要注意団体

財団だけが、超常現象、形而上学に興味を持ち、投資を行う団体ではない。他にも、私利私欲のためか、あるいは人類を守るために、SCPを所有、使用、製作するグループが存在するのである。その一部はライバル組織であり、一部は財団からの分派であり、一部は財団が信頼する仲間である。いずれにせよ、財団が知る各団体に関する概要(と、それに対するスタンス)を作成し、配布する必要があると判断された。

Alexylva大学

Alexylva大学およびその目的については僅かしか判明していません。少なくとも西半球においてラテン・ギリシャ文化が支配的である何かしらの平行世界に、その組織が存在しているという証拠が発見されています。この世界の他の地域に関する情報は得られていません。大学が関連する全てのオブジェクトはアメリカ中南部、とりわけテネシー州で発見されており、財団の主要研究者らは大学自体がその地域にあると推測しています。

大学(オブジェクトを構築しているとは思われない)に関連する多くのオブジェクトは"Phitransimun Combine"として知られる代理店を経由しての郵便輸送中に回収されました。関連書類が同封されており、オブジェクトおよびそれらが何処から来たのかを解明する手がかりとなりました。オブジェクトの転送法について現在までに知られている全技術は、アインシュタイン-ローゼンブリッジに類似した原理であり、純粋な現代科学的理論に基づくものと考えられています。自然哲学科として知られる大学の部所が転送を行っており、他の組織の知識や同意無しに行っている可能性があると考えられています。

Alexylva大学に関連するカタログ化されたSCPは、SCP-877SCP-961SCP-1043SCP-1080SCP-1081SCP-1083SCP-1546、およびSCP-1998が含まれています。alexylva大学のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


アンダーソン・ロボティクス

太平洋岸北西部を拠点とするアンダーソン・ロボティクスは、2007年のSCP-1360確保によって初めて財団の注意を惹くことになりました。ヴィンセント・アンダーソンによって主導され、異常なアンドロイド/ロボット/人工知能/サイバネティクスの販売に特化しているアンダーソン・ロボティクスは、早々に異常工学の世界において少なからぬ牽引力を手に入れてしまいました。グループが小規模であること、特筆に値するスパイ能力、驚くほど大規模な資力基盤のためにアンダーソン社の従業員に揺さぶりをかけることは困難であり、現在財団の手中にあるアンダーソン社の製品はほんの一握りでしかありません。

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Are We Cool Yet?

「アート・テロリスト」の集団である Are We Cool Yet? のメンバーたちは、特異な物体や存在を入手、制作する能力があり、芸術作品を創作するためにそれを使います。これらの作品はできるだけ人目に触れる場所におかれ、多くの場合(いつでもではないが)、見物人の生命を危機にさらすものです。"Are We Cool Yet?"(俺たちはクールだったろ?) というフレーズがいつも何らかの形で残されています。

Are We Cool Yet? の関与があるものは、SCP-1018SCP-1043SCP-1057SCP-1074SCP-1999、および傍受放送のトランスクリプトが含まれています。are-we-cool-yetのタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


黒の女王

黒の女王と呼ばれる参考人に関する情報はごく僅かです。全ての報告書で、彼女はアリソン・チャオという名前の女性であり、研究員である██████・ギアーズ博士が財団に採用される以前に██████・███・チャオとの間にもうけた娘であることが示されています。彼女は高い知性を持ち、且つ精力的で、財団の構造、活動、収容対象に関する幅広い情報を持っています。幾度と無く財団の警備を突破しています。財団が認識するほぼ全ての主要な要注意団体や多くの地方政府、世界政府との関連を示す報告があります。

黒の女王の活動と動機に関して矛盾する報告があります。ある報告では、彼女は強い悪意と殺意を持ち、破滅的であると示します。また別の報告では、彼女はとても慈悲深く、彼女と相対する度に秘密裏に財団の活動を援助すると示します("何者でもない"と同様に)。いずれにせよ、彼女は重度のセキュリティ違反を起こしているため、非常に危険であるとみなされています。

