労働のための複雑な人工知能を搭載した、低コスト有機オートマトンの遺伝子工学的な設計のための認可計画
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労働のための複雑な人工知能を搭載した、低コスト有機オートマトンの遺伝子工学的な設計のための認可計画

問題
現代産業時代においては監督業務、工業、軍事戦闘などの人間にとって不快で反復的、屈辱的であり健康に有害な多くの業務が存在します。ロボット工学の分野が人間から業務を引き継ぐことで解決策となるとしてもてはやされてきましたが、ロボット工学が発展しても工場における製造業務などのきわめて反復的な作業にしか適していませんでした。

ロボット工学の分野で克服すべき主な問題は、知性の問題です。現代のロボットは、環境の変化を感知して反応したり、人間と対話したり、基本的なセンサーデータを超えて詳細なフィードバックをプログラムに組み込んだりするための機器とプログラムの洗練さが欠けています。したがってロボットは溶接、スプレー塗装、ダイカストなどの繰り返しの産業作業に限定されています。1

真の人工知能を持つロボットは、現代世界における大規模革命となるでしょう。複雑な問題を解決し、独創性をもち、人間と仕事や交流をし、環境の変化に対応し、環境と行動からの応答を学ことでプログラムを最適化することを学び、効率を大幅に高めることができます。知的能力を持ったロボットは軍事から農業、医薬まで労働を必要とするあらゆる分野に応用できるでしょう。ロボットは生産性を高め、あらゆる業界で利益を増やしながら人件費を大幅に削減することができます。プロメテウス・ラボは発展自然知能構造とプロジェクト・カペックで人工知能と機械学習の分野で目覚ましい進歩を遂げてきましたが、世界中で行われている他のすべてのロボット研究より数年先んじているにもかかわらず、プロメテウス・ラボの最も基本的な真の人工知能は少なくとも1993年までは完成しないと予想されています。


解決策
プロメテウス・ラボは人工知能を備えたロボットを構築するのではなく、成長させればよいのです。

我々は機械によって実行できない技能や問題解決の決定を必要とするか、人間の相互作用や仲間関係を必要とする様々な形の反復的、もしくは危険な労働を行うために遺伝子操作された人工のヒト様有機体を作り出すことを提案します。このような労働には企業や住宅の清掃業務、高齢者や障害者のケアや援助、武力紛争での戦闘などが含まれます。これらの有機体は通常の人間よりも育成や使用のコストが安く、人間労働者の非協力的な傾向をすべて欠如しており、不満を持たずに働きます。しかし、これらの特徴は、有機体が奴隷──古代制度のための古い言葉──であることを暗示しています。

有機体は生物としてではなく、プロメテウス・ラボ総天然オートマトン(ANAs)と呼称されます。信頼性が高く、メンテナンスの必要性の低い総天然のロボットであり、実世界のフィードバックに基づいて機能を強化するための固有の高度な機械学習アルゴリズムを搭載、人間レベルの問題解決能力、高度な器用さと機動性を持ち、高度な自然言語の使用者インタフェースで、あらゆる言語で話すことができます。チューリングテストに合格し、完全な顔と環境の認識を持つ高度な人工知能、自己修復機能とハッキングに対する完全な耐性、生分解性などの環境に配慮した特性をも備えています。

ANAs設計の基幹技術はプロジェクト・リリス2の研究、特に接合子のゲノムを素早く編集するためにレトロウイルスを使用し、最小限のコストと最大効率で生物の遺伝的構成を変える分野に由来しています。

ANAsの起源であるヒト接合体は、プロメテウス・ラボ応答ゲルおよびプロジェクト・サムサラの幹細胞を用いて容易に製造することができます。プロジェクト・リリスの微生物組立ライン技術と組み合わせることで25万以上のヒト接合体を1時間のうちに成長させ編集することができます。

エメリッヒ、芹沢、およびカルバン3は特定の個々の形質をコードする生物から遺伝子を同定・単離・配列決定する技術を開発し、非コード「ジャンク」DNAを改変することによってこれらの遺伝子をコードする技術を開発しました。これらの技術とレトロウイルス・シーケンシング法とを組み合わせることにより自己修復または運動速度の向上などの補助形質とともに、ANAsにおける問題解決および認知能力を向上させる有用な形質の迅速かつ効果的な同定が可能となります。

人間の意識と問題解決能力は、妊娠中に適切に発達する脳に依存していることが実験的に証明されているので4、ANAsの脳がレトロウイルスによって改変されていなければ平均的な人間と同等の問題解決能力を保証されます。

ANAsをプログラミングするための最もシンプルでコスト効率の高い手法は、プロジェクト・デルフォイ5の拡張現実脳機械インタフェース(ARBMI)テクノロジーを使用することです。ARBMIは試験管内で1チップあたり1¢で移植することができ、出生前の開発が終了し次第数百のARBMIをマスターコンピュータから同時に制御することができます。ARBMI自体もANAsを安全にプログラムするためのVRシミュレーションを生成するようにプログラムすることができます。そのような訓練方法にはANAsが特定の命令に従うときにドーパミン放出経路を誘発すること、不服従時に侵害受容器を刺激すること、刺激そのものに否定的な反応を示さずに刺激の源を中和することができるように負の刺激(弾丸や刺傷など)に反応するようにANAsを教育することが含まれます。


事業例
総天然オートマトンは、反復的もしくは危険な労働、人間の相互作用や問題解決能力を含む状況での使用を想定しているため、主要な適用層は医療、軍事、企業の研究開発、一般労働となるでしょう。

