ライセンスガイド
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ライセンスガイドとは?

こんにちは! 当サイトはSCP財団という共同怪奇創作サイトです。このサイトにはSCP記事を中心とした文章、アートワークなどの多数のコンテンツが存在します。これらのコンテンツはそれぞれ作者が存在する著作物であり、著作権が存在します。著作権があるならば勝手に使ってはいけないの? と思われたかもしれませんが、ルールさえ守ればこれらのコンテンツはサイト内外で自由に使用することができます。サイトコンテンツを適正に利用するためのルールはライセンスと呼ばれており、そのライセンスについて説明するのがこのライセンスガイドです。

重要な事項(忠告)

  • ライセンスはサイトコンテンツの利用に伴うトラブルを防ぐためにあります。トラブルになりそうだと感じたならば、ライセンスの問題をサイト外で持ち出すのは控えて下さい。サイト外でのサイトコンテンツの二次利用についてライセンスの不備を指摘する行為は悪いことではありませんが、あなたが作者の知人でない限りトラブルの元となるかもしれません。多くの場合、ライセンスの問題についてあなたが関係者に直接接触・指摘する必要はありません。
  • サイト外においてライセンスの問題を発見した場合は、サイトスタッフ1に報告してください。詳しい報告先は問い合わせについてに記載されています。報告を受けた結果、サイトスタッフが必要と考えた場合においては、サイトスタッフがあなたの代わりに行動します。

内容について

当ガイドの内容は、2023年(令和5年)現在の日本国法に準拠しています。外部サイトにおける記述や、左記の日付以前に作成された解説は適切ではない場合があります。ライセンスに関する内容を参照する場合、関連する各ガイドの最新のバージョンを確認してください。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて

"やあ、SCP財団ってステキですね! これを題材に何か作ってみたいです! どうすればいいですか?"

SCP財団を基にした作品を作ってみたい? 素晴らしいことです! ゲーム、短編小説、映画……その他どのような形式であれ、私たちはSCPの世界観に貢献してくださる方をいつでも歓迎します。

さて、SCP財団Wikiは「クリエイティブ・コモンズ」の定めるライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス2)を用いています。SCP財団の世界観に基づいた作品を作りたいのならば、このライセンスのルールに従わなければなりません。


あなたがSCP財団のコンテンツを利用した二次創作作品を作成したとします。この二次創作作品を公開する際に必要なのは、以下の2つの手順です。

1. あなたが利用した作品が、SCP財団Wikiと特定の著作者に帰属することを示しましょう。

帰属の表示例です。作者検索を用いることで、帰属の表示に必要な情報を全て入手することができます。

「SCP-682のステキなお茶会」 は"DrGears"と"Epic Phail Spy"作「SCP-682」に基づきます。
http://scp-wiki.wikidot.com/scp-682 @2008

2. クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンス(略して、CC BY-SA 3.0)とその二次創作作品に書き加えましょう。つまり、あなたの二次創作作品もCC BY-SA 3.0ライセンスの下で公開してください。

ただし、もとの創作物がCC BY-SA 4.0で公開されている場合については、あなたの作品もCC BY-SA 4.0となります。CC BY-SA 3.0で公開することはできません。逆に、もとの創作物がCC BY-SA 3.0ライセンスで公開されている場合には可能な限りCC BY-SA 3.0ライセンスでも公開してください

CC BY-SAライセンスの下で作品を公開している限り、誰であれ、あなたの作品のコピーを量産することも、それを販売することもできます。ただし、あなたの作品の利用者も、作品を正しくCC BY-SAで公開しなければなりません。


また、SCP-173とSCP-111の旧画像、SCP-1926(旧版)のうちいずれかが関わるものは一切販売しないでくださいこれらの問題は、すべての関係者にとって大いに頭痛の種となっています。場合によっては訴訟に巻き込まれるかもしれません。絶対にやめてください。

現在、SCP-173の画像は削除され、SCP-111の画像はライセンス上の問題がない新しいものに変更されています。また、SCP-1926(旧版)は記事自体がSCP財団Wikiから削除されています。通常の検索サイトから、これらの記事のかつての姿を見ることは可能です。しかしながら、商用利用が行えないという点に変わりはありません。

これらの記事についての詳細は、「当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"」を参照してください。

CC BY-SA 3.0/4.0 に沿った作品公開の詳しい方法

前述したように、SCP財団はCC BY-SA 3.0またはCC BY-SA 4.0という特殊なライセンスを使用しています3。このライセンスは「表示」・「継承」という2つの重要な構成要素から成ります。それぞれの要素について説明しましょう。


表示(Attribution: BY)