確かな情報源によると、黒の女王は蛇の手のL.S.と同一人物であり、L.S.とは"Little Sister(妹)"の略称であると主張します。これらの情報源は、黒の女王は蛇の手に対してはL.S.として慈悲深く対応している、または単に他の団体よりも直接的に蛇の手を操っていると主張します。これらの情報はどれも確証がありません。

ある報告では黒の女王は、別世界の黒の女王と呼ばれる存在に対して接触していると示します。これらの報告では"Little Sister"とはこの女王達が使用するコードネームであり、彼女らの目標に相応しい情報を共有し、協力し合っていると示します。これらの報告はどこまでが真実なのか判明していません。

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カオス・インサージェンシー

カオス・インサージェンシーは財団の分裂派閥であり、いくつかの有用なSCPと共に無断で離脱した危険な支部によって1924年に作られました。それ以来反乱組織は個人的な利益のためにSCPを利用しており、世界の権力基盤を統合するため、世界を舞台にする厄介な指し手となっています。反乱組織はSCPでだけでなく武器の密輸や情報収集も扱っています。

第三世界諸国の独裁者を利用し、財団がDクラスを使ったの同様に多数の人員を用いています。このため、過激な実験、軍による容易な徴兵、そして反乱組織との有利なビジネスを続けるため、これらの国々が受ける極度の貧困と戦争を維持する支援をしています。

反乱組織の所有する大部分のSCPはわかっておらず、知られている物のうち最も注目すべきは、それが触れるどんな物理的および化学的静止も曲げることができるアイテム「ヘルメスの杖」と、それが叩かれるに従い破壊的な様々な効果を引き起こす可能性があるオブジェクト「エントロピーのベル」です。これらのSCPの両方は元々財団によって少なからぬコストで得られた物でしたが、反乱組織の創設者によって盗まれました。反乱組織はまたSCP-355およびSCP-884に関連性を持っています。

反乱軍の主な拠点の所在地は指導者と共に不明です。組織は財団と直接敵対しており数回SCPアイテムをめぐって衝突しています。人員はテロリストからありうる急襲、反乱組織からのスパイを意識し、仲間の職員の奇妙な振る舞いについても司令部に通知の義務があります。

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壊れた神の教会

SCP-882の発見と収容の後ほどなくして、この「教会」の構成員が現れ「神の心臓」の返還を要求しました。ロバート・ブマロなる人物に指導される熱狂派の一派であり、多くのSCPは宇宙創世ののち崩壊した「神」の一部であると信じています。それらを全てもとに戻すことで、神性をも得られるだろうとしています。最初の接触以来、「神」の重要な3つの部品がさしあたって判明しています。それらはSCP-217SCP-271SCP-1139です。SCP-808の組み立てに従事する分派が存在します。

教会は財団を「異端者たち」と位置づけており、財団の活動対し非常に敵対的であり、作業員を殺害しSCPの収容施設を破壊しようと試みています。 彼らがどのようにこれらの物品を探し当てたのかは不明ですが、驚くべき的確さでそれをやってのける能力があることは確かです。 加えて、彼らがSCPの、とりわけSCP-882の「精神的魅惑」による心理的影響に強く抗う能力があることもわかっています。

教会は財団とSCP双方にとって脅威であると見えます。構成員を実働部隊により拘束するか、財団職員により必要と判断されればどのような手段を使ってでも排除しなければなりません。

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ワンダーテインメント博士

ワンダーテインメント博士が個人なのか組織なのかは不明です。ワンダーテインメント博士について知られているのは、子供の玩具に似た特異な物体や存在を生み出す力があるということです。

ザ・ファクトリーとの関係が疑われていますが、確認されていません。

現在までに作られたのは、SCP-445SCP-549SCP-846SCP-905SCP-909SCP-913SCP-917SCP-920SCP-949SCP-1103SCP-1550です。ワンダーテインメント博士のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


