まず、メインポストでの説明に不備があったことをお詫びします。
また、サイトスタッフ内で行われた協議の経緯について触れるべきであったとともに、kidonoi氏からの運営の決定に対する質問あるいは異議申し立てに対してよりオープンであるべきでした。
k_u_m_aさん、
tokage-otokoさん
ご質問ありがとうございました。メインポストの説明を補う形で答えます。
質問に対する一対一対応ではないために、さらなる質問がございましたら遠慮なく質問をしていただければ幸いです。
kidonoiさん
今回の対応は、現行のガイドラインに基づいたものです。スタッフが、検討段階、或いは検討の示唆があった程度の未発行のルールに基づいて、効力を持つ公式な決定を行うことはありません。なお、続く本ポストを読んで「まだ存在しないルールを持ち出して処分を行った」と引き続きお考えになったのであれば、説明をお願いします。
また、今回の決定については、アクティブスタッフ全員の話し合いをもとに行われたものです。つまりスタッフ個人/各人の価値観ではなく、Wikiのシステムに基づいた中立的視点からの判断であり、その点を踏まえて、尊重をしてくださるようお願いします。勿論、別の立場を表明することは、穏当な形であれば問題ありません。
まず始めに、本件の対応は「注意」であり、「処分としての警告」ではありません。あくまで、スタッフからメンバーへのお願いであり、直接的な強制力は持ちません。強調しますが、現行のサイトルールでは「注意」と「警告」は全く別物です。この点について詳しくは、「サイトルール:処分」をご参照ください。
また、批評に関するポリシーの「ルール」の箇所は、旧「サイトルール:一般メンバー:義務:1.Don't be a dick.」を元にしており、この条項は現在の「サイトルール:義務:3.行動:2.大人な振る舞い」に引き継がれている為、引き続きルールとして効力を持つものです。「サイトルール:義務:2.議論:3.ガイドラインの遵守」の通り、違反すれば注意される事項なので、今一度読み直していただくようお願いします。
今回の判断根拠となった「批評に関するポリシー」の該当箇所、並びに理由についてです。
長くなるため折りたたみます。
今回のkidonoi氏のポストに関して最初に問題視された箇所は以下です。
SCP-1400-JPでのポスト(既に該当記事は削除されています)
http://ja.scp-wiki.net/forum/t-2070866/scp-1400-jp#post-2732071
補遺が完全に蛇足です。記事の完成度を下げています。
この箇所についてはスタッフ外部からも問い合わせがありましたので、このWikiに求められる批評の線引きをするべく、批評に関するポリシーと照らし合わせて批評の検証会議が設けられました。当該部分の他にも、他のメンバーの批評も調べられています。
結論から申しますと、このポストについては、「批評に関するポリシー:ルール4」に抵触しています。「もし問題点が明白であるならば、そのような過ちを作者が犯すことはないでしょう。あなたがそのようなことを言うなら、たとえあなたが正しいとしても、そのようなことはポストしないほうがマシです。そのようなことをすれば欠点も無いのに不当に作者を無能呼ばわりすることになります。」が該当箇所です。
したがって、
「何故蛇足だと思ったのか」「何故"ひどすぎる"のか」と言った部分が抜け落ちており、これだと、記事改善につなげにくい為、建設的な批評とは言い難いです。何故そう思ったのか、極力理由を添えてください。
と指摘するに至りました。何を求めるのかはっきり述べ、率直な評価を伝えることがメンバーの成長に直接つながります。
初期収容手順-その女、国頭-でのポスト
http://ja.scp-wiki.net/forum/t-2068218/mary-tale14#post-2731605
主人公に都合が良くなるように、周囲が無能になって「さすが主人公!」とする展開が続くのはひどすぎると思いました。そういうギャグとして書いているのなら、私は全く笑えませんが、ありなのかもしれません。
また、文章も前後が上手く繋がっていないように感じられます。はっきり言って悪文です。推敲を強くおすすめします。
に関しても、メインポストの通り、スタッフから問題視されました。
まず、このポストについては、「批評に関するポリシー:ルール1」に抵触しています。
重要なのは効果的な批評を届けることであって、あなたが他の人間をいかに賢く罵倒できるか見せつけることではありません。
短い文章の中に「ひどすぎる」や「はっきり言って悪文」などの強調表現を続ける事は、論理構造の用語では「充填された語 (loaded language)」に該当します。これはその批評の要旨を伝える上で不要であり、「必要に応じた手厳しい言い方」の域を出ています。「批評に関するポリシー:ガイドライン:3」では、「コメントを和らげるために言い回しを工夫する必要はありません」とありますが、それは「必要ならば」という限定があり、不必要に手厳しくする事とは異なります。批評は効果的であるべきであり、誰かの自尊心を取り繕うためのものではありません。内容に関心を持ってもらうようにするためには、手厳しい"態度"をとるのではなく、手厳しい"内容"にしてください。
次に、執筆者の執筆意図に対して推量したことを断定的な口調で批評することについては、「批評に関するポリシー:ルール:2.作品を批評してください。執筆者を攻撃しないでください」に抵触します。
※ 断言調という言い方はやめます。メインポスト中では、自身の解釈のありとあらゆる断言調を禁止するような文面に取れます。伝わりにくい表現でした。
あなたは執筆者の作品のすべて、またもちろん作中でやっていることを批判することができます。
ユーザーの執筆意図やテーマがなんであるか、メンバーの知識の範囲など、執筆者本人以外に知りえない情報を100%当てることはできません。
推量に基づく「断定的な口調」が、「批評に関するポリシー:ルール:2」に抵触し、批評における表現として望ましくないと判断される理由は、「断定的な口調」をしている本人も気づかぬうちに、相手の知性に対する攻撃になっている場合がある為です。
自分が受け取った印象/感想のうち、誤りであると明確な物を、相手が意図した物として、断定的に仮定した場合、相手は誰が見ても誤った判断を取った事になる為、相手の判断能力を、間接的に貶める事になります(感情的反発を生みやすい理由はここです)。これが「批評に関するポリシー:ルール:2.作品を批評してください。執筆者を攻撃しないでください」に抵触する為、「断定的な口調」、特に相手の誤りについて断定している表現は、軽度のポリシー違反になると判断しています。
しかし一方で、これのみを持って「サイトルール:義務:2.議論:5.個人攻撃」と即座に判断する事はできません。この"知性に対する攻撃"は、サイト外の一般的な批評の場で頻繁に用いられており、人格攻撃の意図が無くても、一般的な批評手法として用いられている場合が非常に多い為です。必ずしも裏に攻撃的意図があるとは限らないため、あくまで「批評における表現として望ましくない」程度の判断に留まります。
よって、上記に該当する規定としては「批評に関するポリシー:ルール:2」です。この批評に関するポリシーは、ディスカッションスレッドやフォーラムコメントに於ける「振る舞い(behave)」を規定したものであり、表現に問題があれば適用される物です。
最後に、繰り返しとなりますが、ガイドラインには以下のように示してあります。
3. 無理に上手い言い方をする必要はありません。必要ならば、手厳しい言い方をして下さい。 ひどい記事が投稿された場合でも、コメントを和らげるために言い回しを工夫する必要はありません。もう一度強調しておきますが、批評は効果的であるべきであり、誰かの自尊心を取り繕うためのものではありません。
とあります。ですから、メンバーへの悪影響を及ぼすような批評だけをやめていただければいいのです。