クリエイティブ・コモンズにおける最も重要な前提条件として、「クレジットの表示」が挙げられます。SCP財団を基にしたどのような二次創作作品も、引用元、つまりSCP財団Wikiに帰属する旨を表記する必要があります。特定のSCP記事やTaleを使用する場合は、SCP財団Wikiそのものだけではなく、個別の記事に対するクレジットを表記しなければなりません。キャラクター、要注意団体、あるいは財団そのもののコンセプトといった広くSCP財団で共有されているアイデアを使用する場合は、SCP財団Wikiそのものに対するクレジットが必要となります。

例として、SCP-682の記事全体、あるいはその一部を基とした二次創作物を作りたい場合、その作品に付随する形でどこかしらにこのようなクレジットを付記する必要があります。

「SCP-682のステキなお茶会」は"DrGears"と"Epic Phail Spy"作「SCP-682」に基づきます。
http://scp-wiki.wikidot.com/scp-682 @2008

この表記例のフォーマットを忠実に守る必要はありませんが、クリエイティブ・コモンズは以下の4つを必ずクレジットに含めなければならないものとしています

  1. 基となった作品名。
  2. 作者を識別する情報(本名、ペンネーム、組織名など)。SCP-682のように複数の作者がいる場合には、必ず全員を記述するようにしてください。ただし、作者が代わりに何らかの別名を記載するよう要求してきた場合には、合理的に可能な範囲でそれに従う必要があります。
  3. 引用した記事ページへのリンク。オフラインの資料を参照する場合は、他の形式で出典を明記します。
  4. 作成年。元の作品に記載されている場合には、必ず記載してください。作成年は評価モジュール横のiマークか、ページ下部のHistoryから確認できます。

継承(Share-Alike: SA)

SCP財団に基づくあらゆるコンテンツは、それ自体もまたクリエイティブ・コモンズに準拠しています。実際にあなたが二次創作物を作る際も、これらと同じライセンス上のルールを共有することに同意しなければなりません。 CCライセンスにはCC BY-SAの他にもいくつかの種類がありますが、それらを使用することはできません。

同時にこれは、あなたの作品から更なる二次創作物を作る誰もが、あなたが作者の1人であると隠さずしっかり明らかにして、クレジットに表記しなければならないことを意味します。あなたは、あなたの作品から更なる二次創作物が作り出される行為を禁止することはできませんが、クレジットの表示の仕方をあなたに合う方法で要求することができます。例えば派生元へのリンクとして、あなたのWebサイトや何かしらのプロジェクトページ等へのリンクを指定することができます。

要約すれば、あなたの二次創作作品を、誰もが同じライセンスで利用できるように、CC BY-SA 3.0、あるいはCC BY-SA 4.0の下で公開しなければなりません。単にSCP財団Wikiへのクレジットを表示するだけでは不十分です。あなたの作品のライセンスがCC BY-SA 3.0かCC BY-SA 4.0であるということも表示しなければなりません。


それで、何ができるの?

以上の2つの条件(表示・継承)に従うのであれば、以下の行為をすることができます。

  • 共有: このサイトのコンテンツのいずれであっても共有できます。ストーリーや記事丸ごとをコピー&ペーストしてあなたのウェブサイトに再投稿することができます。Creepypastaや小説などのアンソロジーにそれらを収録することもできます。
  • 派生: 派生作品を作ることができます。ファンフィクション、ファンアート、動画、Mod……ファンが行うあらゆる二次創作を行うことができます。 テレビ番組や映画の脚本を書くことも、ポスターやTシャツを作ることもできます。
  • 販売: SCP財団に基づいた二次創作物を販売することができます。ただし、二次創作物は「継承」の条件に従わなければならず、その作品は誰もが自由にコピーしたり無断で利用・模倣・転載することができ、それに対して利用者がライセンスに従っている限り、作者は法的請求権を持てないことに注意してください。

ライセンスの表示方法

CCライセンスを表示する際は、基となった作品名(Title)、作者を識別する情報(Author)、引用した記事ページへのリンク(Source)、作成年(Year)、その作品のライセンス(License)また作品を利用した二次的著作物であればその情報(TALSY4)を必ず記載してください。この条件を守れば、表示形式はどのような形でも構いません。必要に応じて項目を付け加えたり、可読性を高めるために「クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンス」を「CC BY-SA 3.0」などのように省略するのもよいでしょう。

例えば、SCP-096を元とした作品を制作した場合、SCP-096については以下のような表記が必要となります。

タイトル: SCP-096 - The "Shy Guy"
著者: Dr Dan
URL: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-096
作成年: 2010
ライセンス: CC BY-SA 3.0

