永夜ハブ
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今際の際、彼女は黒石の玉座に倒れかかった。純白の炎が、彼女の命をゆっくりともぎ取っていく。彼女は地獄に溢れる人の群れをしげしげと眺めた。その目は朧気に澄み渡り、その面持ちをごまかしているようにも見える。だが結局、彼女はいかなる答えも得ることはなかった。

《ある暴君の誕生: トワイシューレの愛と死》
──背教者オスター・クラモント


遙か彼方に位置するローマン大陸は、南のグローリアGloria北のトワイシューレTwithuleの2つに大別される。両地区における政治の中枢は、それぞれヒデッサと永夜殿に存在する。南部は神に祝福されし乳蜜の流れ込む地で、経済活動が高度に発達し、市民はこれを光輝神の偉績として奉った。北部はアローザ海によって隔てられた2つの半島によって構成され、片方は千里まで凍結する氷に閉ざされし荒原、もう片方は人を寄せ付けぬ不毛な大地であり、住民は自然の成り行きに身を任せ、夜魔王に原始的な崇拝を抱いていた。

宗教と魔法が対峙する中、絶望と狂気がやがて降臨する。闇の中に救いの望みは無し。して、その結末は……

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- 関連オブジェクト -


フリーダム・クーの提言II 永夜

- 我爱这个世界。我恨自己。

SCP-CN-099 献花する者

- 我等即ち祭花の信徒,我等即ち肉喰む凶獣,我等即ち亡者の御遺志,我等即ち冥府の密使。

SCP-CN-005 致吾愛

- 致我最真切、且终将逝去的爱人。

SCP-CN-169 トネリコの囚人

- 罗林的土地下尚有数万的灵魂因戮神遭受诅咒,他们用她的剑将她钉死在王座之上,拔去她的羽毛,剜下她的左眼,她的血流经放逐之地,便化作了红海。

SCP-CN-505 烏雀の眼

- 谬误知晓一切,让无从交集的众生相遇,让来自异界的落魄者不得安宁。

SCP-CN-799 彼女の国

- 她的愤怒以黑色闻名,当她展翅之际我们将会知晓,恶行已然降临,太阳被她遮蔽天日的羽翼染黑,我们将在她的歌声中迎接裁决之日的到来。

SCP-CN-798 死告の天使

- 神令祂的眼目俯瞰大地,使他的力统领人间,又将祂的灵归于混沌,于是祂便成了世界的法则。然而这世界并非死物,也有其自身的意志。

SCP-CN-797 聖徒

- 小桑德拉奔向暴雪笼罩的特怀修勒,作为历史最终的见证,这孩童之目中到底映出了谁的身影?

SCP-CN-990 不昼城

- 为了拯救日趋破碎的世界,她选择了自己的死亡。于是她的圣城从天空坠落,将光明永恒地从大地的一角夺走了。

SCP-CN-298 砂の民

- 光与暗的交隙,无名之神的信徒称颂着主的伟业。

SCP-CN-407 アイラス

- 恶神思念着她那加冕为王的姊妹。她的双翼伤痕累累,她的面容血肉模糊。她的血流淌下来,将她的梦都染红了。

SCP-CN-796 黒狼

- 黑狼吞噬着黎明的光线,向这冰冷的世界献上残酷的礼赞。

SCP-CN-380 ミスター・永夜

- 哦,我亲爱的朋友!看在梅尔斯的份儿上,请你听我一言:很久很久之前,一只山羊和狐狸……

SCP-CN-820 エデンを再び

- 那美好的仗我已经打完了,应行的路我已经行尽了,当守的道我守住了。从此以后,自有公义的冠冕为你留存。


- 関連事件 -


安息

- 携汝远行,为吾哀敬,生而高贵,死得颂葬。

その目をそらして

- 对她来说,人类不过是渺小的生灵,倒也能做出些不错的事来。

黎明前夜

- 这里是特怀修勒,是北境之北,永夜之城!听着,别回来,别爱任何人,别爱你的神,也别爱我——这会要了你的命的。

ヒデッサの陰影

- 在诗安·萨尔路易的梦境中,那场大火连绵不绝,将过往十二年的岁月焚烧殆尽。

戮神

- 活着太孤独了,你就先我一步解脱罢——而我将永远孤独。

砂箱内の物語

- 这么难写,下次宁写图书馆也不写永夜了,你想。


- 関連アートワーク -


フリーダムのアートワーク - 永夜シリーズ

ローレンスのアートワーク


- 関連人物 -


ウォー・オリヴィア・スティージアンWar Olivia Stagian(POI-1212“夜魔王”)

