより銃刀法とかテロ等準備罪ってご存知ですか? - ██保安官


物品: 未知の金属類で作られた奇妙な装置とベルト
所持: 不許可。現在はAnomalousアイテムとして保管中だが、SafeクラスSCiPオブジェクトへの分類変更が検討されている。
メモ: いや今回ばかりは本当に何も知らないって。昨日までただのオモチャだったんだってば。 - エージェント・黒陶

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