収容スペシャリスト・小鈴谷の人事ファイル
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いつでもどうぞ-小鈴谷



名前: 小鈴谷善一郎

セキュリティクリアランスレベル: 3

所在: サイト-8141 ルーム-4011(通称:和室)

職務: 収容スペシャリスト,カバーストーリー考案,資料管理

人物: 小鈴谷は19██年1█月3█日、██府で生まれました。性別は男,身長177cm,体重61kg,A型です。

小鈴谷は自身に与えられた研究室を和風に改造しています。これは適切な許可の元、自費で行われています。服装は大体の場合において着物です。

少し無口だが温厚な性格と評判であり、畳の縁を踏まずに入室すれば日本文化に沿った丁重な御持て成しをします。何も無いのに、何か重要な真実を隠し持っているフリをする、言わば「におわせる」という行為が好きだと宣言しています。

職務内容:
・収容スペシャリスト
小鈴谷は収容スペシャリストに要求される活動の内、「収容精度の向上」に携わっています。新しく見つかったオブジェクトに対して早急に特別収容プロトコル案を組み立て、他の収容スペシャリストや会議の下で考案されたものも参考にして提案書を作成します。提案書がそのまま特別収容プロトコルとして採用されたケースも存在します。小鈴谷は既に確立している特別収容プロトコルにも暇があれば目を通し、頻繁に提案書を提出します。

・カバーストーリー考案
小鈴谷は一般人にも関わりうる事柄を秘匿する際に、違和感を抱かせないようなカバーストーリーを考案します。違和感の無い地方新聞の改竄、違和感の無い立入禁止看板の作成などの提案を主とします。ですが小鈴谷が「不用意に近づくと[ここに神々の名前]に召されるぞ」という旨のカバーストーリーを考案した際は、それは小鈴谷のギブアップを意味します。

・資料管理
小鈴谷はセキュリティクリアランスレベルに関わらず閲覧出来るような画像資料や文章資料を、自身の部屋に非電子的な方法で管理しています。常に精神的効果を持つ資料は省かれるため、「和室」の通称を以て職員の癒しの場となっています。セキュリティクリアランスレベル3以下までの資料なら自室に置くことが許可されていますが、「私の部屋に機密は要らない、客人が減る」という理由から置いていません。

職員のコメント:

本当に信頼に足りる人物なんでしょうか? -██研究員
信頼? ………………………………はい、足りますよ。 -小鈴谷

何故職員の顔写真も管理してるんですか? -██博士
何故? ………………………………いざという時のためです。 -小鈴谷

前に出してくれた茶菓子ってどこで買ったものですか? -エージェント██
どこで? ………………………………また来てくれれば出します。 -小鈴谷

その意味深なのやめて頂けないでしょうか? -一同
意味深? ………………………………悪い癖ですね。 -小鈴谷

追記:

違う発信元からの、概ね同様の内容の質問がサイト-8141に相次いでいます。疑問の解消及び同様の質問がされることの防止の意味を込め、この場に釈明がなされます。

不定期に、小鈴谷の研究室へのアクセスが(入り口が襖であるにも関わらず)不可能になる点について。また、その際に襖から観測出来る赤色の可視光について。

一見、小鈴谷の研究室への入り口は和室ですが、電子的な施錠が可能であるように設計されています。また本人の要望により、小鈴谷本人への連絡/要請は研究室全体への赤色の可視光と特定パターンの音によって行われています。恐らく、小鈴谷が部屋を出ているに届いた連絡を、他の誰かが襖越しに目撃したのでしょう。

時折、食堂のゴミ箱に破棄される、職員やSCiPの写真について。小鈴谷との関連性。

第一に、破棄された写真の大半は小鈴谷が所持していたものです。資料管理をする上で、必要になる資料が増えると同時に、必要でなくなる資料が増えるのは当然と言えます。それをあなた方が目撃することに罪はありませんが、同様に小鈴谷も資料管理の責務を全うしたまでです。

「おもてなし」を受けた一部の職員が、再度小鈴谷の研究室(ルーム-4011)を訪れる際に、その位置を鮮明に思い出せない事について。

ルーム-4011はサイト-8141の見取り図に載っています。記憶の不鮮明さの責任が小鈴谷にあるという理論は飛躍しています。

[あなたのセキュリティクリアランスレベルではこれ以上の情報は開示されません。]

追記は以上です。-サイト8141管理官
気付かない内に職員の皆様を疑心暗鬼にしていたようです。以後気を付けます。-小鈴谷

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