蚊取先公
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若桑博士による機動部隊る-9(”蚊遣り火”)への提案書

内容: 部隊所属のSCP-510-JP-aをサイト内の飛翔害虫防除に活用する。

目的: 施設内の環境改善。SCP-510-JP-aの実用性拡張。

SCP-510-JP-aのフラストレーションを解消でき、蚊も排除できるというわけだな。一石二鳥ではないか。彼らならどんな害虫駆除業者よりも素晴らしい仕事をしてくれるはずだ。

-浜崎機動部隊長

浜崎機動部隊長の承認により、本提案の試用が決定し、E-818151,52,53の3名のSCP-510-JP-aによって害虫防除班い-1が編成されました。本班の役割はサイト-8181内全域の飛翔害虫(主に蚊)を対象とした防除活動です。

害虫防除班い-1活動記録 — 日付:2015/08/22
和野博士の個人ガーデンオフィス内に蚊が出現したとの報告を受け、害虫防除班い-1が現場に出動しました。これが本班の編成後初の活動となります。以下はその際の現場の記録内容です。

E-818151: まだ近くにいるぞ!探れ!

E-818152: 人類の仇だ!必ず探し出してブチ殺せ!

E-818153: 巨悪を打ち倒し、先生の正義をここに示すのだ!

和野博士: ちょっと!君!デスクの上に乗らないでくれ!資料がバラバラになっちゃうじゃないか!

E-818153: 門外漢は退がれ![和野博士を撥ね退ける]

和野博士: ぎゃあ!

出動から2分前後で目標は無事駆除されました。害虫防除班い-1の3名らは駆除遂行に関し「この上ない達成感と充実感を得た」と報告しています。

追記1: 害虫防除班い-1は、「蚊より鬱陶しい」との苦情が相次いだため、浜崎機動部隊長によって一時的な活動停止が命じられました。SCP-510-JPは今回の件に関して、「真の蚊殺しは黙して事を成すのだ、阿呆共め」とコメントし、害虫防除班い-1の構成員らへの指導し直しの許可を求めました。当要請は浜崎機動部隊長によって承認されました。

追記2: 上記の指導期間終了後、害虫防除班い-1は蚊の発生源の特定と排除、水はけの悪い廃棄物や側構のゴミの処理など、蚊防除に繋がる施設内の環境改善を徹底する方針を取り、当初期待されていた成果を上げ始めました。現在その働きは、あらゆる職員から「清潔かつ快適な環境の維持に大いに役立っている」との評価を受けています。

普通の害虫駆除業者だこれ。-浜崎機動部隊長

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