ザ・ファクトリー

ザ・ファクトリーについてはほとんど知られていません。その例外は特異な物体を生み出す力があると思われることです――そうするために大量生産技術を使用します。

現在までに作られたのは、SCP-133SCP-248SCP-585SCP-690SCP-721SCP-750SCP-1125SCP-1317です。ファクトリーのタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


第五教会

「この教会と他の教会との関係は人々にとっての道化役者のようなものだ。見かけ上の類似点はあるが、相違点はすべて強調され誇張され、どこが違うのか指し示すことはできない……。そう、君のなかでそれははっきりしない、だがそれはどういう意味か?なぜそうなっているのか?呼んだとしてどうなる?」 —█████博士

第五教会は第五主義教会、あるいは第五主義者連盟としても知られる、あらゆる娯楽産業とのパイプを持つ高度に秘密主義的な宗教団体です。たびたびの調査にも関わらず、2007年の「星を見る人作戦」で知られる全国規模のおとり捜査を最後に、100人の確認された第五主義者の著名人や主要人物の監視リストが維持されていますが、それ以上教義、活動、構成員の規模、目的の詳細は確認されていません。その起源は20世紀中頃のいくつもの時代、北米とアジアに散在していますが、いくつかの起源は数世紀前にもさかのぼります。

第五教会はSCP財団に対し直接接触してきたことはありませんが、敵対的な勢力と考えられます。

現在、財団の保護下にある、この団体と関連付けられる研究対象はSCP-1523SCP-1982SCP-1724SCP-1425などです。第五教会のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


世界オカルト連合(GOC)

GOCは、第二次世界大戦後に、ナチス、ソヴィエト、連合軍から離脱したオカルティスト、霊媒師、司祭、科学者の生き残りが集まり、作った同盟組織です。世界という舞台が広がるに従い、国の数が増えた分だけGOCも手を広げて、現在の形になりました。

GOCはだいたいにおいて政治的な勢力であり、自らを超常的な世界の警察であると見なしています。彼らは超自然的な存在を破壊することに誇りを抱いており、できうる限り最先端の革新的な装備を後援者たちから入手して、使用します。これまで、SCPの可能性があったものを、財団が獲得・収容する前に、GOCが破壊してきました。

状況によって、GOCは財団の側につくこともあれば、財団と対立することもありました。彼らは概して財団を軽蔑しています……財団がSCPを徹底的に破壊せず、使用、収容しているからです。GOCは財団の途方もない力に敬意を示し、普段は近寄らないようにしていますが、彼らの関与が疑われる事件がいくつかあります(当人たちはきっぱりと否定)。

GOCのエージェントには、疑念を持って対応すべきです。

GOCの関与が知られているのは、SCP-1609SCP-1899です。世界オカルト連合のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


ゲーマーズ・アゲインスト・ウィード

“ゲーマーズ・アゲインスト・ウィード”は異常な人物たちの緩く組織化された同盟組織、並びにその提携者たちであり、風刺的な目的および/または自分たちの娯楽のために異常な物品を製造・調達しています。しかしながら、より最近では、左翼系の政治組織に対するアノマリーの供給にも関与しています。ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードは専らインターネットチャネルを介して活動を組織しており、同グループに関連する現実世界の所在地が幾つか特定され、家宅捜索されています。現在の情報では、ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードがワンダーテインメント博士の“リトル・ミスターズ”シリーズのパロディと称して異常なヒト型実体群を作成・配布している最中であること、また財団の作戦活動に気付いていることが示されていますが、財団の性質を正確に認識しているかは定かでありません。

ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードの構成員を拘留することは推奨されません ― 同グループの組織者のうち数名はタイプ-ブルーの現実改変能力を有している可能性が疑われており、彼らの心理プロファイルは、財団が前述した行動を取った場合、正常性に対する実質的脅威という形で深刻な報復を引き起こす見込みを示唆しています。現在の作戦活動は、関連する異常の封じ込めや、ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードの中でも最も危険性の高いメンバーの特定を重視しています。

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ロシア連邦軍参謀本部情報総局"P"部局

その起源は ЧД АКН ("ChD AKN"、非常事態委員会第4部局) として知られ、1935年初頭にヨシフ・スターリンの直接命令により創設され、当初の任務は S. キーロフ暗殺事件の捜査でした。

