http://scpsandbox-jp.wikidot.com/csshow
SCP-1972の翻訳を行ってみました。この記事はインタビュー記録が重要なのですが、全体的にその訳に自信がありません。読み違いをしているのではないか、という不安もあります。特に、SCP-1972-Bが何者なのかよく分からなくて不安です。
翻訳に誤りがないか、よりよい表現はないか、ということを審査していただきたいです。日本語として自然な表現にも気をつけたいところです。
よろしくお願いします。
http://scpsandbox-jp.wikidot.com/csshow
SCP-1972の翻訳を行ってみました。この記事はインタビュー記録が重要なのですが、全体的にその訳に自信がありません。読み違いをしているのではないか、という不安もあります。特に、SCP-1972-Bが何者なのかよく分からなくて不安です。
翻訳に誤りがないか、よりよい表現はないか、ということを審査していただきたいです。日本語として自然な表現にも気をつけたいところです。
よろしくお願いします。
えっと…一応。csshowさんご自身が翻訳されたのであれば、残念ながら、それをそのままこのサイトに投稿する事はできません。必ず、非公式日本語化wikiに翻訳記事を投稿してから転載する必要がありますので、ご注意下さい(´・ω・`)
それは知っています。非公式の方のwikiに投稿する前にこちらで相談したかったということです。
誤解をさせるような言い方をしてしまい申し訳ありませんでした。
とりあえず気になった部分は
肥満した外套膜が頭骨の後方から延びており、これには脂肪質の組織やたくさんの器官が含まれています。
これはおそらく頭の後ろにタコの頭の部分がくっついているということなのでfleshyは「肥満した」よりも「肉質の」と訳した方が良いでしょう。また人型の体があるにも関わらず、タコの頭部分にも内臓があるということなのでredundantの「余剰、冗長」という意味は残した方が良いと思います。
PREYING UPON THE WEAKNESS OF THE FLESH WITH A SENSUALITY THAT COULD NOT BE DEFENDED AGAINST.
この部分、withは手段を示して「肉体の弱点を抵抗できない色気をもって餌食とした」
というような意味ではないでしょうか。
何か助言をいただけると嬉しいです。特にインタビュー記録1972-A-1をよろしくお願いします。
まだ全体を読み込めていないため、細かい箇所になりますが気付いた点だけ書いておきます
申し訳ありません
generally hovering one to two meters above ground level
one to twoなので「普通は地上から1~2mの高さまで浮き上がる」ではないでしょうか?
When you were originally detained,
detainedは「勾留された」の方が適切だと思います
IT IS OF UTMOST IMPORTANCE THAT YOU INFORM YOUR SUPERIOR OFFICERS OF JUSTICE OF THE NATURE OF THIS INDIVIDUAL AND BRING HER TO ME.
that節の主語youを省略しているので文脈が少々変わっているように見えます
野暮ったい文にはなりますが、キッチリ書いておく方が無難でしょう
強い提案のニュアンス(命令よりは弱いが、依頼よりは強い口調)を上手く表現できれば、you無しでも大丈夫だと思います
元記事のディスカッションに目を通せていないのでなんとも言えませんが、SCP-1972-Bは、スピーカーの付いたドローンのようなものにも見えますね
音量が大きめなのも、そもそもこのような形で対話するのを想定していないからかも知れません
ご指摘ありがとうございます。とりあえず最初の二つには対応させていただきました。思っていたより誤訳があるなあ……。
IT IS OF UTMOST IMPORTANCE THAT YOU INFORM YOUR SUPERIOR OFFICERS OF JUSTICE OF THE NATURE OF THIS INDIVIDUAL AND BRING HER TO ME.