上述の例は、SCP-ENに投稿されたSCP-096を元とした場合です。
例えば、本サイトに投稿されたSCP-096の翻訳記事を元とした場合は、以下のようになります。

タイトル: SCP-096 - "シャイガイ"
訳者: 不明
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-096
作成年: 2013
ライセンス: CC BY-SA 3.0

もし、翻訳版の情報に原語版の情報を追加したい場合は、以下のようになります。

タイトル: SCP-096 - "シャイガイ"
原語版タイトル: SCP-096 - The "Shy Guy"
訳者: 不明
原語版作者: Dr Dan
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-096
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-096
作成年: 2013
原語版作成年: 2010
ライセンス: CC BY-SA 3.0


削除された作品のクレジット

CCライセンスの下で作品を公開した場合、一度付与されたライセンスを撤回することはできません。したがって、SCP財団Wikiから削除された作品であっても、ライセンスに従う限り、自由に使用することができます。詳細はクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの公式FAQを参照してください。

削除された作品のクレジットを表記する場合、実在する記事との混同を避けるため、その作品が既に削除されている旨を明記してください。作品が掲載されていた当時のURLがわかっている場合、出典としてそのURLを記載します。同一のURLに別の記事が投稿されている場合は、そのことも書いておきましょう。

また、SCP財団Wiki内や外部サイトに削除された記事のアーカイブが残っていることがあります。もしアーカイブが存在するなら、上記の出典に加えて、アーカイブ記事のURLも記載することを推奨します。ただし、アーカイブは原典となる記事そのものではないため、アーカイブのみを出典としないでください。

「表示」項に記載されている通り、SCP財団に関するコンテンツはSCP財団Wikiへの帰属を表記しなければなりません。削除された作品のURLすらも判明していない、正確であると確証を持てない場合、SCP財団Wikiそのものを出典とすることができます。


複数ライセンスからの選択

複数種類のCCライセンスが付与された作品を利用する場合、利用者は付与されたCCライセンスの中から任意の種類のCCライセンスを選択することができます。SCP財団Wikiに掲載されている作品の中にも複数種類のCCライセンスが付与された作品がありますが、CC BY-SAライセンスが付与されている限り、これらの作品はライセンスに則って自由に利用することができます。

一例として、魔術師学会 ハブに掲載されているロゴマークには、CC BY-SA 3.0とCC BY-NC-SA 4.0の2種類のライセンスが付与されています。NC(非営利)のライセンスはCC BY-SAライセンスに適合しないため、このライセンスが付与された著作物はSCP財団Wiki上では使用できません。しかしながら、このロゴマークには同時にCC BY-SA 3.0ライセンスが付与されています。作品に一度付与されたCCライセンスは撤回できないため、利用者がCC BY-SA 3.0ライセンスでの利用を選択することで、このロゴマークは恒久的にSCP財団に基づくコンテンツとして利用できます。

複数種類のCCライセンスから使用するCCライセンスを選択する場合、必ず各CCライセンスの利用条件を確認してください。CC BY-SAライセンス、またはそれに互換するライセンスを選択しなければ、SCP財団に基づくコンテンツとして利用することはできません。


著作者人格権について

CCライセンスは著作者人格権を完全に否定するものではありません。CCライセンスを付与すると、ライセンスに必要な範囲内で各種権利を放棄するか、主張しないことになります。しかしながら、著作者の名誉や声望を害するような二次的著作物の創作は認められていません。詳しくはこちらこちらを確認してください

当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"

彫刻「無題2004」を基にしたSCP-173の画像は営利目的で使用しないでください

SCP-173は最初に執筆されたSCP記事であり、そしてSCPシリーズ全体の起源となった作品でもあるという背景があります。初期のSCP記事で使われていた多くの画像と同じく、この画像もまた出典が分からないままインターネットに出回っていた画像の1つでした。最終的にはサイトスタッフが加藤氏に連絡を取り、「無題2004」の画像をSCP財団Wikiにおいて使用する許可を頂きました。

しかしながら、加藤氏は「無題2004」の肖像をクリエイティブ・コモンズの下で公開したわけではありません。彫刻の著作権とその画像の権利は現在も加藤氏のものです。彫刻およびその肖像を営利目的のために使用することはできません。

加藤氏はSCP財団が彫刻の画像を利用することを許可してくださいました。しかし同時に「誰かが営利目的でこの画像を使用することがあった場合、差止請求などの法的措置を執る」という警告も加えています。加藤氏によるメッセージの全文は、こちらから見ることができます。

