physicslikeは現在テクニカルスタッフです。備忘録も兼ねて、これまでの大きな仕事を纏めています。

• メタタイトル表示フレームの作成
  SCPオブジェクトのナンバーを入れるだけで、そのメタタイトルを表示してくれる埋込み型のページを作成しました。以下のインクルードでフレームごと呼び出せるようになっています。翻訳記事に関しては、SCP-KO以外についての原題表示にも対応しています。

[[include :shitake-crude-production:extension:metatitle-include
|pagename=SCP-023-DE
|original=false
|tags=scp-de
|height=1.3em
|width=50%
]]

• 新しいサンドボックスシステムの作成
  ページ単位でサンドボックスを管理するシステムの導入に向けて、そのシステムの基幹部分の構築を行っています。
• サンドボックスページ作成の半自動化
  サンドボックスのトップページのページ作成欄について、これまで手動入力だった部分を自動化しました。
• 未解明領域ページのシステムの移植
  Wikidot Pollという、テンプレートページを利用した特殊なページ編集システムを解析し、移植しました。本ウィキへの導入は現在ルール整備中です。
• ページ変更ギミックの単一ページ化システムの開発
  既に幾つかの記事で使用されている、評価を共通させたままマルチページ化するシステムを単一ページで動作できるように改良しました。難解wikidot構文に作り方を掲載しています。
• 複数タグ検索システムの作成・運用
  厳密にはスタッフになる前からの仕事ですが、スタッフになった切っ掛けでもあるため掲載。ListPagesモジュールの仕様をフルに活用し、メタタイトル表示まで出来るアルゴリズムを構築しました。

基本アバターの南方博士を含めて、ある程度自分がサイトで行いたいと思っている活動を表しています。キャラクター自体については、設定が面倒なので容姿など細かい描写をしていませんが、世界の数だけ人物像があるということにしておいてください。

• 南方博士
  スタンス: なるべくディスカッションに参加したい、という自分のスタンスを表しています。無論こんなガツガツという訳ではありませんが、常識的な範囲で積極的な発言を行えたらと思います。
  キャラクター: 基本的にムカつくキャラクターとして設定しているため、あなたのムカつく上司を重ねあわせてTaleなどでじゃんじゃん殺してあげてください。ただ、他と違って残機は非常に少ないので利用は計画的に。
  名前の由来: 名前は科学者の名前を寄せ集めています。
• 黒田研究員
  スタンス: フォーラムの下書きと批評などで、実験の添削については積極的に協力できそうだな、と思っているのでそのスタンスを示すキャラです。
  キャラクター: 記憶障害というキャラ付けは、記事の都合で決まりました。
  名前の由来: こちらも科学者の名前です。
• エージェント・宮成
  スタンス: 神話とか歴史系の話も好きで、色々書いてみたい、ということが一つ。それから写真については、自分の実際の趣味なので多くの神社仏閣などの写真を撮っています。こんなのがほしい、と言うリクエストが有れば対応できるかもしれません。とりあえず暫くは中枢資料室に上げていこうと思います。
  キャラクター: Taleはある世界での場合、というつもりなので、どのように使っていただいても構いません。
  名前の由来: 一応元ネタがあります。

• SCP-965-JP "うつつ見の鏡" "残された鏡像"
  鏡の世界に入れるオブジェクトです。財団に入る前から原型を考えていたネタで、最初は左右反転した鏡というコンセプトを元に色々なパターンを考えていました。中に入るパターンは探査ログとかありきたりなものしか出来そうになかったのであまり候補ではなかったのですが、下書きを書き始めた頃に現在の異常性を思いついて採用しました。異常性による影響については、色々と思考実験することで話を膨らませています。
  
