実験記録080-2
評価: 0+x

実験080-2-A:

日付: █-█-20██
被験者: D-080-1、男性、19歳
手順:被験者をSCP-080のいる部屋に送りこんだ。
詳細:

14:26に被験者がSCP-080を収容した部屋に入る。

〈[14:26]、記録開始〉

█████博士: D-080-1、何か見えるかな?

D-080-1: いや。真っ暗だなここ。

(被験者は数分沈黙)

D-080-1: アンタさ、ここになんか放した? なんかオレのこと見てる気がする。

█████博士: いいや、D-080-1。何もその部屋に放ってはいないよ。

D-080-1: なんだってんだよありゃ? (D-080-1がトリップして床に崩れ落ちるのを見る)

█████博士: 何が見えるかな?

D-080-1: このでかくて黒いの、人みたいなやつが部屋の隅に突っ立ってる。ああ神様、じっとオレのこと見てる! 出させてくれ! (D-080-1は控室へのドアをドンドン叩き始める)

█████博士: 君を見ているのか? 物理的外観を説明してはくれないか。

D-080-1: 知らねぇよ! ああ神様、出させてくれよ。ここにいるのやだよ。(D-080-1は啜り泣きだす)

█████博士: どんな感じに見えるか話すんだ、D-080-1。そうしたら出させてあげるよ。

D-080-1: そ――そいつは人影みたいで、部屋の隅にうずくまってる。

█████博士: 人間かな?

D-080-1: 人間にしちゃでかすぎだ。(D-080-1、あくび)まだオレのこと見てる、ハカセ、まだ睨んでる。

█████博士: 近くに移動して。

(D-080-1は部屋の角に移動し始めるが、見るからに立っていることに困難を感じている)

D-080-1: 湯気みたいな目だ、オレを睨んでる。なんだかオレになにかしたいみた――

█████博士: D-080-1、聞こえるか?

(被験者は続く5分間無反応)

〈[14:58]、記録終了〉

被験者は崩れ落ちた模様。その後、D-080-1の残骸はまったく見つからず、SCP-080はD-080-1を食べたものと思われる。

実験080-2-B:

日付: ██-██-20██
被験者: D-080-2、女性、30歳
詳細:

被験者は█████博士の指導のもと17:35にSCP-080を収容した部屋に入る

〈[17:35]、記録開始〉

█████博士: 何が見えるか話して。

D-080-2: 何も見えやしないよ。なんでこんな暗いの、ここ?

D-080-2: (数分後)クッソ、なんだいアレ? 部屋の真ん中に突っ立ってる。

█████博士: 見えたものを説明して。

D-080-2: 部屋の真ん中に突っ立ってて、わかるのは二つの……目、じゃないの。

█████博士: それに近付いて、何か変化があったら教えてはもらえないかな。

D-080-2: ねむ……アンタ、アタシに一服盛ったかなんかした?

█████博士: 手を延ばして触って。どんな感じか話して。

D-080-2: アイツに触ってほしいって?

█████博士: ああ、やってくれないか。

(数分の議論の後、D-080-2はSCP-080に触れた模様。この時点で被験者は反応しなくなる)

〈[18:12]、記録終了〉

被験者はSCP-080収容室の隅で眠っているところを発見された。被験者は実験の間に物理的被害はなにも受けていない様子。医療スタッフがD-080-2は身体的に良好な健康状態であることを確認した後、被験者にインタビューを行った(添付のインタビューログ080-1を参照)。

実験080-3-C:

日付:██-██-20██
被験者:D-080-3、男性、24歳
手順:被験者をSCP-080のいる部屋に送りこんだが、強力なアンフェタミンを与えておいた。

部屋に入る際に、被験者には見たものを研究員に話すよう指示しておいた。被験者は影のような姿が部屋の隅にいると説明。被験者には静かに立っているよう、そしてどんな変化でも研究員に知らせるよう通知した。実験に入り10分、被験者は欠伸をし始め、そして如実に怯えだす。被験者は非協力的になり収容室からの脱出を試みる。脱出に失敗すると、被験者はSCP-080を害する意志を伝え、攻撃を試みた模様。そうしたところで、被験者はすぐさま崩れ落ちた。

D-080-3の遺体はその後すぐにSCP-080収容室から回収されたが、明らかに重い心臓発作を被っていた。D-080-3の遺体収拾の際、研究員たちが述べることには、強い不安感、見られているという感覚を、SCP-080が部屋にいるとよりはっきり意識するのと同時に感じたという。

インタビューログ080-1:

インタビュー対象:D-080-2

インタビュアー:█████博士

前書き:D-080-2がインタビューを受けたのは、SCP-080に関する結論し難い実験の後のことであり、被験者は37分間SCP-080のいる部屋にいたところを確保された。

〈記録開始〉

█████博士: 実験で覚えてることを述べてもらえないか。

D-080-2: (█████博士が後にした注意によれば、D-080-2は「ラリってる」表情と声音であったとのこと)アンタはアタシに歩いていって触れって言った、したくなかったよ、やだった。

█████博士: 君が触ったら何が起きた?

D-080-2: アタシが触ったとき? アンタ、アイツを見てた? 触った。アタシ動けなかった、アレはアタシを睨んでた、アタシ動けなかった。

█████博士: 君は数分間反応しなかったね。何をしていたのかな?

D-080-2: (徐々に興奮し始める)アレはただもうアタシを睨んでた、アタシ動けなかった。息できなかった。(D-080-2は過呼吸になりだす)

█████博士: 落ち着いてD-080-2、深呼吸しなさい。眠りに落ちたのは覚えてるかな?

D-080-2: アレはただもう睨んで睨んで、動きゃしないのになんか感じたんだ! アタシは寝っ転がっててアイツらが乗っかってきて。アイツらここにいる!(D-080-2は悲鳴を上げ始め、出し抜けに立ち上がる)ダメ、アイツらアタシのこと連れてこうとする、アイツのところに戻そうとする。戻らないんだから! アンタ、アタシを戻らせようったってダメだよ!

D-080-2は█████博士に突進、その後終了された。

〈記録終了〉

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。