老人ホーム、病院、さらには裕福な家庭でも子供の世話、ベッドやテーブルの清掃、神経変性疾患に悩まされている高齢者を保護することに至るまで人の世話に使用するためにANAsは購入されるでしょう。それらの遺伝的強化の性質によって必然的にほとんどの病原体の影響を受けないようになり、無菌環境での使用に最適なものとします。低速CPUを搭載したANAsはケアが容易であり、さまざまなトリックを教えることができる擬似ロボットペットとして使用することさえできます。

人民解放軍から世界オカルト連合に至るまでの軍事組織はANAsが十分に訓練され、完全に忠実で、適応性があり、操作が容易であり、消耗可能な兵員であることがわかるでしょう。ANAsは一般的な戦闘、偵察およびブービートラップゾーンの除去から爆発物処理の実施、超常現象との戦闘までさまざまな軍事作戦において非常に有用であることが証明されるでしょう。

ANAsは人間の遺伝的遺産や解剖学的構造の多くを有していますが人間とはみなされるべきではないため、化粧品検査、薬物検査、武器検査などの研究開発アプリケーションに最適な候補となりえます。Sandoz AGやSCP財団などの医薬品開発および封じ込め組織は、ANAsが日常業務で使用するのにふさわしく、容易にメンテナンスでき、堅牢で遺伝的に変化する被験者であることがわかるでしょう。

低いメンテナンスコスト、単調・危険・困難な作業への耐性、そして比類のない問題解決能力から来るANAsの取り扱いの容易さがを鉄道トンネルの掘削から深い鉱山の貴重な鉱物採掘、原子力発電所の火災対処までのあらゆる環境の労働力としてANAsが最適なものとなるようにします。

総天然オートマトンの使用によって多くの非熟練労働者が失業する可能性がありますが、これは第2の有利な選択肢をもたらします。世界各国の政府は保証付き契約または直接通貨の注入によってプロメテウス・ラボに対しANAsの生産規模を制限するよう誘引するでしょう。


資金の使用
総天然オートマトンはプロメテウス・ラボの施設で製造することができ、ANAs1台の平均製造コストを60ドル(ANAあたり20kgの応答ゲルを想定)に抑えることができます。プロジェクト・リリスの生体印刷施設は再利用可能です。標準プロメテウス・ラボ高速建築TMの施設建設手法を利用すれば1施設ごとに建設コストを100,000ドルに抑え、12週間ごとに建設することが可能になります。

有用な形質を単離するために使用される遺伝子シーケンシング技術は、伝統的な遺伝子工学プロジェクトに使用される標準的な装置のみを必要とし、約100,000ドルが必要となります。

連続した脳の発達を可能にするために、初期群のANAsの製造のために約36週間かかります。ARBMI訓練を行うにはさらに12週間が必要です。ただし、最初のテストが成功すれば新しいANAsを毎日製造することができます。そのため初期群の製造から48週間が経過すれば毎日ANAsを生産することができます。


既知の問題
この研究の科学的根拠はすでに境界・主流双方の研究機関で十分に証明され普及しているので、人間の利用者と労働者の生物がどう相互作用するかだけが懸念となります。総天然オートマトンが広く採用された際の主な問題は、一般人にはほぼ人間として認識され、そして人間様の生物に対処するための法的前例が存在しないことです。当然のことながら、人間に近いANAsは人間を惹き寄せ、労働生物は人権のもとで保護されてしまい、その存在の目的を果たせなくなります。

この解決策となる最初の部分は、総天然オートマトンを人や動物の機能を持った、より親しみやすく使いやすい有機・天然のロボットとして分類することに焦点を当てた積極的なマーケティングとロビー活動です。このキャンペーンは、ANAsがその傘下に分類されることを確実にするために、ロボットの法的および運用上の定義を変更するよう努めるかもしれません。

解決策の第2の部分は、総天然オートマトンが人間と間違えられず、機能が強化されることを保証するために人間工学的に明確に定義された非人間的機能です。例えば、ヨーロッパミツバチ(Apis mellifera)の特徴を軍用特化型のANAsのグループに実装することは、彼らが人間ではないことを明示し、並列演算と同時操作能力を強化するという追加の利点があります。黄-黒色の皮膚色素沈着は、それらがヒトとみなされるべきではないことをより明確にに示し、毛髪を毛皮に置換することは、興奮性で有効的な動物のような性質を強調します。

第2の重要な問題は、ANAsの学習アルゴリズムがユーザーに対する不服従または直接的な危害によって機能的能力を向上させる可能性があることです。ARBMIの成功率は97.9%です。したがって、ARBMIトレーニング訓練の有効性をテストし、機能不全のANAsを取り除く最も簡単な方法は、プログラムされたANAをさまざまなプロメテウス・ラボの施設に導入し、PL担当者とのやりとりを観察することです。この予備試験には、施設内の人件費を削減するという追加の利点があり、プロメテウス・ラボの施設のほとんどが独立しているために異常ANAsの脱走機会を最小限に抑えることができます。ほとんどのプロメテウス・ラボの設備に存在する継続的な監視は、条件付けが失敗したANAsが一般社会に入る前に素早く識別され、廃棄されることを確実にします。

しかし訓練されたANAsは、現場で脳の損傷を受け機能不全に陥る可能性があります。ANAsが誤って野生に逃げ、地元の生態系を破壊することを防ぐために全てのANAsは胎児発育中に遺伝的不斉化され、プロメテウス・ラボ・総天然強化液体食品サプリメントTMを毎日摂取しなければ生き残ることができなくなるようにし(食品サプリメントはプロメテウス・ラボ総天然オートマトンの燃料としてブランド変更され、値上げして販売される)、外部の人間環境に存在しないようにするため寿命を15年に制限します。食品サプリメントの使用と寿命の上限は、すべての顧客がANAsの継続的なメンテナンスと交換のためにプロメテウス・ラボに依存するという追加の利点をもたらし、収益をさらに向上させます。

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