また、このフォーラムに記載されている通り、SCP-173の画像を営利目的で利用する行為の問い合わせについて交渉する余地は一切ありません。「SCP-173画像の商用利用」について交渉しないでください。

現在、SCP-173の画像は記事から削除されており、「無題2004」を基にしたSCP-173の画像はサイト上に残っていません。しかし、「無題2004」の画像、およびそこから派生する作品が営利目的で利用できないことに変わりはありません。これらを営利目的で扱った場合、著作権の侵害として法的措置を受ける可能性があります。

とは言うものの、SCP-173のテキストはCC BY-SA 3.0ライセンスで公開されています。あなたがこのテキストのコピーを心置きなく利用し、販売したいならば、上記の指示に従うことが条件となります。

以下はSCP-173のテキストを利用した場合のライセンス表記例です。

この作品はCC BY-SA 3.0に基づき作成されていますが、SCP-173のイメージ、造形は当ライセンスの対象外です。

タイトル: SCP-173 - 彫刻 - オリジナル
訳者: 匿名
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-173
作成年: 2013
ライセンス: CC BY-SA 3.0

必要に応じて、当ガイドに記載されている他のライセンス表記例と組み合わせて使用してください。

加えて、同様の規定と制限を持つ記事が他に2つありました。SCP-111とSCP-1926(旧版)です。SCP-111は画像のライセンスがCC BY-SAライセンスに合致しておらず、SCP-1926(旧版)は他の場所で公開されていた作品を作者の許諾のもとに本文も含めて掲載していたため、それぞれライセンスが異なっていました。現在、SCP-111の画像は削除され、CCライセンスに適合する新たな画像が追加されています。また、SCP-1926(旧版)はすでに削除され、現在のSCP-1926のナンバーには新しい記事が書かれています。

要約すれば、これら2つの記事の旧画像及びSCP-1926(旧版)の記事全体は、著作権保持者の明白な許可の無いままに使用されることを禁止されており、CC BY-SAライセンスの下では公開されていません。これらのコンテンツの二次創作にCC BY-SAライセンスを付与することはできません。

二次創作者に向けたガイド

SCP財団に基づくあらゆるコンテンツ(ファンアート、映像作品、ライブストリーミング、同人誌、ゲームなど)には、「当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"」を除き、原則としてCC BY-SAライセンスが適用されます。どのような作品でも、SCPの世界に貢献したい人をSCP財団Wikiはいつでも歓迎しています。

もしあなたがSCP財団をベースに創作をしたいのであれば、CC BY-SAライセンスに基づき、作品にライセンスを付与して公開しなければなりません。例えば、あなたがファンアートを描きたいのであれば、あなたは絵の中か絵の説明文に、使用した全てのSCP財団のコンテンツ(SCPオブジェクトやTaleなど)のクレジットとCC BY-SAが適用されている旨を記さなければなりません。クレジット表記の方法は「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて」を参照してください。

ただし、SCP財団Wikiには作中にCC BY-SA 4.0のメディアを含む作品を取り扱い、そのメディアを基にした作品も存在します。これらの作品の二次創作を行う場合は、そのメディアを翻案した部分についてはCC BY-SA 4.0を、それ以外の部分にはCC BY-SA 3.0を付与し、それぞれの要素についてCCライセンスのバージョンを明確に記述する必要があります。これは、Wiki上に存在するコンテンツのライセンス面での後方互換性を極力保つための措置です5

CC BY-SAライセンスを順守する限り、あなたはSCP財団に関するコンテンツの著作者へ、利用許諾を求めるやり取りをする必要は一切ありません。

SCP財団を元としながらも、継承すべき元ページが不明であるか、現存しない場合には、以下のように該当するサイトを記述し、CC BY-SAライセンスに従う旨を記載することで正しくライセンスを表示できます。

タイトル: SCP Foundation
著者: SCP Foundation
ソース: http://www.scp-wiki.wikidot.com/
作成年: 2008
ライセンス: CC BY-SA 3.0

タイトル: SCP財団
著者: SCP財団
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/
作成年: 2013
ライセンス: CC BY-SA 3.0

ただし、「当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"」に記されたコンテンツの二次創作を創作することは推奨されておらず、これらは現在も権利者などにより著作権が保護されているため、一切の営利目的での二次利用ができません。これらの作品を扱う場合、CC BY-SAライセンスの例外であることを明記した上で、非商用のコンテンツとしてください。


知っておくべき事項

CCライセンスの下で作品を公開した場合、1度付与したライセンスを撤回することはできません。コンテンツを削除したり、非公開にした場合でも、第三者はライセンスに則ってコンテンツを利用することができます。あなたは自分自身が作成したコンテンツを自由に削除することができますが、CC BY-SAライセンスに則って第三者が再度コンテンツを公開した場合、それを止めることはできません。

