UIU 領域関連文書 -- 香城
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概要

香城ホンシンは異次元空間に位置する自治都市で、物理的な位置は澳広州・香江アオクワンチョウ・シャンジャン群島と完全に重なり合っています。香城は基軸世界の住民から「左次元」と称されている、魔法文明が異常に発達した世界との間に位置しています。香城には群島第2の島・香江島の各所にあるポータルを通じて進入することができます1。合衆国政府は前長官・グラハムの提言をもとに、UIUに香城支部の設立を指示。香城の自治権維持と引き換えに、香城評議会へ代表を派遣しています。香城領内では将来的に、アメリキン連邦法を完全に施行することが可能となるでしょう。

自治都市の特権として、香城は禁魔条例の適用外にあります。

以下はUIUが記録した、香城領内で発生した事件の一覧です:

作戦

UIUは連邦捜査局の反魔法作戦部門として、香城領内で発生した連邦法に抵触する案件を管轄してきました。紀元4234年以降、管轄範囲は基軸世界で生まれた住民および、東区や換日区2の現地人のみに狭められました。現在、香城へ投入されるリソースが大幅に削減されていることから、香城で行動するUIU捜査官はより慎重な態度で調査することが求められています。情状が比較的軽微な案件については、当都市の執行機関に捜査権を譲ることが許可されています。その他、次元超越者による犯罪事件に直面した際は、香城警区の捜査員と合同で捜査を行うことも考慮に入れてください。

歴史

香城は紀元4212年に連邦捜査局の注意を引きました。UIUの捜査官が魔法テロ組織"プロメテウス・グループ"の一派を追跡していた所、偶然にも当都市を発見し、捜査局へと報告しました。この合衆国の管轄下に無い飛び地に対して、当時の長官であるグラハム・コーラサワーは直ちに治安作戦を計画。作戦の結果、香城は合衆国の統治下にある自治都市となりました。捜査局は香城の評議会に代表を派遣すると共に、UIUに香城支部の設立を命じました。

UIUの活躍により、香城の治安は数年で目覚ましい改善を見せました。同時に、基軸世界の多数の組織の投資を受けるようになり、これには最大の神能教育学府・杏壇学院も含まれました。これらは香城を合衆国内で最も名の知れた神能研究都市に変貌させました。また、捜査局も香城評議会において、次第に主導的な立場に就きつつありました。

紀元4220年代、捜査局は香城評議会の主導権を完全に掌握。グラハム長官は禁魔条例を香城において段階的に施行しようとしました。この動きは香城市民……特に、左次元の住民からの激しい反対に見舞われましたが、グラハム長官が比較的手荒な手段で対処したために、捜査局と香城市民の間で衝突が発生しました。紀元4229年、左次元の魔法学校「聖クリスティーナ学院」および基軸世界の神能技術学校「杏壇学院」の間で勃発した「両院戦争」に捜査局が介入したことで、対立は頂点に達しました。

グラハム長官による禁魔条例の推進や、香城での高圧的政策が原因となり、紀元4234年、「天塀画家の乱」が発生しました。当時、天塀画家3の一団が魔法を芸術活動に使用し、条例違反で逮捕される事件が発生。これにきっかけに、大規模なデモ活動が勃発しました。捜査局が対応に失敗したことで、デモは暴動へと発展。騒乱により、多数の死傷者や資産の損失を招きました。治安維持にあたっていたUIU香城支部も多くの捜査員や幹部が殉職し、拠点は焼き討ちに遭いました。騒乱は3ヶ月に渡って継続し、最終的にはイオリア・コナー大統領の介入と、捜査局長官・グラハムの解任により収束しました。

翌年、左次元の公的機関「香港警務処」が香城の諸問題に正式に携わるようになりました。連邦捜査局は基軸世界の代表として、香港警務処と一連の協議を行った結果、協力関係を樹立することに合意しました。その後、香城評議会は左次元の名士、警務処、捜査局の代表が共同で運営すると共に、現地での治安活動はUIUと「香港警務処香城警区」が共同で担当するようになりました。これにより、香城の情勢はようやく安定の兆しを見せ始めました。

現在、香城は基軸世界における超常科学/魔法の主要な研究拠点に成長しています。高度な自治性や2つの次元の接触を通じて、神能や魔法、超常科学が無数に入り交じっており、芸術家や技術系企業を数多く惹きつけています。また、魔法/神能技術教育の最高峰に位置する聖クリスティーナ学院と杏壇学院は、いずれも香城に校舎を構えており、しばしば交流を行なっています。香城は全基軸世界において最も学術的なエネルギーに満ちたエリアとなっており、捜査局や神能技術企業に優秀な人材を多数供給しています。

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