カノンハブ-CN

カノン


カノンは存在しないなんて考えは時々だけれどもちょいとバカっぽい考え方になる。俺たちが何も持ち合わせていないなんて事はない。俺たちには、触れ合わせたり、混ぜ合わせたり、ちょい足ししたりできる物がいっぱいある。何を信じ、何を受け入れてこの世界の中心に据えるかはあんた(そして読者)次第。それは作者がそういった意図や筋書きを盛り込めてないって意味じゃないけど、協力するってことは革新の王道なんだ。

下に集められている物は、SCP財団の世界に関する認められ共有されたカノンのリンク集だ。この中のカノンのひとつに従って何か書くつもりなら、あんたはそのカノンにある他の資料を読んで、それぞれ繋がっているって事を思い出しとくようにすべきだ。もしも自分のカノンを作る事に興味があるんなら、このページの一番下にある情報を読むんだな。



異常の消失は果たして、人類が再び秩序と新しき黎明を得ることなのか、それとも、物語がフィナーレ/終わりの落日へ向かうことなのか?


信仰するものが眼前で消え、還らぬ灰燼と化した時。君の頭には何が響き渡るだろうか?
絶望の鐘の叫喚か?はたまた、希望の鳥の産声だろうか?
君は見聞した。生有れば必ず死が有り、死有れば必ず生が有ると。神はとうに死んでいる。神は既に、一度死んでいるのだ。故に、我等の信仰が変節することはない。引き裂かれし御神体を、我等はパズルの如く紡ぎ合わせ、一つに纏め上げるつもりだ。
我等は「二度目」を意に介さない。

——“彼らは死んだ、間違いなく”,Airalin_Knowledge著

たとえ我らが何処にいようと、どの道を選ぼうと、我らの目的はただ一つ、一切の苦痛を終わらせることだけだ。


我不能让愤怒和憎恨迷住我的双眼,
因为每个事物都有他们自己存在的方式和权利。
我们要做的,不是毁灭,而应该是引导、改变、让大家更好的相处,
毁灭只会重复痛苦,而改变才能终结痛苦。

——“荆棘之路”,Izsac著

「豊穣公社」とはこの国唯一の政権与党です。与党の社長と、無数の偉大な社員たちは、血と汗が滲む奮闘を積み重ねて、この国家を築き上げました。あらゆる国民は公社とその4人の社長に対し、畏敬と熱愛の念を抱いており、公社の敵や国家転覆を企む者に対して、果敢に立ち向かいます。全ては公社のために、国家に生涯の心血を捧げるのです。


公社的绝大多数人民热爱公社,忠于公社,这是众所周知的事实。但是,公社之外的分裂势力屡次潜入和渗透公社人民,甚至是公社本身之中,暗中鼓动公社人民怀疑,反抗公社,并犯下逾越罪行。这些潜伏的敌人必须一一拔除,决不留情……

——“只需一夜”,heartlessed著

この世にある遺失物は、忘れ去られたことにより、その存在を確立しています。そして、あらゆる現実は、まだ忘却されていないだけに過ぎません。1秒後には、幻想に変わっているかもしれないのです。
——05-O、この”O”は”Oblivion忘却”の意。


他将记住无数纷乱的光影。诗篇、文字将深深地烙印在他脑中。一旦他将要想起那个丑恶而恐怖的真相,这些假造的记忆就会一拥而上,掩盖住那段真实的回忆。

——“溢”,Ravenfield著

財団は2つの存在に分裂した。我々は依然として、自身の財団をよく理解しているが、もう一方の財団に対しては、果たしてどうだろうか?2つの財団は鏡映しの関係にある。それは血の繋がった兄弟のような関係なのか、それとも、壮烈に対消滅を繰り返す、物質/反物質のような関係なのだろうか?