クリエイティブ・コモンズの規定に従い、SCP財団に関するコンテンツの著作者は、利用者がコンテンツのライセンスを適切に扱っている場合でも、表示を取り消すように利用者に対して要請することが認められています。もし著作者の名前をクレジットしないように著作者本人から要請されたなら、それに従ってください。


CCライセンスには「部分適用」という概念が認められています。そのため、CC BY-SA以外のライセンスが適用されているコンテンツを用いる場合には、CCライセンスの適用範囲を明確にすることで、他のコンテンツに対してはCCライセンスの効果が適用されないよう図らうことができます。たとえばアンソロジー作品や写真集など、相互に独立した著作物を複数集めて一つの作品としたコンテンツにおいては、特定の著作物にのみCCライセンスを適用することが可能です。ただし、一つの著作物について、SCPに関連する内容が含まれる一部分についてのみCCライセンスを適用することはできません。詳細はクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの公式FAQ および当ページのFAQを参照してください。

二次創作を行う上でなんらかの素材6を使用する場合、あなたはCC BY-SAライセンスに準拠できる素材のみを使用する必要があります。あなたの作品は原則としてCC BY-SAで公開されなくてはならないため、あなたが権利を持たない素材を使用する場合には細心の注意が必要です。CC BYライセンスやパブリックドメインなどのフリーライセンスが付与された素材を使うことで、トラブルを回避できるでしょう。フリーライセンスが付与された素材は、CC Searchウィキメディア・コモンズなどのウェブサイトで見つけることができます。

あなたがもしクロスオーバー作品7を制作した際や、CC BY-SAライセンスで使用できない素材やパブリックドメインではないフリーライセンスやロイヤリティフリー8の素材を使用した際には、その素材に関連する規約やガイドラインを必ず確認し、順守してください。また、規約やガイドラインによっては、素材を利用して作成された作品に権利的影響を与えるものが存在します。規約の文面がCC BY-SAライセンスの規定(特に継承、共有、派生、販売)と競合する素材を使用しないよう注意してください。

クロスオーバー作品では、作中にSCP財団に関するものが1つでも登場していれば、CC BY-SAライセンスの適用が必要となります。ただし、素材の例と同様に他の作品の二次創作ライセンスとCC BY-SAライセンスの競合9に注意してください。

SCP財団をベースにした二次創作に対して、GNU Free Documentation Licenseなどの新たな形式のフリーライセンスを付与することは不可能ではありませんが、推奨されていません。これらのライセンスを作品全体に直接付与することはほとんどの事例で不可能であり、新たにライセンスを付与することが必要となる素材を使用することもできません。


同人誌の奥付について

日本のファンコミュニティでは、二次著作物を同人誌10という形態で頒布することが盛んです。同人誌を制作する場合、多くの印刷所では、同人誌に奥付11を記載することを推奨しているか、義務付けています。

同人誌の奥付は各種の法的な権利の帰属、また同人誌の頒布責任が誰にあるのかを明らかにするためにあります。SCP財団を基にした同人誌を作成する際には、以下のような情報を含んだ奥付を、読み取りやすい方法で作品の任意の場所に記載してください。この情報を記述することで、同人誌自体のTALSY12も同時に満たすことができます。

  • 同人誌のタイトル
  • 著作者/発行者
  • 発行年月日
  • 連絡先 (SNSのIDのみは不可)
  • 印刷業者名
  • 同人誌が適切なライセンスの下で利用可能であることの表記
    • 元となる作品の全てがCC BY-SA 3.0の下で公開されている場合は、CC BY-SA 3.0の下で利用可能であることの表記
    • 元となる作品にCC BY-SA 4.0で公開されている作品を含む場合は、CC BY-SA 4.0の下で利用可能であることの表記
  • 依拠する作品のライセンス表記

また、奥付にコンテンツの二次利用や複製、転載などに関する注釈を付記する場合には、注釈の文面がCC BY-SAライセンスの規定と競合しないよう注意してください。詳細は「企業向け商用利用ガイド」の「注意書きについて」を参照してください。

これらの説明に従ったとしても、二次著作物のライセンスに問題がないという保証が与えられることはありません。また、他に適切な方法がある場合、これらの例示を踏襲する必要はありません。特に、即売会13、委託販売14などで同人誌を頒布する場合、表示形式や頒布形態に関する指示は、各即売会、販売店などの運営者、責任者が定めた規則に従ってください。