olgas.png

性別:
身長:1.55m
種族:スティージアン
状態:不明

自らを”永夜”と称するタイプ・ブラック1実体。レベル7以上の現実改変能力を有すると推測されているが、現時点では人間(財団職員を含む)の幻覚内にしか出現したことがない。通常、外見は赤黒のロングスカートを履き、ワインレッドのカールした髪を持つ若い女性であり、虹彩は鮮紅色を呈している。また時折、左目に傷を確認できるほか、背中に1対の翼状付属肢が出現し、左目と同様に、傷から血が止めどなく溢れて出ていることがある。POI-1212が出自する宇宙や、この地を訪問する目的に関しては今の所不明である。また、”エヴァーナイト・イベント”において生存しているかどうかについても、現状では明らかになっていない。


バーン・ザールルイByrne Sarlouis(POI-505“暗殺者”)

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性別:
身長:1.80m
種族:人間
状態:故人。アノマリーとして復活している可能性があり、この場合の消息は不明

外見は灰色の髪と青色の目を持った北欧系の男性で、柄の短い長刀を携行し、多くの文献において”暗殺者”と記述されている。対象はある種の変異が生じた後に、自発的に本次元に到来したとされ、1990年、中国香港にて病により死亡している。また、POI-1212や1305と同時に出現した事例は確認されていない。POI-1212と同様、対象の来歴や目的は今の所不明である。推測では、対象には一定の現実改変能力(相対的には微弱)があるとされ、夢や幻覚の中で目撃されることが多い。


オルガ・ヴェロニカ・ザールルイOlga Veronica Sarlouis(POI-1305“Filth”)

FilthQ.png

性別:
身長:不明
種族:スティージアンと人間の混血
状態:不明

POI-1212と505の娘で、以前は聖クリスティーナ学院2に通っていた。しかし、自身の研究が原因で、学校からは退学勧告を受けており、その後の行方は明らかとなっていない。確固たる証拠は無いものの、対象は過去に飛び降り自殺を図ったことで、記憶喪失を引き起こしていると推測されている。”永夜”に関連する多くのアノマリーの発見者/製作者でもある。

外見は父親によく似た”灰髪碧眼”だが、この特徴は捜索には必ずしも役立っていないのが現状である。対象は外見を変化させる能力あるいは手段を有している可能性がある。当異常実体の追跡は、”永夜”系オブジェクトの収容任務における再優先事項となっている。


シアン・ザールルイCyan Sarlouis(“神使”)

Cyan.png

性別:
身長:不明
種族:人間
状態:不明。故人と推測される

POI-505の妹で、光輝神の使徒。ヒデッサ史上、最年少の神術士であり、ヒデッサ公爵ロレンツォ・デ・メディチの許嫁でもあった。部下を惨たらしく殺された恨みから、彼女はトワイシューレへと向かい、永夜をその座りし玉座に縛り付けた。ところが、ヒデッサ市に帰還したシアンはその後、百花大聖堂に籠もり、2度と人前に姿を見せることなく、そのままこの世を去ってしまった。さながら、俗世から身を引くようにして。


ミアースMears(POI-1213 “光輝神”)

Mears.png

性別:
身長:1.80m
種族:真神
状態:不明

現在、当実体は財団宇宙と直接的なインタラクトを起していないが、各種文献における記述を見るに、対象はレベル7の現実改変能力を有すると推測されている。対象の態度・精神状態・財団に対する敵意の有無についてはすべて不明である。

ローマン大陸において、「ミアース」とは廃止された古語で”光輝”を意味しており、これは即ち、彼が世界の法則そのものであることを示していた。夜魔王はこれを鼻先で嘲笑った。”汝の信じる神は、既に虚無の法則へと帰している。仁慈も寛容も、とうに冷え切った世界へ飲み込まれているのだ”。


アレッサンドラ/サンドラAlessandra/Sandra(“聖徒”)

sandra.png

性別:
身長:1.54m
種族:人間
状態:SCP-CN-797として収容中

異常な視覚を有する人型実体で、現在は財団に収容されている。対象は自らを夜魔王の信徒と称しており、平行世界”エヴァーナイト・イベント”の最後の目撃者だと考えられている。未知の原因により、対象は一部の記憶を喪失しているものの、対象との交流はそれでも重要な情報的価値を持つとみなされている。対象は普段、従順で敵意を示さないため、収容条件の一部として、承認を受けた物品の供与が許可されている。


