indonootokoの提言
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WARNNIG

- For O5 Council Eyes Only -

 
The following file contains information
 
regarding the confidential information.

001

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偽装家屋.jpg

SCP-001-JPが初めて確認された日本生類創研の秘密施設。民家に偽装されており、地下空間への通路が隠匿されていた。

アーカイブ手順: SCP-001-JPに指定された本ファイルは複数のデコイ-001-JPアーカイブの中に保管されます。当ファイルへのアクセスはサイト-01、サイト-8100、エリア-81T1から同時に暗号コードを送信した場合のみ可能であり、それ以外の手段によるアクセスが確認された場合は当ファイルは72時間の間アクセスが不可能になります。

特別収容プロトコル: 収容されたSCP-001-JPは大きく分けて3種類に分解され、それぞれ異なる収容区画に収容されます。SCP-001-JPに関する情報はO5評議会の過半数以上の承認を得た職員にのみ開示されます。

SCP-001-JP本体は、SCP-183-JP-SとSCP-1435-JP-Sを取り除いた状態且つ、稼動を休止した状態でエリア-81T1の地下87層「機密オブジェクト収容区画-Ω」に収容されます。実験や検品等の為の当区画へのアクセスにはO5評議会の過半数以上の承認を要します。新たなSCP-001-JPが発見された場合は、報告者の所属する財団部署の上長を経由しO5評議会に報告されます。収容作戦等はO5評議会が計画し、作成遂行命令はO5評議会が収容スペシャリストに対し、カバーストーリーが付与された状態で直接下されます。また、収容に関与した人物に対し、O5評議会の判断により必要に応じて記憶処理が施されます。

取り外されたSCP-183-JP-Sは、エリア-81T1の地下53層「機密オブジェクト収容区画-ε」に収容されます。実験や検品等の為の当区画へのアクセスにはO5評議会の過半数以上の承認を要します。

取り除かれたSCP-1435-JP-Sは、エリア-81T1の地下21層「機密オブジェクト収容水槽-Σ」に収容されます。実験や検品等の為の当区画へのアクセスにはO5評議会の過半数以上の承認を要します。SCP-1435-JP-Sが新たに収容された場合は、収容されたSCP-1435-JP-Sに男性のDクラス職員を罹災させた上で精子を採取し、置き換わる遺伝子情報の特定を行ってください。

SCP-001-JPの罹災者を確保した場合は、罹災者に生存の見込みがある場合のみ外科手術にて体内よりSCP-1435-JP-Sを取り除き、A級記憶処理を施した上で解放して下さい。罹災者に生存の見込みがない場合はミーム殺害エージェントを利用し、罹災者を終了して下さい。

説明: SCP-001ーJPは、GoI-8101「日本生類創研」の秘密施設で確認された特殊機材です。未知の金属で構成されており、直径2m高さ1.8m程度の蒸留タンクに類似した外見的特徴を持ちます。制御パネルを操作することで電源の操作が可能ですが、稼動に際して電力等の動力源を必要としません。これまでにSCP-001ーJPが設置された日本生類創研の秘密施設は███件確認されており、SCP-001-JP群は██,███機収容されています。

SCP-001-JPは内部にSCP-1435-JPと類似した異常性を持つ水(以下、SCP-1435-JP-Sと呼称)が満たされており、人間2名分の拘束具が設置されています(以下、内部に拘束される人間を罹災者と呼称)。この拘束具はSCP-001-JPの稼動時に自動で上下に可動する特長を持ちます。内部底面にはSCP-183-JPと類似した異常性を持つ照明(以下、SCP-183-JP-Sと呼称)が設置されており、罹災者へSCP-183ーJPと類似した異常性を発現させます。

SCP-1435-JP-SはSCP-1435-JPと類似した異常性を所持する水であり、SCP-1435-JPの改造品であると指摘されています。SCP-1435-JP-Sが従来のSCP-1435-JPと異なる点は下記の通りです。

  • 性器では無く口腔から侵入し、胃袋に留まる。
  • 罹災者の子供の持つ遺伝子情報に山加 兵輔氏の遺伝子情報は含まれず、SCP-001-JPの発見された秘密施設ごとに異なる遺伝子情報が含まれる。共通点としては、何らかの事柄に対し秀でた個体が産れやすい遺伝子情報である事が挙げられる。

SCP-183-JP-Sは罹災者に対しSCP-183-JPと類似した異常性を発現させる照明であり、基本的な異常性はSCP-183-JPと同様ですが、異常性が罹災者の子供には発現しない点と、性交中の男女に対しても異常な耐久性が付与される点が従来のSCP-183-JPとは異なります。この異常性は日本生類創研襲撃作戦-183戦利ドキュメントで存在が示唆された3種類のSCP-183-JPのいずれにも該当しないことから、SCP-1435-JP-Sと同様にSCP-183-JP-Sも従来のオブジェクトの改造品であると指摘されています。