“不管之前他们与我们的关系如何,从他们遭到灭绝性的灾难的那一刻起,都无所谓了。他们知道,从今以后,我们是他们唯一可信的亲人了。”

——“长梦”,dearMrD著

混沌、不条理、不可解。深淵の造りし物はそれらを世間に蔓延らせ、我々が真理と尊ぶ有りと有らゆる法則を破壊する。故に神は我々を目覚めさせ、この地に集わせたのだ。


現世の眠り人に
揺り籠の安寧を
我が神の栄光に
永世に深淵を窺ひ見む

——“刷新”,megasowrd著

新たな時代、新たな視点、新たな機会、新たな挑戦。


人类既然已经迈向最后的边疆,对何为异常我们也需要有全新的认识了。

——“人类,收容失效”,QBLevi著

各クラスの財団職員……特に、管理者クラスの職員は、アノマリーに関する会議の開催や、サイト外での収容任務を名目に、公費で旅行することが禁じられています。……フィールドワークを行う際は、職務上の必要に応じて、サイト管理官の承認を経た上で、計画に沿った旅行を執り行うことができます。


“你没有通知日本分部的负责人吗?”
“我认为基金会还需要那个分部存在哎,况且要写的善后报告太麻烦了。”

——“公款旅游:Karldark的奇妙冒险”,Freedom Koo著

これはただの対決ではないし、敵対組織への抵抗でもない。これは内戦である。次の瞬間、君の目に飛び込んでくるのは、かつての親友かもしれないのだ。


世界将刮起一场巨大的风暴,恋人在狂沙中失散,孩童在雨中哭喊。无论两只手彼此相握得多紧,最后都会被狠狠扯开。

你挣扎,你落泪,通通是无用功。每一寸空间都成为风暴眼,看似晴空万里,却无法逃离。

——“超基金会收容失效事件”,koi_Vicky Stan著

これはいくつかの異常組織と、硝煙が立ち込める土地、そして、神の復元に燃える伝道師達と、1軒の医院にまつわる物語だ。


国軍第十八集団軍の第十一師団長・胡璉は、突撃してくる妖魔の群れを目にした。元より彼は、死を覚悟していたものの、駆けつけた援軍によって、一筋の生きるチャンスがもたらされた。

彼は身を翻して、兵士に呼びかける。「人生百年、死ぬのは一度きっかりだ。良い死に場所を見つけられて、たいへん嬉しく思うよ。この石牌での一戦に、天下の半分が懸かっている。諸君──」彼の視線は、援軍に同行する牧師の顔辺りで、数秒ばかり静止した。「死力を尽くすのだ!」

——“歯車”,xuyiheng著

人を惹きつける喜劇があった。人を嘆かせる悲劇があった。しかし世界は相変わらず世界のままで。主はただそこに、ありとあらゆるものを見守る。


“毕竟,我从这个国家,这个组织千百年历史中所学到最清晰的一点,那就是忠诚正直者总是被清算处决,老奸巨猾者总是得以幸存上位。”

——“湍流—十二”,Agt_LEAZOV著

人類は、あまりにも長い間互いから離れていた。言語、手紙、印刷――コミュニケーションという道で、我々はいつものろのろと這いずってきた…ネットワークが現れるまでは。一秒間に光ファイバーを流れるデータの奔流は、すでに過去の5000年間に書面で記載された情報量の総和を超えている。ネットワークは在りと有らゆるモノを俯瞰し、マトリックスは生きとし行けるものを連繋する。


ここが別世界であることに疑いはない。夢であろうと無かろうと、彼は辿り着いたのだ。

——“極楽浄土”,Infas12著

「並行宇宙」とはチャンスであり、チャレンジであり、リスクでもある。しかしそれ以前に、並行宇宙は無限の可能性そのものだ。


ここから、新しき未来へと邁進する。

——“世界の裏切り者”,Gazer Para著


1つの都市、2つの次元、3つの様相——「魔法」世界と「奇術」世界、両者が織り成す物語。


“我知道在你們的眼中,我們的技術猶如魔法。但你們的科技,在我等眼中,也不就是如同魔法一般神秘莫測嗎?”