これについては
アナタニハ、アナタノ上司ノ正義ノ執行官ニコノ人物ノ本性ヲ伝エ、彼女ヲ私ノモトヘ連行シテホシイデス。コレガ最モ重要ナコトデス。
に変えてみましたが、これはこれでニュアンスが合っていないような気も……。
SCP-1972-Bは、スピーカーの付いたドローンのようなものにも見えますね
SCP-1972-Bについては形態というよりも、何か妊娠したりしているので……。何なんでしょうね、これ。
SCP-1972-Aのインタビューが特に訳しにくかったので、そちらの方も確認していただけると嬉しいです。
アナタニハ、アナタノ上司ノ正義ノ執行官ニコノ人物ノ本性ヲ伝エ、彼女ヲ私ノモトヘ連行シテホシイデス。コレガ最モ重要ナコトデス。
そうですね、私もちょっと考えてみました
初訳の方をベースにしています
最モ重要ナノハ、アナタガ御自分ノ上司ニアタル正義ノ執行官ニコノ人物ノ本性ヲ伝エ、彼女ヲ私ノモトヘ連レテクルコトデス。
SCP-1972-Aのインタビューが特に訳しにくかったので、そちらの方も確認していただけると嬉しいです。
前向きに検討いたします
Some people need someone to talk to. Someone to go out to dinner with, blow off some steam with
構造的にsomeoneがメインなので「誰かと話をしたい」「誰かと食事をしたい」というより
「話をする相手が欲しい」「食事をする相手が欲しい」という感じになると思います
「一緒にうっぷん晴らす相手」はちょっとどういう関係性かわかりにくいですが…
一夜だって、寂しい思いなんてしない方がいいのよ。
「たとえ一晩だけであっても」というような意味だと思いますが「一夜だって」だと「一夜もなく毎晩」のように取られるかもしれません。
またless aloneなので比較的寂しくはないものの寂しいは寂しいのでしょう。まあ、ここは意訳の範疇かもしれません。
you might as well get some actual love out of it
「ついでにそこからいくらか本当の愛情をもらってもよい」
out ofの訳は微妙です…
歩き去って成功する人がいる。
make something of his lifeを「成功」はいささか飛躍しているような気がします。
ご指摘ありがとうございます。
Some people need someone to talk to. Someone to go out to dinner with, blow off some steam with
一夜だって、寂しい思いなんてしない方がいいのよ。
you might as well get some actual love out of it
この下りは誤訳ですね。修正しました。
歩き去って成功する人がいる。
他に訳が思いつかないので保留にしています。「立身出世する」というような意味合いらしいですけど。
それとですね、SCP-1972-Aは一応客商売をしていて、財団に対しても協力的なので、口調を軽い敬語にしてみました。印象がやや変化したと思いますが、どうでしょうか。
話し相手がほしい。~そういうことを望む人もいます。
ほしいはneedに相当する部分なので「Some people need」を最後にまとめて「そういうことを~」という節にするなら消した方が良いでしょう。
また、needなので「望む」だと意味が弱いです。
make something of his life
かなり主観的な印象の話になりますが、
それまでの会話内容から1972-Aが相手をしてる男たちは相当にひどい状態だと思うのです。
そこでこの部分が成功する、出世するだと「え、今の状態からそこまで行っちゃうの?」という違和感があります。
もう少し抽象的な…ちょっといい訳が浮かびません。
話し相手がほしい。~そういうことを望む人もいます。
を
話し相手。食事をする相手。うっぷんを晴らすのに付き合う相手。そのような人が必要な人もいます。
にしてみましたがどうでしょうか。
問題ないと思います
あとmuscular hydrostaticはタコの触手のような構造のことなので筋肉質であっていますよ
SCP-2662でも出てきていますが軽く検索した限りだとどうも対応する日本語が無いようです
細かいところを
更に、6本の上肢と9本の下肢があり、どれも筋肉が発達した、流体静力学的な触手になっています。
「流体静力学的な~」と名前が付く器官は、人間の部位で言えば陰茎の海綿体です。海綿体に「筋肉が発達した~」は不自然な形容詞だと思うので、「力強い~」にしてみたらどうでしょうか。
「緑の壁紙のセックステープ」
ここは翻訳しないでも原題ママで問題ないのでは?
you might as well get some actual love out of it
actualは本当の~というよりは、現実の~や実際の~といった方の意味合いが強い言葉です。itはアレな行為を指しているとして、ここの文章は
「ソレを通じて即物的であっても愛情を貰ったっていい」とかどうでしょうか。
walk away and make something of his life
「(私から)立ち去って何かを成し得る」とかどうでしょうか
私タチガコウシテオ話シスルコトデ、コノ正義ヘノ妨害ヲ終ワラセルコトガデキルデショウ。
「正義」を「審判」や「裁キ」に変えてみたらどうでしょう
彼女ハ正義ノ執行官ヲ誑カシテ堕落ヘ導キ、肉体ノ弱点ヲ抵抗デキナイ官能的ナ魅力ニヨッテ餌食ニシマシタ。
ここの原文は、後半部分が恐らく手段だかなんだかを表す構文なので、「PREYING UPON THE WEAKNESS OF THE FLESH」を「肉体の弱みに付け込む」と訳して
「彼女ハソノ官能的ナ魅力デモッテ、正義ノ執行官ヘノ肉体ノ弱ミニ付ケ込ミ、誑カシテ堕落ヘ導キマシタ」とかどうでしょうか。
ご指摘ありがとうございました。
「力強い~」にしてみたらどうでしょうか。
変えてみました。流体なんたら的という表現は「液体イタチ」の翻訳で初めて見ました。
ここは翻訳しないでも原題ママで問題ないのでは?
