実験記録-2105
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実験記録-2105


実験-2105-α1
名前: マイケルソン研究員 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 1. 自己反省
実験前の監督者のメモ
マイケルソン研究員は他のどの職員に対しても悪意を持っていないと主張しており、この事実は儀式の結果を理解するために重要であるかもしれない。SCP-2105は第12研究施設のルーム382-Cにおいて使用される。部屋には主にテスト手続きに関係する様々なアイテムがある。これには1台のコンピュータデスク、1つのコンピュータチェア、様々なペンや鉛筆の入った1つのカップ、紙の束、1つのデスクランプ、1つの空の本棚、1つの空の書類棚、そしてSCP-2105の動くコンピュータが含まれる。
生成された儀式の複写:SCP-2105-1
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: Ira constans Purus


必要なアイテム

1 1本のタイコンデロガの鉛筆、少し使用済み
2 1枚のカレッジサイズ1のノート
3 1足のアディダス・ディケードの靴
4 色彩吸収ライト[研究員注: SCP-316 ]
5 対象の5秒間分の唾液

儀式の指示

1 カレッジサイズの紙を床に置く
2 少し使用してあるタイコンデロガの鉛筆を、紙の左上近くにバランスよく立てる
3 もし履いているならば黒のアディダス・ディケードの靴を脱ぐ
4 黒のアディダス・ディケードの靴を紙の長辺に沿って平行に置く
5 真っ直ぐと立ち、紙に向けて色彩吸収ライトを掲げ必要な時間だけ光らせる
6 唾液を飲む
結果
SCP-316に対するアクセスが必要であったため、儀式は実施されませんでした。
実験後の監督者のメモ
マイケルソン研究員も私もルーム382の近くにSCP-316があることに気づいていなかった。ルーム381-Cにおいて████████博士がSCP-███に関する実験のためにそれを使用していた。マイケルソン研究員はまた、他の全ての物はSCP-2105とともに部屋の中にあったことに言及している。████████博士に対するSCP-316の使用要求は却下された。
実験-2105-α1a
名前: マイケルソン研究員 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 1. 自己反省
実験前の監督者のメモ
実験2105-α1の続き。半径████以内にある全ての部屋は他にオブジェクトが存在しないかどうか調べられた。これ以外の部分は前回と同じである。
生成された儀式の複写: SCP-2105-2
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: Fragmentis colligeris


必要なアイテム

1 SCP財団のロゴが刺繍された████ブランドのポロシャツ
2 1つの60cm×30cmのサイズのパーティクルボード
3 2本の1.5cmの無頭釘
4 1枚の████████ピザのレシート
5 1つの5本足の黒のコンピュータチェア、完全に下げられているもの
6 対象の携帯電話

儀式の指示

1 SCP財団のロゴが刺繍された████ブランドのポロシャツを5本足の椅子の後ろにかける
2 シャツをコンピュータチェアの左上と右上に釘で止める
3 60cm×30cmのサイズのパーティクルボードをコンピュータチェアの腰かけの上に乗せる
4 パーティクルボードの上に座り、前かがみになる
5 ████████ピザのレシートを食べる
6 対象の携帯電話のメッセージを開く
7 ████████からのメッセージを声に出して読む
結果
儀式を完了すると即座に、被験者は無くしていた彼の一部を見つけたような気分であると述べた。被験者は████████研究員に電話をするために部屋を出た。████████研究員とマイケルソン研究員は交際していた。マイケルソン研究員の携帯電話は████████研究員に電話をした後使用できなくなった。
実験後の監督者のメモ
SCP-2105の初めの実験として適正に何事も起こらなかった。この儀式で要求されたアイテムのために書棚は壊されたため、交換された。マイケルソン研究員との短いインタビューの後、彼は████████研究員をデートに誘うことを熟考していたと語った。またレシートは、彼の後ろのポケットに数週間入っていたものであるが、彼の母親が死んだ日に配達を頼んだピザのものであると言った。私は彼が私に伝えたいと思うこと以上の経験をしたのだと疑っている。Dクラス被験者の使用要求を申請する。 — 承認
実験-2105-α2
名前: D-10984 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 4. 自己改善
実験前の監督者のメモ
数十名のDクラス職員に対する簡単な心理評価の後、D-10984が選ばれた。D-19084は健康に対して非常に多くの不満を述べている、病的に肥満体の男である。被験者は儀式の種類として4.自己改善を選ぶように指示された。また被験者はSCP-2105の機能について知らされている。ルーム382-Cにあるアイテムは前回と同じである。
生成された儀式の複写: SCP-2105-3
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: ការផ្លាស់ប្តូរដ៏ធំ


必要なアイテム

1 1つの空の金属製のフラスコ
2 1つまみの埃
3 236ml の水
4 1つのビッククリスタルペン(ボールペン)のインクカートリッジ
5 1本のよく削ったタイコンデロガの鉛筆。未使用品
6 30mlの対象の血