第二次世界大戦の間、委員会は GRU の"P"、Psychotronics(精神工学)部局として新規再編されアーネンエルベやナチス親衛隊、ヴァチカンの多くの脅威への対抗活動とソ連政府の利益のため国内外の多くのアーティファクト研究に従事してました。 "P"部局はこの役割を冷戦中も引き継いでおり、コミンテルン加盟諸国内での財団の活動を難しくさせていました。

1991年以降は、急速な再編と予算削減と資産売却・償却もあいまって職員の脱退と彼らの保有する多くのアーティファクトのヨーロッパの闇市場への流出を招きました。現在、この要注意団体の財団に対する脅威はわずかなものです。

GRU"P"部局と関連のある研究対象は、SCP-1011SCP-1723SCP-1232です。gru-p-部局のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


ハーマン・フラーの不気味サーカス

ハーマン・フラーの不気味サーカスは、異常な起源と目的を持つサーカス団であろうと推測されています。この集団が実在すると言う証拠は、現在のところ多数の知性型SCPの申し立てと、異常性のない損傷した物品以外にはありません;初期の分析では、Are We Cool Yet?のダダイズム芸術家集団による策略の産物であると多くの職員に信じられていました。代表的な関連するオブジェクトは人間型で、SCP-1884SCP-1860のように何らかの形での身体的欠損が見られます。それ以外にはSCP-1921のような祭の会場にある典型的装飾芸術品(objets d'art)、あるいはSCP-1956SCP-1931のような見世物における”アトラクション”となりうるものがあります。ハーマン・フラーの不気味サーカスに関わるオブジェクトは一般に、ショーが”公演された”とされる会場で発見されます。

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境界線イニシアチブ

境界線イニシアチブは1960年代後半に主要アブラハム系宗教(訳注:ユダヤ、キリスト、イスラム教)のいくつもの影響力のある団体によって、増加する数々の脅威となる活動や団体への対抗のため創設された組織です。境界線イニシアチブの目標の全容は判然としませんが、彼らは自身の教義に SCP の回収ないし破壊を含んだ目標を持っていると知られています。

この団体は、その設立を含み3つの最大派閥出身の指導者たちによって構成される裁決機関によって運営されていますが、大規模な内紛によりしばしば団体の完全なかじ取りに至らず公的な指導力を失いました。この団体の主要な私兵部隊である「鉄槌計画」は一般に対カルト作戦とSCP回収作戦のために配備されています。

この団体と他の要注意団体や財団との関係は一貫しているるようです。この団体の全部は堕ちたる神の教会や第五教会を強い敵意をもって認識しており (そして時として武力衝突に発展する)、一方で財団や GOC (世界オカルト連合) に対する感情は、構成員個人の内部協力しだいで、あからさまな敵意から限定的な協力の意思へと大いに変化します。

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マナによる慈善財団

1971年に宗派を問わない人道支援機関として設立され、復元された文書によれば、この財団の任務は「神の奇跡を残された彼の子らに分け与える」ことです。様々な慈善運動団体や宗教団体の提携を通して、時には富裕な博愛主義者や学術機関からの公式の支持によって間接的資金援助を受けてます。設立以来この団体の主要な行動指針は、第三世界、戦争被害、飢饉や自然災害で困窮した地域の市民へSCPとその副産物を無償配布することです。

この団体は現在、国連にNGOとして認知され、本財団の影響力の外にあるいくつかの敵対的な地域や孤立した地域で合法・非合法に活動していることが知られています。現在にいたるまで、この団体によって配布されたと知られるSCPで人類と社会に対する国際的な災害をもたらしたものは存在しません (そして拘束した団体工作員は強い平和主義的信念を実証する傾向にありますが)。しかしながらこの団体の関与した収容突破はしばしば、研究対象の解放による予測不能な結果、または長期的な挙動に関する厳密な科学的調査なしに潜在的に「役立つ」研究対象は即座に配布するという目標、あるいはその両方のために、人的損失や国際情勢への深刻な脅威を引き起こしました。

