インタビュー SCP-418/3
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回答者: SCP-418.

質問者: メロウズ(Mellows)氏(ナバホ語話者)、リー(Lee)博士(選任研究員)

他の出席者: 3人の財団警備員

序文: 今回が、インタビューを始める三度目の試みである。前二度の試みは共に、SCP-418が英語を話せないようであるため失敗した。SCP-418の使用言語はナバホ語であると特定された。

インタビューの趣旨は以下のとおりである:

  1. SCP-418の基本的なプロフィール情報の取得。
  2. SCP-418が財団へ不法侵入した理由の確認。
  3. 一次収容を容易にするための、SCP-418の能力についての大まかな見解の確認。

SCP-418は当時、全ての書面で暫定照会コードTCP(Temporary Containment Procedure;臨時収容手順)-AAZ1として言及されていたが、それらの参照は今後全てSCP-418に修正される。

この表記の会話文はナバホ語から翻訳された会話を表している。

サイト██はSCP-███を収容しており、これにより全職員はA~Fと称される経口サプリメントを、順番に種々の飲料に加えて摂取することを義務付けられている。

<記録開始>

メロウズ氏: いい具合だよ博士、始めよう。質疑はあなたが仕切るかい? それとも私が?

リー博士: あなたに任せますメロウズ、こいつが私に話をするようにしてくれればいい。

メロウズ氏: こんにちわ。私の名前はメロウズだ。君はナバホ語しか喋れないそうだな。私は君が我々について何を知ってるのか、そして君の身に何が起こるのかをはっきりさせなければならん。分かるかね?

SCP-418: ああ分かるよ、白人さん。

メロウズ氏: 本当かい? ふむ。 紅茶でもいかがかね? 私は今から一杯いただくつもりだが、ついでにもう一杯用意させてもいい。

SCP-418: 首を横に振る

メロウズ氏: では何がいい? コーヒー? 水?

SCP-418: 水で。

メロウズ氏: リー博士、あなたもどうだね? 紅茶かい?

リー博士: えっ今? 本当に? ああ、うん、頂きましょう。

メロウズ氏: 財団警備員に向かって 紅茶二杯に水一杯だ。ミルクも忘れないでくれ。通常通りDでいい。 愛想良くするのはこれくらいにして本題に入ろう。君は何者で、なぜここにいる。

SCP-418: 俺はラフィング・バジャー(Laughing Badger;笑うアナグマ)だ。

メロウズ氏: なるほど。 で、なぜここに?

SCP-418: お前ら白人が[記述は編集済]を持っているからだ。これは俺たちの一族に対する侮辱だ。

メロウズ氏: 分かった。ああ、紅茶だ。博士、彼はSCP-███のためにここに来たようだ。 いつのことだね、君が初めてその

リー博士: ちょっと待った。メロウズさん、話したいことがあります。これまでの記録はお持ちですか? おっとありがとう。

メロウズ氏: 待ってなさい、 ふむ、何か理由がありそうだね?

メロウズ氏とリー博士が退出する。記録は17分間中断。

リー博士とメロウズ氏が戻ってくる。

メロウズ氏: 分かったぞ。

SCP-418: 何が分かったんだ、白人さん?

リー博士: お芝居は終わりだ。SCP-███が目的だと? 見ろ。 **リー博士は映像を示す。 ** これは監視カメラって物だ。でもってこれは監視デッキの窓越しにSCP-███を見てぎょっとしてるお前の映像だ。ここにあるものだと知らなかったな!

メロウズ氏: 我々は妙だと思ったんだ。で、君の発言にあったな。 侮辱。 その言葉の言い方だ。ちょっとブルックリンの人間みたいに聞こえる。

リー博士: まだお前はその水に手を付けてないな、たぶん誰かが「Dの水」と言ったのを聞いて、薬か何かのことだと思ったからだろ。だがそれは違う。

メロウズ氏: それで我々は君が時間稼ぎをしてると考えた。たぶん君は助けが来ると期待してるんだろう。つまり、私としてはきみが今までずっと大層な遅延戦術を行っていたと言うほかない。

リー博士: 全くです。だがもう止めたほうがいいと思うぞ。さもなきゃもっと楽しい取調べを始めることになる。

SCP-418: オーケー、オーケー。ばれちまったな。だからなんだってんだ[罵倒]? なんで何から何まで話さなきゃならねぇんだ?

リー博士: ええと、時間を無駄にしてしまってすいません、メロウズさん。外してもらって結構です。こいつがこれ以上面倒を起こすなら、追加の取調べを行うしかないですし。

メロウズ氏が立ち去る。メロウズ氏はもはや418のクリアランスを必要としないため、これは破棄される。

リー博士: そうだな糞ったれめ。お前は私を[罵倒]にしやがった。だから私が知りたいことを話さないなら、話したくなるようにしてやるまでだ。

SCP-418: で、てめぇは何が知りたいんだ?

リー博士: お前は誰だ[罵倒]? なぜ[罵倒]ここにいて何[罵倒]をしている?

SCP-418: 名前は言えねぇな。雇い主を裏切ることになるとまずい。けど何してるのか知りたいってんなら……

SCP-418は、後に23cmに切り取られた大腸と判明したものを手に持ってリー博士に突進する。彼はそれをリー博士に投げつけ、警備員に対し財団支給のコンバットナイフを振り回す。揉みあいの末SCP-418は財団警備員に拘束される。その間にSCP-418は一名の警備員を再起不能にし、もう1名を失明させた。今後SCP-418に割り当てられる警備員には刃物の代わりに警棒が支給される。投げつけられた腸はリー博士の首を絞め続け、博士は失神する。リー博士はその後警備員に救助され、意識を取り戻す。

<記録終了>

後記: リー博士は完治した。SCP-418は水を持ってきた警備員からナイフを盗み、机の下で大腸の一部を切除するためにそれを使ったということが判明した。今後のSCP-418に対するインタビューは全て最小武装房1にて行われることとなる。

この3ヶ月間、一切の救出作戦は試みられなかった。見捨てられたという事実を理解したことで、SCP-418はより従順になり、自身の任務が██████博士の機密情報を回収することであったと証言した。彼は雇用主については何も知らず、第三者に従って行動しただけだと主張している。このような第三者を介したコンタクトや██████博士の現在の職務から判断して、MC&Dがもっとも有力な雇用主であると思われる。

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