儀式の指示

1 壁に対して半円を描くように全ての必要なアイテムを並べる
2 全てのアイテムが手に届く範囲の場所に壁に背をつけて座る。背を壁から離してはならない
3 フラスコを取り、埃、水、インクカートリッジの中身および血をフラスコの中に入れる
4 優しく混ぜ合わせる
5 フラスコの中によく削ったタイコンデロガの鉛筆を入れる
6 激しく混ぜ合わせる
7 よく削ったタイコンデロガの鉛筆を取り出す
8 5分待つ
9 対象の腸に書かれた語句を声に出して読む
結果
D-10984は儀式を実行せず、ステップ3の間に背を壁から離した。D-10984は終了させられた。
実験後の監督者のメモ
D-10984が壁から背を離すと、彼の後ろに黒い裂け目のようなものが形成された。玉ねぎの皮を向いていくように、D-10984の層が1枚ずつ裂け目へ引きこまれていった。初めに表皮、次に脂肪組織、そして筋肉組織、というように。D-10984はこの過程の間まったく苦悩を見せなかった。D-10894のリンパ系が消えていくと即座に黒い裂け目は消滅した。もし可能であるならば、この黒い裂け目に関するさらなる調査が実施されるべきである。
実験-2105-α3
名前: D-993 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 5. 投射
実験前の監督者のメモ
D-10984の失敗の後、儀式に関するプロトコルは見直され、著しく厳しいものになった。D-993は儀式の内容を読むように指示され、実験を進める許可を得る前に5回の読み返しが命じられた。また、他の儀式の種類に対する調査が必要であるとみなされた。そのため、D-993はこの実験で5.投射を選ぶように指示された。部屋には儀式で使用するための新たなアイテムが少量用意された。これにはダイニングルーム・チェア、家の鍵、中サイズのスピーカー1組、48色クレヨン一式、2人がけソファ、スタンドライトが含まれる。
被験者に対する追加のメモ: バイアスのない実験を行なうため、D-993はDクラスの中からランダムに選ばれた。D-993は財団による勾留の際にひどい扱いを受けたと主張しているが、この扱いは他のDクラスのためであると示唆している。D-993は平均的な身長、平均的な体重の中年女性である。
生成された儀式の複写: SCP-2105-4
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: Auferas me de loco isto


必要なアイテム

1 コンピュータのマウス
2 3cmの長さの紐
3 片側に穴のついた円錐の形をした高密度のポリエチレン
4 1本の1.5cmの無頭釘
5 対象のリストウォッチ

儀式の指示

1 天井にマウスを無頭釘で止める
2 釘に紐を結ぶ
3 円錐の形をした高密度のポリエチレンにひもを結ぶ。外側を2回巻き、上部を超えて、1度穴の中を通すこと
4 対象の頭の上に直接時計を乗せる
5 時計と頭の上に円錐を乗せる
6 4ミリ秒の間存在を消す
結果
D-993は瞬時に第12研究施設から転移した。████████の使用により、D-993は11分後に施設の境界で逃げ出そうとしているところを発見された。
実験後の監督者のメモ
D-993がプラスチックコーンを頭の上に乗せると同時に、まるで彼女が文字通り上部に吸い込まれていくようであった。それはマンガで見たようなシーンを私に思い出させた。捕獲の際、D-993は数時間逃げていたと主張したが、その間にどこへいたのかについては話そうとしなかった。このテストのため、投射はDクラス職員の使用には適さないと判断された。
実験-2105-α4
名前: D-2129およびD-990 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]、マーベリー博士によるアシスタント
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 2. 召喚
実験前の監督者のメモ
現在SCP-2105の性質は予測不能であるため、召喚の儀式はXKクラスの世界終末シナリオとなる可能性がある。マーベリー博士が私に加わり、実験-2105-α4を観測することとなった。[“我々は慎重になりすぎることはない” -O5-█] D-2129とD-990は互いによく知っており、財団の勾留下の間同じ寮を共有している。D-2129は背が高く、筋肉質のヨーロッパ系の男性である。以前クラスA記憶処理を施されたため、D-2129には財団に勾留される前の人生についての記憶が無い。D-990は背の低い、小柄なコロンビア系の男性である。彼は捕まる前からD-2129を知っていると主張している。
生成された儀式の複写: SCP-2105-5
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: Io sono il male e io sono la carne.