……やっぱりそうですかね。
「ソレを通じて即物的であっても愛情を貰ったっていい」とかどうでしょうか。
ヤったときに即物的でも愛情をもらったっていい。
という感じにしてみました。
「(私から)立ち去って何かを成し得る」とかどうでしょうか
採用します。
私タチガコウシテオ話シスルコトデ、コノ正義ヘノ妨害ヲ終ワラセルコトガデキルデショウ。
何とも言えないので保留にしています。
彼女ハ正義ノ執行官ヲ誑カシテ堕落ヘ導キ、肉体ノ弱点ヲ抵抗デキナイ官能的ナ魅力ニヨッテ餌食ニシマシタ。
は2文に分けて
彼女ハ正義ノ執行官ヲ誑カシテ堕落ヘ導キマシタ。自身ノ抵抗デキナイ官能的ナ魅力ニヨッテ、正義ノ執行官ヲ肉体ノ弱ミニ付ケ込ンデ餌食トシタノデス。
にしてみました。
一応最後まで目を通しました
with a total of 2 kg of meat allowed per month as a reward for cooperation.
per monthなのでひと月辺りです
with the tip of each tentacle split into twelve smaller appendages for fine manipulation.
とぅえるぶ
for fine manipulationの訳出は適切な意訳になっていると思います
Approximately 93% of human beings that come into visual contact with SCP-1972-A will show no adverse reaction to the subject, despite having full awareness of SCP-1972-A’s appearance.
「SCP-1972-Aと視覚的な接触をした人間のうちの約93%は、その容姿を十分に認識しているにも関わらず、SCP-1972-Aに対して敵対的な反応を示しません。」
that the subject had lived on the premise since December of 2009,
premiseは(複数形になっていないのが若干気がかりですが)建造物と土地のセットを意識した単語なので、「その地」という訳は少々ニュアンスが違ってきます
インタビューしたのが the tenants and landlordなので集合住宅かそれに類似したものに住んでいたと考えられ、「その部屋」辺りが落とし所だと思います
ただし、もしSCP-1972-Aがハウスシェアをしていた場合は「部屋」だと違和感が出てくるので、より適切な単語があるかもしれません
「その物件」とか
during violent pursuit of SCP-1972-A
violentは「激しい」の方が適切な表現でしょう
At this point, SCP-1972-A had been fitted with a vocal modulator.
Interview Log 1972-A-1の説明文からこの部分が訳抜けになっています
継続の過去完了形ですが、いつの話か明示されているので文に起こすときの時制はあまり気にしなくても良いと思います
「この時、SCP-1972-Aには音声変調器を装着させています。」
Some people don’t really approve of my choice of profession.
not reallyなのでreallyを部分否定、「~あまり快く思わない人もいます。」
元記事のディスカッションの感想については明日書きます
ご指摘に対応させていただきました。despiteを見逃したり、一文脱落させたり、12が20になっていたりとか、あのときの私は眠かったのかしら。
violentは「激しい」の方が適切な表現でしょう
全く関係のない話ですが、violentって意外と訳しにくい単語だと思います。
premiseは(複数形になっていないのが若干気がかりですが)建造物と土地のセットを意識した単語なので、「その地」という訳は少々ニュアンスが違ってきます
「その物件」とか
「その物件」を採用しました。
not reallyなのでreallyを部分否定、「~あまり快く思わない人もいます。」
"not really"って部分否定なんですか。初めて知りました。
元記事のディスカッションの感想については明日書きます
ありがとうございます。
ディスカッションも一応流し読みはしておいたつもりですが、この記事がIhpkmn氏とDjoric氏の共同制作らしいということしか把握していません。ディスカッションをじっくり読むのは疲れるので……。
全く関係のない話ですが、violentって意外と訳しにくい単語だと思います。
…関係ある話じゃないです?
csshowさんが仰るとおり訳しにくい単語だと思いますし、それはviolentに限らない筈です
せっかくですから、どのように訳しにくいと感じられたのか書いてみてはいかがでしょう
きっと翻訳をする人たちの助けになる思います
私がviolentを扱ってみて感じたのは、対応する日本語の「暴力的」が一般的には「故意かつ必要以上」というマイナスのニュアンスを含むことです
実際のところ、violent pursuit of SCP-1972-Aが「暴力的な追跡」では無かったかというとおそらく違うでしょう
violent pursuitからはカーチェイスや、発砲など、「暴力的」な行動が容易に想像できます
それでも、報告書が財団により財団のために書かれていること、追跡の対象となったSCP-1972-Aが(少なくとも表面上は)その後財団に友好的であることを考慮すると、
このシチュエーションで「暴力的」という表現は避けるべきだ、というのが私の立場です
遅くなり申し訳ありません
特に有益だと思われるSnakeoilSage氏とDjoric氏のやり取り(3ページ目中程にあります)をディスカッションから抜粋し、抄訳しておきます
ディスカッションのやり取りは砕けている事が多く私の手には余るので、あくまで参考程度に受け取ってください
(SnakeoilSage氏の「SCP-1972-Bの武器は非致死性のものに変えた方が良いのでは?オチが弱くなってるよ」という発言に対し)
Djoric: The sphere has the personality of Judge Dredd and the volume control of a Dalek.
