Dr. Julius L██████の個人日誌
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日誌 項目573-1:

財団での研究を行なっていて気づいたが、公式の記録には個人的な観察について残されることが滅多にない。そこで、私はこの日誌に自分自身の考えを後で読めるように残しておこうと思う。
SCP-573はフルートで、動物や子供のを精神を落ち着かせ、トランス状態に導く力を持っている。トランス状態になった者は、演奏者の要求をどんなものでも受け入れる。これまでの動物実験では、被験者に対する悪影響は見られなかった。そこで、上級職員から子供に対する実験を行う許可が出た。

私はこれから、全員8歳で男女3人ずつ、計6人の子供を被験者として実験を行うつもりである。男女の内1人ずつには肉体的課題を与え、もう1人ずつには精神的課題を与え、最後の1人ずつには外部から刺激を与えずに、トランス状態に置いて比較対照実験を行なってみるつもりである。

現在の被験者:
Cindy, 女子, 肉体的課題
Tom, 男子, 肉体的課題
Mariah, 女子, 精神的課題
Stewart, 男子, 精神的課題
Relanna, 女子, なし
Sam, 男子, なし

日誌 項目573-2:

被験者となる子どもたちと会った。順調だ。子どもたちは天使にも悪魔にもなる。SCP-573の力によって子どもたちを管理することが簡単に出来ると思われてしまったのか実験には補佐がつかず、名目上子どもたちの世話をしている者たちも他の用事で離れてしまった。想定外の状況となったため、個室に分けて行うつもりだった当初の予定を変更し、子どもたちをひとまとめにして実験を行った。

子どもたちは当初非常に落ち着きがなく乱暴だったが、どうにか椅子に座らせて、10分間SCP-573を演奏した。まず最初に目に止まったのは、演奏を始めるとすぐに子どもたちは落ち着き、体の力が抜けてリラックスしたことだ。私がTomとCindyに基本的な身体動作を行うよう指示すると、彼らは簡単にこなしてみせた。その後StewartとMariahに簡単な算数と暗唱を指示すると、こちらも難なくこなした。この実験は楽に終わりそうだ。

日誌 項目573-5:

実験は順調に進んでいる。今日は、肉体的課題を与えた子どもたちに体操服を着させ、宙返りをさせた。注意深い観察によると、SCP-573の影響下において、子どもたちの外見的な性的魅力は飛躍的に高まることが明らかになった。

日誌 項目573-7:

今日は自分を抑えられなかった。子どもたちを見ていると、うっとりする。トランス状態にある間のことを何も覚えていないんだと思うと、衝動がこみ上げてくる。私をじらして、じらして、焚きつけて、押し付けて、やまないのだ。私は、私は教えてあげなくちゃいけなかった。私がどれだけ喜びを与えられたか。こんなにもかわいい小さな体、こんなにも愛しい子供。

日誌 項目573-9:

クソガキどもめ。奴ら覚えていないふりをしていやがったんだな、分かってんだぞ!部屋に入ると、ヤツら何か話してやがった。Cindyが指を2インチほど離してみせて面白がっていた。Tomが自分のはそれよりデカいと言っているのが聞こえた。だがヤツらは報いを受けた。当然の報いを。もう天使のフリなんかさせんぞ。何が起こったかわかってないふりをしていたようだが、それはウソだった。私をバカにしたことを謝罪させてもいいが、それだけで収まるものか。

日誌 項目573-13:

私がヤツらに何をしようと、相変わらず私をからかい、陰口をやめない。この汚臭漂う醜いケダモノどもは私をなめているのか?私のような優れた科学者を出しぬいて、陰口など叩けるとでも?クソガキどもめ、自分の立場がわかっているのか?もっとお仕置きして貰いたいのか?火傷も切り傷もやめだ、無礼の対価はもっと高く付くぞ!

注釈: ████年██月██日、サイト63の養護者Dolores Traiから警備へ通報がありました。警備員が301号室に到着すると、Dr. L██████が被験者の子供の死体に囲まれて返り血を浴びてはしゃいでいる姿が発見されました。その際、Dr. L██████は笑いながらクソガキ共に目に物見せてやったぞ、と言っていたと報告されています。このような不安定性は、以前にはDr. L██████によって記録されておらず、我々はこのような感情がSCP-573からもたらされたと強く推定せざるをえません。現在のところ、これ以上のSCP-573の人体実験を禁じます。 ―O5-6

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