この財団と関連のあることが知られる研究対象は、SCP-1135SCP-1176SCP-1615です。マナによる慈善財団のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


マーシャル・カーター&ダーク株式会社

イギリスのロンドンに拠点をおく「クラブ」です。超富裕層に対し世界中で広範な財政界とパイプを提供しており、この集団は財団に対して広範な問題をもたらしています。マーシャル・カーター&ダーク株式会社は会員に可能な限り独占的に、高価で希少な体験を提供するために世に知られていない希少品を収集しています。

これらの活動は再三にわたりに財団との摩擦を引き起こしています。この集団は軍事力の行使が確認されておらず、彼らは目的達成のためにむしろ財政的、政治的圧力の行使を好むようです。彼らがより直接的な手段に訴える際は、外部のエージェントを雇うため、このエージェントとの関連付けは非常に困難です。

マーシャル・カーター&ダーク株式会社は主に資金や社会的圧力の行使を通していくつかのSCP脱走事件を起こしています。 いくつかの報告、記録、個体そのものさえもが、法外な買収金や監禁や拷問の脅威に瀕した財団職員の手によってリークされました。とりわけ、2つの収容サイトが、財団がこの会員による接触を拒否した後に一般人の注意を惹くことになりました。

会員のリストや幹部の氏名といったマーシャル・カーター&ダーク株式会社に関する情報を入手することは非常に困難であるとわかっています。この集団の会員に遭遇した職員には、いかなる理由であれ、偽装した経歴を維持し、財団との関係やSCPの情報を明かさないことが勧告されます。

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「何者でもない」

現在、「何者でもない」と呼ばれる個人、存在、集団に関してはほとんど知られていません。これは1954年に初めて察知され、以来何度となく見え隠れしてきました。いずれの場合も個人として姿を現し、普通は灰色のスーツと中折れ帽で着飾ったコーカソイドの男性の姿です。正体を尋ねるならば、彼は「何者でもない」と答えます。しかし、単独の個人や単独機関による複数人の工作員の仕業であるかはわかりません。彼らの行動指針は現在のところ不明であり、しばしば職員は自身を「何者でもない」と名乗る工作員と遭遇します。

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イスラム・アーティファクト開発事務局(ORIA)

イスラム・アーティファクト開発事務局 (The Office For The Reclamation of Islamic Artifacts、ORIA) はイランの最高指導者にのみ従う準軍事組織で、中東および中央アジアにかけての無数のアーティファクトの収集と利用に従事しています。1979年の革命勢力によるパフレヴィー朝政府の転覆とそれに続くイラン・イスラム共和国建国により、財団職員は全て「植民地主義の工作員」として国外追放処分を受けました。国内の機密を収容しようという試みは失敗に終わり、財団職員の多くは逮捕ないし殺害され、サイト██、██、および███はイラン軍に接収されました。イラン国内にまともでない研究が放置されるのを防ぐため、ORIA は1981年に最高指導者ホメイニの密命によって創設されます。その名前によらず、この集団はイスラムを起源とする無数の研究対象を追求することにとどまりません。

ORIA は多くの資源に手を付けていますが、組織内部のいくつもの派閥間の内紛によりその活動は制限されています。彼らの一派は数々の研究対象を兵器利用するか、あるいは自然に任せようといった思想上の違いから論争しているようです。内部分裂はORIAの組織がしばしば重複する担当地域に複数の指揮者を配置するなど、意図的なものであるようです。この変更の背後にある理由は何人も最高指導者に敵対できるほどの力を蓄えないようにするためだと想像されます。

イランの中東および西アジアでの覇権拡大に際し、ORIA は中東における主要な非合法組織となり活動範囲を拡大しました。ORIAは敵対的な勢力と考えられ、財団職員は遭遇した際には特別に警戒するよう勧告されています。