• SCP-1905-JP "神はサイコロを．．．"
  相対性理論と量子論の衝突(物理)がテーマです。最初はただの不確定性原理が存在しない空間だったのに、GPSを活躍させるという話を発端に気づいたらこんなことに。どうしてこうなった。
  SCP-2123やSCP-2460のようなオブジェクトを目指しました。特に後者は、結構寄りすぎてしまったかもしれません。
  最後の一文はA Word From The Dominator - “統治者”の言葉 より引用させていただきました。オブジェクトに追いつめられた場合、この世界はわるいざいだんに至る可能性があるという事を表現しています。
• SCP-1859-JP "八咫の番"
  写真を元に構想。八咫烏なので太陽黒点と絡め、番だから黒点のペア。そしたら太陽フレア発生マシーンになってしまった。なるべくシンプルな記事を目指したのですが、その分脚注が凄まじいことに。太陽黒点は実際に磁力線が外部に飛び出している部分なので、それが動き回ったりでもしたら本当にフレアが起こります。
  写真は旅行先で撮影したもので、二見輿玉神社にある夫婦岩の上の小さな鳥居に停まった2羽のカラスです。本当に番なのかは不明ですが、その次の日に行った熊野那智大社(八咫烏がシンボルです)に伝わる那智参詣曼荼羅には番のカラスが描かれており、何かの縁を感じた写真です。
• SCP-561-JP "燐光の三角標"
  朽ちた銀河鉄道の夢の跡がコンセプト。
  こちらも写真の"朽ちたSL"を元に、物語を付け加える形で作っていきました。SLということから銀河鉄道の夜をイメージ(D51でなく実際は軽便鉄道ですが)し、オブジェクトがどのように無力化したのかを想像しました。ビジュアルイメージや各単語を銀河鉄道の夜から多く引用していますが、ストーリーは全く別物です(原作はここまで救いようのない話ではないですよ！青空文庫で読めるので、未読の方は是非読んでみて下さい)。
  写真は旅行先で撮影したもので、多賀大社のすぐ近くにある多賀SLパークというテーマパークの跡地に放棄されているD51です。
• SCP-1690-JP **犭貪(とん)あるいはウロボロス
  昔の偉い人が例え話に使った怪物+でか過ぎて収容不可能系SCPとして、SCP-169を意識して書いてみました。
  ディスカッションにも書いている通り、どれほど足掻こうと一切の全ての逃げ道は塞がれており、ただ恐怖から逃げる術を求め続けることしか出来ないという状況に財団を追い込んでいます。つまり、理解してしまったらアウトな宇宙的恐怖です。太陽が燃え尽きる運命や、宇宙が熱的死に至るシナリオを知ったときに感じるアレです。
  なるべくリアリティを出すため、現実に観測されているグレートウォールや、宇宙のトポロジーモデルを使って作っています。
  2016年のノーベル物理学賞がトポロジー関係だった記念。
• SCP-1244-JP **異端の篝火
  本格的なサーキック記事を書いてみたかったので、長さと歴史的な重厚さを意識した構成を目指しました。本家のヒスコンの時期と被ったのは偶然です。
  ヤルダバオート繋がりでカタリ派を題材とし、ケルトと関わり深く聖遺物伝説が残るモンセギュールを舞台にして、キリスト教の負の歴史とサーキック世界の歴史を一本の糸で紡いでみました。
  最後はネオ・サーキックの夜明けみたいな感じにしていますが、別にこのバルトロメ氏がこの後大成して秘密教団を作っていく、というわけでもなく、ボゴミル派などの当時のリベラルな空気の中、サーキック・カルトの中でも旧来とは異なるやり方を目指そうとした人が多く出てきていた事を表す意図で書いています。
  あと余談ですが、カタリ派内でメカニトが潜伏していたという設定にしていますが、マクスウェリズムはこの時の思想を受け継いだ一派だというヘッドカノンがあります。肉体を捨てて精神のみの世界に行くって、まさに現代的に解釈すればマクスウェリズムの思想そのものだと思いません？
• コトダマTale "独裁者の資格"
  コトダマ全部を使用し、かつストーリーとして成り立つことを優先して作成。結果自作SCPを絡めたわるいざいだんTaleに。

physicslikeが財団でやりたいこと一覧

とりあえず最初はあらゆる種類の記事を書いてみたい。

• Safeクラスの報告書を書く
  達成> SCP-965-JP
  
• Euclidクラスの報告書を書く
  達成> SCP-1244-JP
  
• Keterクラスの報告書を書く
  達成> SCP-1905-JP
  
• Thaumielクラスの報告書を書く
  達成> SCP-639-JP
  
• Neutralizedされた報告書を書く
  達成> SCP-561-JP
  
• Unclassedの報告書を書く
• JP-EXの報告書を書く
• SCP-001-JPの提言を書く
• JP-Jの記事を書く
• オリジナルのGOIを作る
• Taleを書く
  達成> 独裁者の資格
  