必要なアイテム

1 おまえが必要であると思わない限り何も必要でない
2 好きにせよ
3 対象の左足の長趾屈筋
4 キーボードのピリオドキー
5 はさみ

儀式の指示

1 対象と触媒は互いのかかとに触れながら、地面に座る
2 対象の長趾屈筋を触媒の右足の横に置く
3 対象はキーボードのピリオドキーを彼の左目に入れる
4 その場に座り、触媒と対象は互いの目を凝視する
5 はさみを使う
結果
[編集済] -"その必要はない -O5-█" 馬の性質を持つ機械生物 [研究員の注: マーベリー博士はそれがSCP-967と表面的に似たものがあると考えた]がD-2129の腱より成長した。約45分間続き、生物は被験者と監督者の双方にとって馴染みのない言葉を話した。生物はD-2129を掴み、腱へ戻っていくまで段々と苛立ちを増していった。D-2129は生物とともに消え、消滅していく間に苦悩をまったく示さなかった。
実験後の監督者のメモ
D-2129とD990は当初、儀式を実行することを非常に嫌がった。被験者たちが指示に従うかどうかを議論している間、儀式に必要なアイテムが集められた。マーベリー博士は観測室の床の上にあったはさみを発見した。最終的に、被験者たちは理由として”知らない恐怖より知っている恐怖”を引用しながら、儀式を行なうことに同意した。

儀式は以前に比べ著しく過酷なものであった。D-2129の足の下部の腱は儀式の前に取り除かれた。マーベリー博士が手術で腱を取り除く前に、D-2129には局所麻酔が打たれた。取り除かれるとすぐに、儀式が開始された。儀式の間継続して、異常な出来事が発生した。

最初のステップはD-2129とD-990のかかとをくっつけることであった。D-2129の腱がD-990の足の横へ置かれたとき、それは伸び、被験者たちの足で作られた円を取り囲んだ。ピリオドキーがD-2129の目の中に入れられると、それは彼の目と融合し、完全に目を置き換えた。被験者たちが互いの目を凝視している間、部屋全体はマーベリー博士が標準的Dクラス寮と認めた部屋へ変化した。観測窓は依然として存在していたが、カメラが壁へ合体すると監視カメラは停止した。

続いて、D-990がはさみを持ち上げ、目的を持って機械的に動かした。D-990は声に出して話した: “3月の高みの中を行進し、私は世界を動かしている歯車の歯と信じるものを発見した。しかし私は間違っていた。それは歯車の歯ではなかった、それはこの世で発見されるいかなる金属からも作られていなかった。それは世界を動かしていなかった、それは世界を消費した”

そしてD-990は伸びた腱を切り、それは彼の足の横へと戻った。次にD-2129が話した: “それは私であった、私は私に答えるためにあなたを呼ぶ奇跡的なものだ。” そして機械生物が腱より成長した。生物の会話は解析のために提出され、マーベリー博士はそれが翻訳される可能性について楽観的である。
実験-2105-α5
名前: D-990 日付: ████/██/██ 監督者: フォーサイス博士[クリアランスレベル3]、マーベリー博士によるアシスタント
SCP-2105 パラメータ
致死性: いいえ 儀式の種類: 3. 復讐
実験前の監督者のメモ
D-990はSCP-2105のさらなる実験に志願しました。
生成された儀式の複写: SCP-2105-6
儀式が生成されました。以下の指示に従って下さい:

名前: GOTO 410 IF BASE = FULL


必要なアイテム

1 500GBの外付けハードドライブ
2 1本のシガレット
3 4つの引き出しのあるファイル棚
4 はさみ
5 対象の第一臼歯

儀式の指示

1 500GB外付けハードドライブを4つの引き出しのあるファイル棚の一番上の引き出しに入れる
2 引き出しを閉める
3 シガレットを上から2番目の引き出しに入れる
4 引き出しは開けたままにしておく
5 はさみを上から3番目の引き出しに入れる
6 引き出しを閉める
7 対象の第一臼歯を一番下の引き出しに入れる
8 引き出しを閉める
9 上から2番目の引き出しを閉める
10 500GB外付けハードドライブを上の引き出しから取り除く
11 ハードドライブを地面に置く
結果
500GBハードドライブはCommodore VIC-20の様々な部品であると認識された、追加の部品と断片を形成した。D-990がD-2129であると認識する姿が形成されるまで、部品はオブジェクトの周りにランダムに形成された。D-990とD-2129は実験-2105-α4の最中に話された方言で会話を行った。それは未だに研究者にとってよく知られていないものである。その後D-990も同様にCommodore VIC-20の部品の集合に変換された。D-2129とD-990はルーム382-Cを逃げ出し、共に観測室382-Cを突破しようとした。両方の被験者は観測室382-Cを突破するまで多くの苦悩を見せており、そして被験者はフォーサイス博士とマーベリー博士を終了した。D-2129とD-990は500GBのハードドライブと750GBのハードドライブへ戻っていった。
実験後の監督者のメモ
マイケルソン研究員によるメモ: 第12研究施設は低めのセキュリティレベルであったため、D-2129とD-990の狂乱に対する反応は後手に回った。対策チームM82がアラームに反応したとき、彼らはフォーサイス博士とマーベリー博士が係争の痕跡なく綺麗にばらばらにされているのを発見した。全ての傷は失血する前に焼灼されていた。500GBと750GBのハードドライブはルーム382のコンピュータに接続されると、共に空であることが判明した。
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