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オネイロイ・コレクティブ

オネイロイ・コレクティブに関する財団の唯一の情報源は、コレクティブに遭遇した人物へのインタビューと、コレクティブが残した異常なオブジェクトです。コレクティブの「メンバー」である人物がいるのか、または財団が認識している現実の完全な外部にいる人物として存在するのかどうかは不明です。研究者の仮説によれば、オネイロイ・コレクティブは明晰夢であり、非永続的な夢をより永続的な現実に持ち込むために活動しているかもしれないと考えられています。

噂では、財団職員の中には、夢の中に幻影や光が訪ねてきて、職員の持つ影響力や役割をコレクティブを支援するために行使するよう訴えてくる、と信じているものがいるとされます。

諜報活動により、彼らの存在は他の要注意団体も記録しており、おおむね財団と同程度の接触機会があることが判明しました。オネイロイ・コレクティブには、非常に独立した存在(「何物でもない(Nobody)」 など)に対しても接触できる能力があることは明確です。コレクティブと相互に敵対的であることが報告されている唯一の要注意団体はザ・ファクトリーですが、その理由は不明です。

オネイロイ・コレクティブに関連するドキュメントにはSCP-2805SCP-2028SCP-2272 が含まれます。

オネイロイのタグが付いた全文書はこちらを参照してください。


株式会社プロメテウス研究所

プロメテウス研究所は、数年来、いくつかの潜在的に非凡な超自然的な特性をもつ製品の開発を行なってきた[削除済]を中心にR&D企業として1982年に設立されました。

プロメテウス研究所は「超常的な異世界に対する人類の克服を助けるための技術と道具の開発」を標榜している営利団体です。財団に対して直接的脅威がないよう装っていますが、プロメテウス研究所は自身の目論見に対し妄信的であり、彼らの保有するいくつかの物品に関して財団による収容勧告を拒絶してきました。

1998年1月9日、プロメテウス研究所の計画の1つである[削除済]がかれらの母体施設の消滅を引き起こしました。事件後、財団はプロメテウス研究所の爆心地を清浄し生存した職員と残存品を回収しました。物品はSCPとして回収され生存者は財団に誘致しました。財団は現在プロメテウス研究所の支部と外郭団体との連絡手段の確立を試みています。

プロメテウス研究所の施設から収容された研究対象は、SCP-148SCP-155SCP-534SCP-1290です。プロメテウスのタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


サーキック・カルト

サーキシズム(Sarkicism)は数多くの伝統・信念・精神的実践を包含している宗教/哲学体系であり、その大部分は神格化された創始者、“崇高なるカルキスト・イオン / Grand Karcist Ion”の教えに基づいています。信者たちは儀式的な人肉食、人身御供、肉体の増強、魔術、異次元操作を実践しています。極めて秘密主義であり、一般社会には彼らの存在に関する直接的な知識は流布していないように思われます ― 唯一の例外は壊れた神の教会であり、彼らはサーキシズムを終末論的な観点から見ています。一部のサーキシズム信者(サーキサイト)は、基準となる人間の物理的限界を超えて異常な状態へと到達するために、有機物質の操作を行うことが知られています。疾病を畏敬の対象として見ており、サーキシズムの神殿には腫れ上がったリンパ節や腫瘍が捧げられているのが発見されています。サーキック・カルトは“弱きを淘汰”して大衆を浄化するための手段として伝染を神聖化しており、積極的に拡散を試みています。

財団は、既知のサーキック・カルトを2つの別個のグループ ― プロト=サーキックとネオ=サーキックに類別しました。プロト=サーキック・カルトは、ユーラシア大陸の特に孤立した地域にある閉鎖的な共同体で見出されるグループであり、信者たちは概ね(自立している場合は)貧しく、部外者に対して敵対的です。これらのグループは現代文化を避け、激しいテクノフォビア(高度技術恐怖症)を示し、迷信やタブーに縛られています。これとは対照的に、ネオ=サーキック・カルトは世界主義的で、公に現代文化を取り込み、高度技術の使用に対する良心の咎めを見せません。彼らの日常生活は、属している文化や社会的地位の他の者たちとは若干異なります。ネオ=サーキック信者の大部分は、歴史とスキャンダルを数多く有する裕福な一族の者です。

