評価ログ781
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評価メモ781-01:心理分析の結果、対象は自身の日常の出来事についてかなりの健忘を発症しており、こと自身の死に繋がる出来事に関してはさらに強く忘却していることが示されました。この記憶力低下はおそらく、頻繁に苦痛を伴う死への対処メカニズムとして生まれたものです。精神的安定を与えるのため、夜間セキュリティ職員は彼の生み出す実体から彼を守るよう命じられています。治療および夜間の防衛により、SCP-781の夢が敵対的でなくなることを期待しています。 - グラス博士

評価メモ781-02:SCP-781の感情および心理状態は改善傾向にあります。最近は朗らかになり、職員との交流を望んだり自身の気持ちを進んで口にしたりするようになりました。さらに財団の行う防衛について感謝を述べています。しかしながら実体は変わらず攻撃的であり、健忘の治療に対しても成果が得られていません。 - グラス博士

評価メモ781-03:これまでSCP-781の出身地を聞き出す試みは失敗していましたが、彼は「夢のくる場所から」来たと信じていることを本日明かしました。対象はまた自分が「夢の世界」ではなく今ここにいることには特別な理由があると信じており、それは実体による攻撃とも関係していると考えています。 - グラス博士

評価メモ781-04:SCP-781の有効活用についての研究を命じ、現在進行中である。SCP-781を再利用可能なヒト臓器提供源として用いることが不可能であるのは判明している。SCP-781のすべてのパーツは、保管しようとも移植しようとも、死亡後12時間で消失してしまうためだ。更なる研究が必要である。 - ██████博士

評価メモ781-05:すべての試験において、SCP-781はその死亡状況によらず完全に健康な状態で蘇生した。一般的な毒物を摂取させたところSCP-781は通常通り死亡したが、常に完全な状態で再出現した。SCP-781を再利用可能なDクラス職員として使用する私の提言は保留されているが、O5-██は信頼が置けず潜在的に不死である対象が機密情報に触れる可能性について懸念を示している。遺伝子レベルまで同一な被験者が、自身の経験した内容を述べることができる。これは将来的に致死的SCPが現れた場合に貴重な試料となるであろう。 - ██████博士

評価メモ781-06:██████博士とのインタビューにおいて、対象の終了を余儀なくされました。インタビューにおいて、██████博士はSCP-781から複数回現れた実体について聞き出そうとしていました。対象は当初いつものように何も覚えていないとだけ答えていましたが、██████博士が対象から聞き出そうと詰め寄るにつれてSCP-781は敵意を示し出し、最終的には██████博士に対して行いたい精神的・肉体的拷問の内容をサディスティックに語るようになりました。██████博士がさらに強く問い詰めたところSCP-781はペンで██████博士の喉を突き刺し、即座にセキュリティエージェントによって終了されました。SCP-781がこのように怒りや敵意を爆発させたのは初めてのことであり、SCP-781の悪夢について尋ねることは引けあるべきであると思われます。 - グラス博士

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