アイラス・スティージアンIros Stagian(“悪神”)

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性別:
身長:2.13m(変異後)
種族:スティージアン→スティージアンと龍の混血
状態:不明。SCP-CN-407がその現状を示唆している

夜魔王の姉妹。スティージアン家に残された2人の純血の1人だったが、冒険において偶発的な血脈汚染を受けたため、”永夜”の権威を継承することが不可能となった。このため、オリヴィアに対しては憎悪と羨望の念を抱いており、”エヴァーナイト・イベント”の発生を自ら推し進めたとされる。推測では、対象はレベル5以上の現実改変能力を有すると考えられているが、現在の所在/状態は明らかになっていない。担当者は歴史文献を精査し、より多くの情報/手がかりを獲得することに専念している。


デラノ・スティージアンDelano Stygian(“邪王”)

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性別:
身長:1.84m
種族:スティージアンと龍の混血
状態:不明

悪神の世継で、諸魔の国の国王。スティージアンの姓を有しているものの、デラノ自身はこの滅び去った古き種族に対して、一切のアイデンティティーも抱いていない。彼は母親の破れた子宮より這い出して、彼女の血溜まりの中で成長した。彼の宮殿は鮮血で赤く染め上げられている。領民はみな地獄の悪魔を出自としており、彼の治世に恐怖を以て服従していた。なぜなら、民衆は彼が必ずや永夜の王国を討ち滅ぼすと信じていたからだ。

上述の通り、彼は邪悪な品性を持っているが、表面的には1人の礼儀正しい少年に見えるだろう。


ロレンツォ・デ・メディチLorenzo de' Medici(“公爵”)

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性別:
身長:1.78m
種族:人間
状態:不明、故人と推測される

自信家にして雄弁、非凡な指導者の気質と、メディチという栄誉ある名字は、彼をヒデッサにおける事実上の統治者にまで押し上げ、「ロレンツォには怪異の血が流れている」という噂まで流れる有様であった。ヒデッサ公爵として、彼は夜魔王と過去、幾度となく戦場で相まみえ、最終的に”エヴァーナイト・イベント”の直接的な関与者となった。しかし、両者の晩年の文通からは、彼らの仲は必ずしも表面通りのものではなかったことが伺える。生粋の人間であることから、公爵は既に過去の者となっており、残された数多くの歴史記録のみが、彼のかつての栄華を証明している。


イヴリン・エヴィコルドEvelyn Evicord(“観察者”)

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性別:
身長:1.63m
種族:龍人
状態:不明

ヒデッサ郊外のエヴィコルド・タワーに住んでいる。尊大で横暴な紅龍の父と弟に比べ、彼女は人間の母親の慈悲を多分に受け継いでいる。魔法への造詣が並外れて深い”観察者”イヴリンは、異端認定を受けることなく、グローリア帝国の誰もが知る賢者としての存在を確立した。なお、紅龍族は長命にして強靭であるはずだが、イヴリンは病弱で歩くことができず、どういう訳か両目まで失明してしまっている。


ノートン・エヴィコルドNorton Evicord

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性別:オス
身長:8.47m(体長)、10.44m(翼長)
種族:
状態:不明

イヴリンの腹違いの弟。その血脈と生来の残虐さが原因となり、エヴィコルド・タワーの地下に拘禁されている。対外的には、エヴィコルド家の若旦那は人前に出られないほどの大病にかかっていると吹聴されている。日増しに成長する力と、姉に対する屈折した愛が、彼の精神へ徐々に暗い影を落としていった。審判の日が来ると、彼は夜魔王の歌声が響き渡る中、世界に苦痛と狂気をもたらすこととなる。


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- 関連文献 -


北境妄想録


聖クリスティーナ学院の図書館から回収された、様々なフォーマットで構成された文献です。内容は神話や奇聞が中心となっています。これらのバラバラな物語の多くは現代に書かれたものですが、読み手に不穏を感じさせる一部の作品については、異界学者の手で執筆されたものである可能性があります。作者/収集者の1人であるFilthに関する詳しい情報はまだ得られていません。



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