グッズのライセンス表記について

同人誌と同様に、ファンコミュニティにおいてグッズを頒布することも盛んです。
このグッズにも、グッズ自身のTALSY15と元となった作品のTALSYを記述する必要があります。
例えば、SCP財団ロゴを印刷した缶バッチの場合は、以下のようになります。

Title: SCPロゴ缶バッチ
Author: being24
License: CC BY-SA 3.0
Year: 2023

この作品は、以下の作品に基づき作成されています。

Title: foundation_logo_remade
Author: ukwhatn
Source: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:3396310-14-xspn
License: CC BY-SA 3.0
Year: 2020


その他、ここに例示のない使用の場合のライセンス表記について

どの場合も、元となった作品のTALSYの記述と、自身のコンテンツのTALSYを記述してください。ただし、TALSYはフォーマットと全く同一に記述される必要はなく、必要な情報に合理的に到達できれば問題ありません。16


さいごに

全てのSCP財団に基づくコンテンツの利用者は、二次創作作品を制作することが自己責任であることを把握してください。SCP財団に関する創作をあなたが行ったことで、あなたに対して何らかの損害や紛争などが発生したとしても、当サイトは一切の責任を持てません。

企業向け商用利用ガイド

この項目をご覧の方は、単なる同人的な二次創作ではなく、営利企業として何らかのSCP財団に関するコンテンツを利用したいと考えていることと思います。

CC BY-SAライセンスの規定に従い、かつ「当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"」の内容に準拠している限り、当サイトおよびサイトスタッフはあなたのコンテンツ利用について関知せず、内容の事前公開等の要求を行うことはありません。また、コンテンツを利用するにあたって著作権者の許諾は必要ありません。CC BY-SAライセンスに従う限りにおいて、書籍やゲーム等の作成を含むコンテンツの商用利用は、「二次創作者に向けたガイド」と同様に自由に行うことができます。


注意書きについて

一般的な商業向けコンテンツでは、書籍の奥付や作品の注意書き等に、コンテンツの複製や転載についての注釈が付記されていることがあります。SCP財団に基づくコンテンツにはCC BY-SAライセンスが適用されるため、これらの注釈を付記する際は、同ライセンスに照らして適切なものに置き換えてください。

例えば、以下のような文章を注意事項としてコンテンツに記載する事例が考えられます。

本コンテンツの無断転載等は、著作権法上での例外を除き禁じられています。

このような記述は許容されています。厳密な法解釈は個々のケースによって異なりますが、著作権法上の例外を指定しているために、これらの記述はCC BY-SAの規定と競合しないとみなされます。

本コンテンツを第三者に依頼して複製する行為は、たとえ個人や家庭内での利用であっても一切認められておりません。

一方で、上記のような記述に関しては、制作したコンテンツの、"SCP財団Wiki以外を出典としないコンテンツ"のみが含まれる部分を対象とするような記述をお願いします。

CC BY-SAライセンスは無許可の複製や翻案、模倣や販売を許容しているため、このような記述はライセンスの規定に抵触します。注意事項を記載する際はライセンスの規定をよく確認し、その範囲と競合しないようにしてください。詳細は「CC BY-SA 3.0/4.0 に沿った作品公開の詳しい方法」を参照してください。

CCライセンスは、個々のライセンスの適用範囲を明示することで部分的な適用が可能です。制作した商業向けコンテンツがSCP財団Wiki以外を出典とするコンテンツを内包している場合、SCP財団に関連した部分のみをCC BY-SAライセンスの適用下であると明記することで、それ以外のコンテンツについては、著作権法に基いて通常の著作権の保護がなされます。詳細については部分適用を確認してください。


商品紹介について

SCP財団Wikiを出典とした書籍やグッズ等の商業向けコンテンツにおける、いわゆる商品紹介の文面については、原則として当サイトおよびサイトスタッフが関知することはありません。

しかしながら、商品注文ページやカタログ、書籍の帯や商品タグ等における「公式グッズ」「公認書籍」のようなSCP財団Wkiがコンテンツに協賛していることを想起させる文面は、記載を控えていただくようお願いいたします。

CC BY-SAライセンスは、コンテンツの利用者が、許諾者がコンテンツの利用者や利用行為について支持している旨を示唆することを制限17しています。したがって、SCP財団に基づくコンテンツには、「公式」「公認」またはそれに類する文言を付記することはできません。詳細はCC BY-SA 3.0ライセンスの日本語版要約を参照してください。


ライセンスの根拠や記載方法等、コンテンツの商用利用に関して不安な点がある場合は、サイトスタッフにご相談ください。詳細は「問い合わせについて」を参照してください。

サイトスタッフは、いかなる場合においても文章の監修の要請や法律解釈に関する質問等には対応いたしません。あらかじめご了承ください。

FAQ

CCライセンスについての質問は、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの公式FAQも参照してください。

"SCPのWebシリーズ/動画/レストランチェーンの素晴らしいアイデアがあるのですが、そのためにはクリエイティブ・コモンズの制約を免除してもらう必要があります。サイトスタッフに連絡して、制限の免除を求めることができますか?"