• カノンを作る
• エッセイを書く
• 著者ページを作る

hal-aki氏のサンドボックスのリストを元に、タグやページ数、評価で決まるものについて自動化しています。
タグが基準のものは、科学系のものに関して少しタグの条件を追加しています。

参加表明

physicslikeはサイトに参加しました！

はじめましての挨拶

フォーラムに書き込みました！

秘密の実験室

サンドボックスに自分のページを作成しました！

三人寄れば

フォーラムで下書きを公開しました！

自分が好きな記事について、オブジェクト自体やそれに出てくる物理学用語などを解説します。リクエストも受け付けます。

SCP-2123”紙一重の宇宙”
このオブジェクトは、宇宙全域の物質を2週間おきに反物質に置き換えてしまうというものです。反物質と聞くと対消滅など恐ろしいイメージを抱くかもしれませんが、実は対になる物質がなければ通常の物質と物理的にはほぼ同一の存在です。なので、宇宙を構成するあらゆる反元素はそれまでの元素と同様に振る舞い、それによって構成される全ての存在も一瞬で置換されさえすれば核爆発などが起こることはありません。ではなぜこのオブジェクトが恐ろしいものなのかというと、現在のこの宇宙が物質のみで構成されている事に起因します。

開闢の瞬間、宇宙は高エネルギーの塊であり、そこに物質は存在していませんでした。それがやがて冷えていくと、対生成という対消滅と逆のプロセスによってエネルギー(ガンマ線)から物質と反物質のペアが誕生します。普通に考えれば、この対生成によって発生した粒子と反粒子の量は同じであり、対消滅を繰り返すことでまたエネルギーに戻ってしまいます。しかしこの宇宙は御存知の通り物質でできており、反物質というのは物質に対して少しだけ不安定なのです。これをCP対称性の破れと言い、100億個に一個の割合で反粒子は自然崩壊します。SCP-2123での最後の描写は、この崩壊が加速期の周辺で偏って起きていることを示しているのではないかと考えられます。更にその範囲は拡大しているようなので、もしこれが広範囲に広がれば文字通り地球が"崩壊"してしまうかもしれません。

SCP-2460"暗黒衛星"
暗黒物質というのは、この宇宙に存在している観測可能な物質が4%であるのに対して、それ以外の重力を生み出している96%の観測不可能な質量を指す言葉です。太陽系が存在する天の川銀河も、その渦巻き構造を維持するためには多くの暗黒物質が存在していると考えられています。このオブジェクトは、そんな暗黒物質の可能性の一つと言えるでしょう。

SCP-2700"テレフォース"
SCP-2700-オメガという空間異常を閉じ込めた時限爆弾ですが、この空間異常はエントロピーが通常の反対の遷移をするというものです。エントロピーというのは量であり、平たく言えば物体の乱雑さの度合いです。水槽に仕切りをした状態で熱水と冷水をそれぞれの領域に入れ、その状態で仕切を外せば熱水の熱は冷水の方へと拡散して、やがて水槽全体が均一の温度に落ち着きます。この仕切を外した直後の状態がエントロピーが小さく、熱が移動する過程をエントロピーが増大したといいます。このようにエントロピーの増大というのは、エネルギーの高いものがやがて拡散していくという感覚的にも分かりやすい現象で、熱力学の第二法則になっています。

SCP-2700-オメガはこのエントロピーの逆遷移を起こす空間なので、反応が再開した場合周囲のエネルギーがただ一点に集まることになります。途中でブラックホールが形成されますが、反応が連鎖的に続くとなるとこのブラックホールは宇宙の全ての物質を飲み込んでしまいます。これによって何が起こるかは予想できませんが、宇宙の膨張を止められるかは微妙なので、宇宙にただひとつの巨大ブラックホールが残るだけかもしれません。いわゆる熱的死と呼ばれる宇宙の完全な熱平衡状態とは真逆で、恐らくホーキング輻射というブラックホール消滅プロセスも発生しないでしょう。
あとニコラ・テスラはロマン。