Judge Dreddはイギリスのコミックで、映画化もされているようです(私はよく知らないです)
詳しい解説は各所に譲るとして、絶対的な権限と法への忠誠を持った執行官が活躍すること、劇中で個性的なプロップガンが登場したことを抑えておけばよいでしょう
Dalekは、どうやらイギリスのSFドラマ「ドクター・フー」に登場するキャラクター(宇宙人)…ようです(これもよく知らないです)
volume controlが引き合いに出される理由はちょっと分かりませんが、Dalekは音声に特徴がある(「抹殺セヨ! (Exterminate!) 」と、とても機械的な音声で叫ぶ)らしいです
非常に攻撃的な性質で、光線銃で武装されたロボットのように見えますが中に生身の肉体が入っているとか
あくまでモチーフになっているだけのようですから、Dalekの設定をそのままSCP-1972-Bに当て嵌めてはいけないと思いますが
金属球であるSCP-1972-Bが妊娠するのは、もしかしたらこのような理由なのかもしれません
(Djoric氏が上述のJudge DreddとDalekのくだりのあと、「もしSCP-1972-Bがlighting(すみません、分かりませんでした…文脈的にはプラズマを指していると思います)を撃たなかったら、我々にとっては問題なんだ。あとSCP-1972-Bは財団を任務の邪魔だと見なしてるよ」と続けたのを受けて)
SnakeoilSage: Still, it feels odd for Judge Dalek to let itself get impregnated if it didn't have some weird "soft side" that included an effort to be non-lethal. Dredd and Daleks aren't exactly the type to bang random people.
SnakeoilSage: でも、Judge Dreddの主人公Dalekが子供を妊娠してしまうってのはおかしいよ。もしも、人を死なせない為に努力するとかの、幾らかの奇妙な「穏やかな面」を持たないのだとしたらね。DreddもDaleksも、不特定多数とセックスするようなタイプとはちょっと違う。
(Djoric氏、これに対して)
Djoric: I will leave further explanation in the capable hands of my associate Mr. Tsoukalos.
Djoric: 私は詳細な説明を、私の仲間であり有能なツォカロス氏に任せようと思う。
画像の男性はジョルジョ・ツォカロス氏、宇宙研究家で、テレビのコメンテーターなども務めていらっしゃるようです
残念ながら、彼が何かというと「エイリアンの仕業」にしたがるのはネットミームの一種のようで、この画像も特に意味がない可能性が高いです
意味があるかもしれませんが
他に全体的な印象としては…やはりSCP-1972-Bは妊娠しているようですね
Djoric氏が「これはSC-112-ARCのリライトに非常に近い」と書いていましたが、ちょっと読む気になれませんでした
私からは以上です
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。SCP-1972-Bが妊娠していると考えて問題ないようなので安心です。
もしかしたら、SCP-1972-Bの口調をオマージュされたキャラクターを意識したものにした方がいいのかもしれませんね。ただ、私は挙げられた作品をどちらも見たことがないので、現状では口調に関しては保留にするしかないのですが。
ところで、この記事の訳をこのWikiに転載する際に、転載先のページのディスカッションで
http://ja.scp-wiki.net/forum/t-1220864#post-2315869
というようにパーマネントリンクを張る形であなたの投稿物を紹介したいのですが、よろしいでしょうか。原作のディスカッションの訳や分析は、多くの方に読んでもらった方がいいと思うのですが、どうでしょう。
もしかしたら、SCP-1972-Bの口調をオマージュされたキャラクターを意識したものにした方がいいのかもしれませんね。ただ、私は挙げられた作品をどちらも見たことがないので、現状では口調に関しては保留にするしかないのですが。
私も未見なので、やはりなんとも言えません
ですが、現行の訳は原文のニュアンスを汲めていると思いますし、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう
パーマネントリンクを張る形であなたの投稿物を紹介したいのですが、よろしいでしょうか。
はい、構いません
英語や英語圏のSFカルチャーに詳しい方が見つけてくだされば、より良いアドバイスをして下さるかも知れませんね