実験記録1258
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実験記録: SCP-1258の実験記録の要約版が以下に掲載されています。完全な記録はサイト-19の文書キャビネットで閲覧可能です。

手順: SCP-1258への曝露と潜在的な発生を最小限に抑えるため、幾つかの武道を実践した経験のある財団エージェントがSCP-1258に関連する全資料へのアクセスを与えられた。エージェントは複数の型を、パフォーマンスが申し分ない物になるまで練習した。エージェントは全ての既知の型および動きの実践を記録し、クラスB記憶処理薬による標的治療でSCP-1258の全知識が除去された1。これらの記録映像は、その後、様々な種の動物群に対して再生された。

動物種: Canis lupis familiaris、イエイヌ、品種様々、37匹(雄25匹、雌12匹)
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。一日の終わりに1匹の標本を殺処分し、解剖検査した。
結果: 全ての標本が即座に視聴を開始した。最初の曝露時、29匹が動きのコピーを試みた。2回目の曝露では全標本がSCP-1258の動きをコピー。初日以降、食欲に増大が見られた。タンパク質その他のサプリメントが追加で提供される。続く数日間で、提供量の更なる増加が必要とされた。7日目に全体的な筋肉組織の変化、12日目に骨構造の変化が観察される。14日目には頭蓋直径の拡大と声帯の変化が見られた。14日目に修正版のIQテストを提示したところ、平均点は77だった。
注記: 実験は中断を余儀なくされた。15日目に、1匹の標本が予想外の興奮と攻撃性を見せた。問題の標本を除去するために調教師が収容エリアに入ると、全標本が同時に攻撃を開始。緊急時のロックダウン手順が直ちに制定され、全標本は神経ガスで殺処分された。解剖は観察された結果と一致した。

動物種: Rattus norvegicus、実験用ラット、42匹(雄26匹、雌16匹)。この規模のコロニーに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。一日の終わりに1匹の標本を殺処分し、解剖検査した。
結果: 全ての標本が即座に視聴を開始した。最初の曝露時、20匹が動きのコピーを試みた。2回目の曝露では追加13匹がSCP-1258の動きをコピー。3回目の曝露で全標本がSCP-1258の動きをコピーした。10日目に全体的な筋肉組織の変化、13日目に骨構造の変化が観察される。13日目、標本群は無作為に2つのグループに分けられた ― 統制群にはそれ以上映像に曝さず、実験群は標準的な曝露を継続する。統制群は曝露の欠如にも拘らず、SCP-1258の動きを実行し続けた。両グループの肉体的発達は継続するが、統制群のそれは比較的遅いものだった(より正確なデータは詳細版の実験ログを参照)。22日目に修正版のIQテストを両グループに提示したところ、平均点は統制群が63点、実験群が74点であった。実験群は概ね口語英語で意思疎通を行い、収容脱走計画を練っているのが聞かれた。
注記: 逃走の危険性があることから、実験は中断された。

動物種: Myotis californicus、ホオヒゲコウモリの一種、7匹(雌6匹、雄1匹)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。週の終わりに1匹の標本を殺処分し、解剖検査した。
結果: 全ての標本が即座に視聴を開始した。最初の曝露で全標本が動きのコピーを試みたが、動きは翼膜によって大幅に阻害されていた。1週目、筋系・骨格系・頭蓋の大きさに顕著な変化が生じる。8日目、生き残りの標本のうち4匹が、翼膜の退化によって飛行不可能になる。9日目には残る2匹も同様に飛行能力を喪失。10日目、2匹の標本が二足歩行運動を見せた。11日目、全標本が二足歩行で移動するようになる。12日目、標本群は日照時間中の活動を開始。2週目の解剖では、目の構造と声帯に変化が観察される。15日目、標本群は完全な昼行性となる。16日目に標本群は、超音波領域のみではあるものの、英語で会話を始めた。
注記: 実験は中断された。19日目、収容エリア内の超音波マイクロフォンが予期せず故障。武装対応チームがマイク修復のために派遣された。チームはSCP-1258-1個体群に攻撃され、それらを火炎放射器と適度な小火器の発砲で追い払った。しかしその後、チームのうち3名が明白な要因無しに死亡し、残りのメンバーは混乱状態に陥った。収容エリアに神経ガスが流し込まれ、全標本は処分された。チームメンバーの解剖検査により、鼓膜の大々的な損傷と脳内出血が見つかった。SCP-1258-1個体は超音波攻撃によって卒中を引き起こしたと考えられる。

動物種: Passer domesticus、イエスズメ、9羽(雌4羽、雄5羽)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: 変化は認められなかった。標本群は映像には特に関心を示さず。15日間の継続的な曝露の後、実験は終了した。

動物種: Vombatus ursinus、ヒメウォンバット、9匹(雌4匹、雄5匹)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: 変化は認められなかった。標本群は映像には特に関心を示さず。15日間の継続的な曝露の後、実験は終了した。

動物種: Trioceros jacksonii、ジャクソンカメレオン、3匹(雌2匹、雄1匹)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: 変化は認められなかった。標本群は映像には特に関心を示さず。15日間の継続的な曝露の後、実験は終了した。

動物種: Salmo salar、タイセイヨウサケ、5匹(雌5匹)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: 変化は認められなかった。標本群は映像には特に関心を示さず。15日間の継続的な曝露の後、実験は終了した。

動物種: Bombus occidentalis、セイヨウマルハナバチ、コロニー1つ(正確な総数は不明)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: 変化は認められなかった。標本群は映像には特に関心を示さず。30日間の継続的な曝露の後、実験は終了した。

動物種: Giraffa camelopardalis tippelskirchi、マサイキリン、2頭(雄2頭)。この規模のグループに与えられる栄養補助食品は、最初は3倍量で開始した。
曝露期間: 1時間ごとに10分、1日8時間。
結果: [編集済]
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