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SCP-001-JP

発見当時の様子から、SCP-001-JPは内部に罹災者となる男女2名を対面座位で性交させた状態で拘束し使用する事が判明しています。罹災者の男女2名を拘束した状態でSCP-001-JPを稼働させた場合、罹災者両名の小腸と大腸が子宮へと変異し、肛門が膣口へと変異します。この際、罹災者の十二指腸は閉塞した上で、変異した子宮から切り離されます。その後、変異した子宮に対し、罹災者が男性ならば精巣から子宮へ直通する管が生成され、罹災者が女性ならば本来所持してした子宮が退化した後に新しい子宮へ膣が直通されます。このプロセスはSCP-001-JPの稼動から24時間以内で完了し、外科手術以外の方法で回復した例は存在しません。

SCP-001-JPの罹災者は、SCP-183-JP-Sにより生殖能力を失っていた場合でも再度生殖能力を獲得し、強制的に発情状態に陥ります。その後SCP-001-JPの稼働により、性交が促され罹災者は妊娠及び出産を断続的に行います。この際出産された子供はSCP-1435-JP-Sの影響により、一定の遺伝子情報含んだ遺伝子情報を所持して出産されます。このプロセスはSCP-001-JPを休止させることで中断する事が可能ですが、罹災者が既に妊娠していた場合はSCP-183-JP-Sの異常性により通常の方法での終了が不可能であり、SCP-1435-JP-Sを取り除く外科手術が不可能な為、罹災者を救済する場合稼動の初期状態で救出する必要があります。

 
天陽博士の考察

最初に発見されたSCP-001-JPを起源とする子供達の特徴として学習能力の高さが挙げられる。簡単に言えばほぼ全員"頭が良い"と言えるのだ。これはSCP-1435-JP-Sによって選択された遺伝子情報が作用した結果と考えられている。

発見された日本生類創研の秘密施設では、この"頭の良い"子供たちが非人道的方法で選択的に生産されていたと考えられるが、不可解な点も多い。財団が確認している限り日本生類創研は1984年の時点で、人間の完全なクローニング技術を所持していることが確認されている。継代を重ねることによって有能な遺伝子の選別を行っている可能性も考えられるが、もし特定の事に長けた人間を生産したいだけであれば、わざわざこのような方法をとる必要性は無いはずである。

もう1つ気になるのは、財団がこの秘密施設を認知するまでに生産されていた子供たちの行方だ。日本生類創研が全て回収した後だったのだろうか?恐らく無数に生産されたであろう優秀な子供たちが今どこで何をしているのか、無視できる問題ではない。

いずれにせよ更なる調査が必要だ。
 

ピンク

発見された秘密施設への入り口。封鎖されているように偽装されているが隠し扉が設置されている。

事案-001-JP-1: 2014年6月5日に山形県寒河江市にて31件目となるSCP-001ーJPが設置された日本生類創研の秘密施設が発見れました。機動部隊が突入した所、複数の重装備を纏った敵性人型実体の抵抗に遭い、3名の死者と6名の負傷者が発生する被害を受けました。

抵抗の鎮圧後に収容された敵性人型実体を検査した所、SCP-1435-JP-Sの影響が疑われる遺伝子情報の共通性が確認されました。この遺伝子情報の共通部分を解析した所、全世界で該当する遺伝子情報を持つ人物は87人見つかり、日本国内に限定すれば34名にまで特定する事に成功しました。特筆すべき点として、この34名には行方不明となっているエージェント・██が含まれており、敵性人型実体達の外見的特徴や行動パターンにエージェント・██と類似した点が複数指摘されています。

また、この秘密施設にてSCP-044-JPが発見されました。SCP-044-JP-2を収穫した痕跡がある事から、敵性人型実体はSCP-044-JP-3であったと考えられており、SCP-001-JPとSCP-044-JPの特性を利用した防衛機構であると思われます。このSCP-044-JPは収容後、サイト-8147に移送されました。

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エリトリア国北部の避難キャンプ。仮設テントの中に秘密施設へ繋がる通路が存在していた。

事案-001-JP-2: 2014年6月27日にエリトリア国北部の避難キャンプにてSCP-001-JPが設置された日本生類創研の秘密施設が発見されました。日本国外では初めての発見で有り、SCP-001-JPが財団の予想を超える範囲で拡散されている可能性が浮上しました。

この秘密施設発見は、マナによる慈善財団の幹部であるシー・ハオラン氏からの情報提供が起因となりました。情報提供は複数のカットアウトを通じて行われ、秘密施設に関する情報以外にも複数の情報が提供される予定でしたが、6月29日に同氏がワルシャワのMCFロッチにて遺体で発見された為、これ以上の情報の獲得には成功していません。

