壊された虚構ハブ
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「私が言えるのは、『その時には正しいことだった』ということだけだ。今となっては、正しいことをしたとは言えないかも知れないがね。そして、これから先、同じことをしても正しいとは認められないだろう。だが、その時は正しかった、違うかね? 正しいことをしたんだ」

「あなたはこうおっしゃりたいのですか、ミスター・クレ――」

「ミスターはやめてくれ。ドクター、博士だ」

「失礼しました、ドクター。改めてお聞きします。あなたはこうおっしゃりたいのですか、クレフ博士。『あの人々は死ぬべくして死んだ』と?」

「そうは言ってないよ、オプラ。この装置の扱い方を理解するのに、あの時、他の選択肢はなかったと言っているんだ。あの時に得た知見によって、我々はあのオブジェクトの隠ぺいが可能になり、失った人々よりも多くの人々を生かすことができたんだ」

「多数の利益のために、ですか? クレフ博士」

「多数の利益のために、だ。オプラ」

「そして、今度は秘密のヴェールをめくり上げたのですか?」

「我々は一味違ったやり方をする。そして、まだすべきこともある。研究をしなければならない」

「しかし、なぜそんなことを? 博士」

「朝鮮だ」



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