いいえ、認められません。

サイトスタッフはコミュニティとサイト全体の「用務員」として活動します。サイトスタッフはいかなる理由であれ、CC BY-SAライセンスの適用を「一時停止」することはできませんし、免除するような行為は一切認められていません。

とはいえ、あるSCP記事の作者自身が、その記事で使用したオリジナルアイデアを異なるライセンスで発表することはできます。ですが、SCP記事そのものはクリエイティブ・コモンズでカバーされたままであり、同様にSCPとして書かれたSCP財団のアイデア、各種文書、および世界観のすべての要素はCC BY-SAライセンスの適用下であるため、CC BY-SAライセンスを撤回し、異なるライセンスのみで公開することはできません。

例えば、Dr. Gearsは「すごい再生能力を持つ人間嫌いの大トカゲ」というオリジナルアイデアの権利を売ることができます。しかし、SCP-682の権利としてそれを売却することはできません。SCP-682とSCP財団のアイデアはクリエイティブ・コモンズの下で公開されているためです。そして、仮に彼が「大トカゲ」の権利を売却したとしても、SCP-682は引き続きクリエイティブ・コモンズの下で機能し続けます。

"利用したいコンテンツ/画像の利用規定がフェアユース18やDMCA19を根拠としています。これらのコンテンツは利用できますか?"

いいえ、利用できません。

フェアユースやDMCAの規定はCC BY-SAライセンスを互換する性質のものではないため、これらの規定を根拠にコンテンツがCC BY-SAで利用できるかどうかは判断できません。また、当ガイドの制定時点では、日本においてこれらの概念を規定した法律は制定されていません。そのため、関連するコンテンツを日本国内で利用することは複雑な法的問題に発展する可能性があり、SCP財団Wikiではこれらのコンテンツを禁止しています。詳細は画像利用ポリシーを参照してください。

しかしながら、サイト外における二次利用では、これらのコンテンツを利用することを制限していません。 「二次創作者に向けたガイド」を参照し、自己責任のもと、サイトコンテンツについては適切な利用を行ってください。

"執筆者が判明していない場合はどうすればよいですか?"

執筆者がアカウントを削除しているなどの理由で執筆者が判明していない場合、「著者不明」などのように記載してください。

ただし、もし後に執筆者が判明することがあれば、速やかに正しい執筆者を表記してください。

"アンソロジーや短編集の一部としてSCPコンテンツを収録することができますか?"

はい、構いません。

しかしながら、SCP財団Wiki上のコンテンツおよびその派生物(イラストなど)はクレジットの表示を行う必要があり、すべてCC BY-SAライセンスの下で公開する必要があります。詳細は「二次創作者に向けたガイド」および「企業向け商用利用ガイド」を参照してください。

"私たちの成果物への支持、もしくは宣伝の手助けをしていただけるのでしょうか?"

場合によります。完成した成果物をサイトメンバー個人が気に入り、なおかつ当ガイドの他の部分に記載されている要件を満たしている場合は、ソーシャルメディアサイト又は当サイトのフロントページで、あなたたち自身もしくはその成果物の宣伝を検討する場合があります。

当サイトは、いかなる種類のクラウドファンディング活動20を宣伝したり、ゲーム、シリーズ等の開発を支援することもありません。ただし個々のサイトメンバーは、彼らが望むならばそれらの行為を行うことができます。

"私たちに、何かしらの排他的な翻案権(翻訳権)21、つまり私たちの翻案作品を第三者が二次創作することを禁止するような権利を委ねていただくことは可能でしょうか?"

いいえ、無理です。

私たちはそのような権利を譲与することはできません。また、全ての当事者に向けた適切な帰属と継承が記載されているならば、私たちの作品を第三者が翻案することを(たとえ、あなたの作った翻案物を第三者が利用することになっても)止めることはできませんし、そのような権利を持ちません。

"SCPに関するブログやニュース記事を書きたいです。どのようにすればいいですか?"