結局のところ、財団は、サーキシズムとは何であり、その信者たちが何を意図しているかについての片鱗しか知らないと考えられます。入手可能な情報に基づくと、推測されるサーキック・カルトの目的は、XK-クラス世界終焉シナリオの可能性を含むSK-クラス支配シフトシナリオです。

サーキックのタグが付いた全文書はこちらを参照してください。


蛇の手

蛇の手は小規模でありながら、なんどもセキュリティを破られる原因となった恐るべき組織です。我々は少なくとも3人の異なる構成員と遭遇しており、彼らのいずれも侵入目的で無数の道具 (SCP-268を含む。これは財団から盗まれ、カオス・ゲリラの襲撃の間に回収されています) を使用することが可能であるか、事実確認されています。彼らの使用する技術のレベル、保有する使用可能なSCPの数、あるいは脅威の総合度と同様に、この組織に属する構成員の規模は不明です。しかし高度に連携が取れ危険性があるのは明らかです。彼らの指導者は "L.S." とのみ知られる人物だと考えられており、彼は財団サイトでの2件のセキュリティ突破の原因だと目されています。

財団は現在、蛇の手についてわずかな情報しか得ておらず、蛇の手に関するほとんど全ての情報はGOCの諜報によりもたらされています。この集団は異常な物品の使用と存在、特に人型および知覚能力を持つSCPを擁するようです。蛇の手はこれらのSCP、特に完全に人型でとりわけ破壊的なものへの収容と破壊について非常に遠慮無くものを言います。

この集団は主に「図書館」と呼ばれる異常な空間、世界の至るところで見つかるポータルを通って接触できる建物を拠点にしているようです。「図書館」への直接攻撃は、入り口を見つけることすら出来ず、これまで実行不可能であると分かっています。しかしながら、初期の諜報はこの「手」がその場所についてほとんど理解していないか制御できないことを示唆します。

この集団はカオス・ゲリラ、ORIAにたいして非友好関係にあるようで、特にGOCとは極めて敵対的です。唯一記録されている、蛇の手による暴挙が不発に終わったケースはGOCに対するものです。

セキュリティ突破事件 - X23を参照してください。蛇の手のタグがある全ページを見るには、こちらをクリックしてください。


連邦捜査局(FBI) 異常事件課(UIU)

FBI内部で「Xファイル」(デイヴィッド・ドュカヴニー、ジリアン・アンダーソン出演のテレビドラマから)と馬鹿にされるUIUは、「SCP-███収容失敗事件」で超常現象が衆目に晒された後に作られました。後で ████ █████████ █████████ であると暴露されたのですが、 ██(███)の███████ ██████ 下院議員が下院██████に追加した条項により、超常現象・超常犯罪への迅速な対応を専門にするFBIの特別部門創設が求められました。██████FBI長官(当時)の公式な反対が疑惑を呼んだことから、「超常現象の調査・対応」のため、████年██月██日にUIUが作られました。

たいていのUIUの職員たちは意欲的だが、有効な資源・訓練を欠いていることから、現場では不利な状況に置かれがちです。UIUから人材を集めるという初期の試みは無残な失敗に終わりました――なぜなら、UIUはキャリアの袋小路と考えられているので、無能なFBI職員が集まる傾向があるからです。UIUへの転属を求めるスタッフはほとんどおらず、その少数派はたいてい馬鹿正直で非常に騙されやすいです。上記の理由から、UIUの捜査員は通常のFBIエージェントと同じ扱いで採用されます。

UIUが本物のSCPを得たならば、無害な偽物と入れ替えるため、██████████の██オフィスにいる███████局長補佐に連絡を取ってください。こういったシナリオの際、そしてUIUが財団と同じ地域で活動している際は、通常の「メン・イン・ブラック」偽装が推奨されます。

UIU所属のFBIエージェントは、財団の工作員、イスラム・アーティファクト開発事務局の工作員と交戦したことがあります。詳細は、ボウ委員会報告書の████████を参照してください。

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