追記(7/2): シー・ハオラン氏の遺体の大脳内部から、外科手術の痕跡が無いにも関わらず小さく折り曲げられた書類が見つかりました。内容は同氏が財団宛に書き残した文書であり、SCP-001-JPにPoI-81-031「凍霧 陽」が関与している事を示唆する文が含まれます。一部において不可解な改竄の痕跡があり、その意図については調査中です。

ワルシャワのMCFロッチに残されていたシー・ハオランの手記
私は失敗しました。貴方達へ情報を提供しようとしているのがミスター・イテギリに勘付かれました。あれほどのカットアウトを通したにも関わらず彼は易々と看破して見せました。

私はある出来事をきっかけに、マナによる慈善財団の活動とは別で個人的に日本生類創研とミスター・イテギリを追っていました。そして私は、彼らが中米やアフリカ大陸に複数の拠点を設置し、そこで人間の生産を行っている事を掴みました。私は更に調査を続けていくうちに日本生類創研によって20年前にエリトリア国で生産された青年の特定と接触に成功しました。

彼は教育係でした。学問に長けていた彼は教師として村の学校の教壇に立っていました。彼はエリトリアではごく自然な教育カリキュラムを実行する傍ら、遺伝子の選別を礼賛する教育を行っていました。もちろん彼に悪意はありません、彼自身もこの思想を他の誰かに教育されたに過ぎないのです。そして、彼が教えている子供達も皆、日本生類創研に生産された子供達であり、ほとんどの子達が学問に秀でていました。

彼らは、自分が生産された事を知りません。彼らは自分が自然分娩により産れたと信じています。そして彼らの親も、生んでないはずの子供を、自分が腹を痛めて産んだ子供と信じて疑いません。いったいどんな手段を使ってこの環境を作っているのか……。私は最後まで特定できませんでした。

ミスター・イテギリが成そうとしている業は神の領域に迫るものです。私は彼の行いを貴方達に告発し、私の意思を託します。しかし、もう間もなく彼らの手によって私は、貴方達に渡す予定だった彼らの情報ごと消されてしまうでしょう。ですから、せめてこの書き残しが貴方達への警告として残る事を期待します。

彼らを、彼を甘く見てはいけません。

 
事案記録を受けての湯野川博士の考察
事案-001-JP-2以降も世界各国で日本生類創研の秘密施設は発見され続けており、2015年1月30日の時点で日本生類創研の秘密施設は███件確認され、収容されたSCP-001-JP群は██,███機にのぼる。SCP-001-JPの影響は、当初財団が予想していたものより遥か大きいと思われる。

収容されているだけでも大量のSCP-001-JPから一体どれだけの人間が生産され、そして今どこで何をしているのだろうか?そしてSCP-001-JPを利用する目的とは何なのか?この疑問について連日議論が行われており、様々な意見が飛び交い意見がまとらないでいるが、事案-001-JP-1の発生とシー・ハオラン氏の手記を受け、私の中の意見はまとまりつつある。

私は行方不明になる前のエージェント・██をよく知っていた。そして寒河江で発見された秘密施設で確認された敵性人型実体は彼によく似ている。顔や背格好は面影程度ではあるが、敵性人型実体達の洗練された戦闘スタイルは在りし日の彼にソックリであった。果たして行動パターンや身体能力を含めた人間の複製など可能なのだろうか?

クローニングでは"完成品"のコピー品を作るのは難しい。人間を形成する要素は遺伝子だけではなく、衣食住や信仰や道徳や規範など周囲環境が要素として含まれるからだ。しかしその周囲環境を形成する要素となるのは、これまた人間である。周囲環境を形成するには膨大な数の人間と適切な教育が必要だが、クローニングではこの人間の複製速度に手間が生じてしまう上に多様性の欠如が発生する。その点、SCP-001-JPならば機材の中に人間を詰めるだけでSCP-183-JP-Sが作用し、凄まじい速度で優秀な子供を安易に生産する事が可能だ。多様性の欠如がそれほど深刻では無いという部分もクローニングより優れていると言えるだろう。後は集団が形成されるのを待ち、教育を上から落とし込むだけ、という寸法だろう。

恐らく生産された子供達は当たり前のように世間に放流されていると思われる。日本生類創研が剪定した遺伝子を持ち、日本生類創研が設定した教育を施された人間達で世界が溢れ、その優れた人間達が世界を作り出す。これこそが日本生類創研がSCP-001-JPを利用する目的、延いては日本生類創研の目的そのものかもしれない。
 

O5評議会からの通達: SK-クラス:支配シフトシナリオの予測による緊急事態宣言を発令する。またこの発令に際し、当オブジェクトをSCP-001-JPに指定する。日本生類創研による人類の生産を停止させ、K-クラスシナリオを解決することを最優先事項とせよ。 - O5-1

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