——“真正的遺產”,MScarlet著


戦火の激しい遠方では、運命を容易く思い描くことはできない。武器を纏う。果たしてそれは、より強くなるためなのか。それとも、満たしようのない索漠のためか。


武装部隊においては、手足の切断や死体は珍しくない。とりわけ、超常武器による被害者はさらにありふれたものだ──それらに比べれば、身体を蜂の巣にされた死体が、信じられないほど幸運に見えることすらある。

——“特殊価値”,NicolasL著


それじゃあ、君のイメージを見せてもらおう。暗澹で熱狂的な未来のイメージを。


擎着火与剑,新贵们蒙了白布就会过来。街道或露台上,听罢号角的新贵们,只消片刻便能点燃我们。

——“丑河子”,Heavyblues著


超常犯罪率は高止まりを続け、財団は動乱の最中にある。それでも、己の初心や最後の一線について、堅く守り続ける者たちがいた。


陈域看着海边的夕阳,鹭江闪烁着金色的余波,如鱼鳞般闪耀动人。几只海鸥划开平静的江面,在轮船的汽笛声中忽地拉升盘旋。

——“五更:荒凉”,CTorJSChen著


SCP-2000は故障を繰り返すようになった。世界の再起動という、機械仕掛けの神通力も、今や地に堕ちてしまっている。新たに生まれた万物も、どこかに必ず欠けを持っていた。……"代替わり"の再建は難航している。ある者は振り切れて破滅し、ある者は苦痛にもがき、またある者はこう問いを投げかけた。「どうしてまだ、こんなことを続けなくちゃいけないのか。我々は果たして、分かってやっているのだろうか?」


SCP-2000は一つのアノマリーだ。一つの、アポトーシス自殺の最中にあるアノマリーだ。

——転写不全 ハブ,Agent Phage著


ヴェールに乏しい。あらゆる異常技術に乏しい。崇め頼る神々に乏しい。誇れる富に、影響力に乏しい。アノマリーに無頓着なこの世界で、生まれつき欠陥まみれの財団は、未知を究める勇気を、未だかつて欠かせたことがなかった。


人類は今、太陽の下に立っています。我々はこれからも、自分の身を守ること、そして、畏敬の念を持つことを学んでいかなければなりません。

——歓迎 - 境界の画定者になって,initializerCOX著


カオス・インサージェンシーとの大戦によって、財団と他の異常対応組織は壊滅した。人類文明は深刻なダメージを受け、多くの土地が荒野と成り果てた。それでもなお、生き残り達の生活は続いている。


樹が倒れた今、ややこしい分類法はもう不要だ。まだ地上を闊歩していようが、暗闇に押しやられる運命にあろうが、それらはすべて、まともじゃない/おかしい何かに過ぎない。

——“君は問う”,Rye Travis著


「ここではですね、財団バースにおけるミームの拡がりを検討し──」

「君の説明は間違っていない。でも、『MEME主義』とは​Ninth BBがやり出した、財団CN支部の真新しいカノンだ。このカノンは"SCP"という名のファンタジー世界を舞台にしている。ここでは、選り抜いたオブジェクトやTaleに対し、著者から"MEME"……ネットミーム弄りの力が授けられる。君は"SCP財団"なるオカルト組織になりきり、インターネットのカオスから、個性の溢れる、ユニークな能力を持つアノマリー達を救うことになる。彼らとともにミーム汚染をやっつけ、"財団はしょーもないネタで遊ばない"というオキテを取り戻すのだ。──並行して、君は"PKクラス: 世界終焉シナリオ"の真相を一歩一歩、解き明かすことになるだろう。​」


サイバーパンク風味の現実は、アイデアをおびただしい数のmemeに変換し、あらゆる創作物を乱雑な電子信号にまで引き裂いた。

——“SCP-CN-1169”,Ninth BB著




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