SCP財団に関するコンテンツの紹介において、記事中にSCP財団Wikiの作品に書かれた文章や設定、サイトデザインなどを引用の範囲以上に持ち出さず、単にそれらの解説をするのであれば、CC BY-SAライセンスの制限は適用されません。

つまり、文中であなたがSCP財団に所属する博士になりきったり、財団の報告書のような文を書いたり、サイトデザインを模倣したページを公開するなどの行為を行わない場合、あなたは自身の記事にCC BY-SAライセンスを付与する必要はありません。これはTwitter、Facebook、Reddit、ニュースサイトなどの様々な媒体に適用されます。

SCP財団に関連するコンテンツを文中に引用22する場合には、公正な慣行に合致すること、引用の目的上で正当な範囲内で行われることなど、著作権法に定められる範囲であれば、CC BY-SAライセンスを付与する必要はありません。ただし、引用した箇所が明確に区別できるように、文頭と文末に鍵括弧や引用符などを加えた上で、引用箇所の出典を明示してください。画像を引用する場合も同様です。詳細は「CC BY-SA 3.0/4.0 に沿った作品公開の詳しい方法」を参照してください。

"「当サイトにおけるクリエティブ・コモンズ・ライセンス適用の"例外"」にある画像の二次創作を制作したいです。例えば、SCP-173をイラストに描いても大丈夫でしょうか?"

「二次創作者に向けたガイド」にもある通り、推奨できません。

これらのコンテンツは現在でも著作権法によって保護されているため、二次創作によるトラブルは複雑な法的問題に発展する可能性があります。これらのコンテンツを利用してイラスト、コンピューターグラフィックス、模型、その他の二次著作物を制作したとしても、CC BY-SAライセンスを付与することはできません。

SCP-173の場合、テキストにはCC BY-SAライセンスが適用されているため、テキストの描写のみを基に創作されたオリジナルのデザインにはCC BY-SAライセンスが適用され、商用利用を含めた自由な利用が可能です。しかし、「無題2004」に由来するモチーフがわずかでも含まれている場合、当然ながらCC BY-SAライセンスは付与できず、商用利用もできません。

"SCPと別の作品のクロスオーバーを作りたいです。CCライセンスの部分適用はできますか?"

いいえ、できません。

CCライセンスの部分適用は、アンソロジー作品などにおいてそれぞれの作品に別々のライセンスを付与できる規定です。一つの作品内に登場する、CCライセンスとそうでないライセンスの要素を分離できる規定ではありません。

小説、イラスト、漫画、ゲーム、動画など、ひとつの作品内でSCPとそれ以外の作品がクロスオーバーする場合、それらの要素はどちらも作品の一部であり、切り離すことはできません。クロスオーバーする相手方の作品もまたCCライセンスの対象であるため、その作品にCC BY-SAを適用できないのであれば、クロスオーバー作品はCCライセンスに違反します。クロスオーバー作品を制作する際は、相手方の作品のライセンスや二次創作ガイドラインを確認し、CCライセンスが付与できるものだけを利用してください。

"3.0と4.0の素材を組み合わせた作品に付与するべきライセンスがよくわかりません。実際どのように運用するのですか?"

少々複雑なので、パターンに分けて解説します。

  • 元著作物のライセンスが CC0やバージョンを問わずCC BYである場合、PD、CC BY 3.0/4.0など翻案物がBY-SA 3.0で公開できる場合、もしくは一切素材を使用せずに創作した場合:
    • すべての著作物はCC BY-SA 3.0で公開してください。
  • 元著作物の一部がCC BY-SA 4.0で公開されている場合:
    • 文章はCC BY-SA 3.0であり、画像のライセンスがCC BY-SA 4.0である例が多いです。
    • この場合、CC BY-SA 4.0である部分はCC BY-SA 4.0で、そうでない部分はCC BY-SA 3.0で公開してください。さらに、ディスカッションにその旨を必ず明記してください。
      • これはSCPコミュニティ全体のため、基本的にCC BY-SA 3.0を用いてSCP財団Wiki上のCCライセンスの後方互換性を保つことを目的とした措置です。
  • 元著作物全体がCC BY-SA 4.0である場合:
    • すべての著作物はCC BY-SA 4.0で公開してください。

問い合わせについて

SCP財団Wikiとライセンスに関連する事項について連絡・相談したい場合には、サイトスタッフに問い合わせてください。詳細はサイトへのお問い合わせより、「主要な連絡方法について」を参照してください。

もしもあなたの著作物がSCP財団Wikiにライセンスに違反する形で使用されていた場合には、速やかにいずれかの手段でサイトスタッフに連絡してください。事実関係の確認のため、オリジナルの著作物へのリンクや、その著作物があなたのオリジナルであることを証明できる資料をできるだけ用意してください。サイトスタッフはあなたに誠意をもって対処するためのあらゆる試みを行うことをお約束します。


特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。