Brökkën Güd
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「違う、違うぞ、私から見て左側と言ったのだ愚か者、御頭が逆向きではないか。お前なんぞを頼ったのが間違いだった。」

壊れた神の教会の信者たちの長きに及ぶ待望は終わりを迎えた。骨身を惜しまぬ捜索を何百年も重ねた末に、彼らは神の欠片を全て収集し、残る仕事は神を構成することだけとなった。干からびた羊皮紙を大勢が囲み、太古の指示が世代を超えて伝授され、彼らは作業に取り掛かった。

「オーケイ、例の小さくて短いネジが1本足りないぞ — いや、それじゃない、形が違うだろう? 私たちはプラスネジが要るんだ。違う、長いやつじゃない。いや、それも — それはそもそも何だ?」

最終工程に取り掛かってから約一週間後、かの壊れたる者Mekhaneの心臓はついに発見され、あるべき場所へと戻された。にも拘らず、集結した教会の信徒たちはまだ片脚のネジ止めしか完了していなかった。その脚は全く正常には見えなかった。

「なぁ、マニュアルに従ったのになんで足指が6本あるんだ?」

壊れた神の全ての欠片は、古の魔術と宇宙的恐怖に満ちている暗く隠された場所へ一つ一つ運び込まれ、かの者の構築と昇天の時を待ち構えていた。

「いや、駄目だ、これは絶対に正しいネジじゃない — Klööpe、それだよ — 穴が十分な大きさじゃないんだ。ドリル取ってくれ。」
「あっ。」
「…神様はこんな部品どっちも必要無いよね?」

そこに集った男女その他諸々の信者たちは、神の御神体の欠片を探すのに人生の全てを費やしてきた。これこそ正に生涯の夢の極致であり、勝利は今や手も届くほどに近かった。しかし、至高の存在を六角棒レンチとドライバーだけで組み立てるのがどれほど困難か、誰もはっきりとは分かっていなかった。

「おお崇高なる大祭司よ、一体あなたは何処でこの説明書を入手なさったのですか?」
「箱に入って来たのだ、馬鹿者。近頃は何でも平箱包装で届くからな。」
「おお…」

辛く、苦しい作業だった。犠牲に血と油と汗が混ざり合い、究極生命体、宇宙で最も強大な存在の再構築という唯一つの目的に残らず注ぎ込まれていた。

「失くした? きっと何処かその辺りにあるはずだ、箱の中は改めて確認したか? した? 机の裏はどうだ、この前は確かそこに — 無い? '交換部品が届くまでには最大で5週間かかる場合があります'とはどういう意味だ? 何と恥ずべき事か。」

昼も夜も、休むことなく、壊れた神の崇拝者たちは労苦を重ね、創造神の欠片をゆっくりと継ぎ合わせている…

「やってられるかよ、俺サーキシズムに宗旨替えするわ。」

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