記録-214
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個人記録: エージェント█████
日付: ████年04月05日

新しい任務を受領した。見たとこ、██████の公共図書館を中心にしたカルト活動の報告書だ。明日、ラムダ-7の残りと一緒に調査に出発する。もしその場所に大規模な機械の展示があるとすると、壊れた神の教会の一部である懸念が大きい。奴らとやり合うのは好きじゃない、イカレた機械の神とやらはほかのクソ共より俺をゾッとさせる。ほかの奴らの大半は体を殺すだけだ。

日付: ████年04月09日

一次偵察隊がビルに戻ってきた。建物の図面90パーセントまでは妙なものはない。残りは定期刊行物区画で、改装のため閉鎖されているように見える。日が暮れてからごく少人数が立ち入るようだが、ドアは常に施錠されているし、この場所を設計した建築家は窓ってもんに個人的な恨みでもあるらしい。だが釘に付いては問題なく、考えられる限り全ての表面に釘が付いている。チームは明日連中の一人を尾けて、内部で何が起きているのか見ることにしよう。
注記: この記録と次の記録の間に、ラムダ-7の全員が、報告されたカルト信者ともども、痕跡も残さず消失した。

日付: ████年04月11日

ページがつぎつぎと私の心の中を通ってめくられ、情報が染み透っていくうちにそよ風が動きを生んだと知る。完璧に合一し、索引付けされ、安全に格納された。図書館は新たに得たものをコレクションに加えることに賛同する。借り出すも保持することのないすべてのもののため、その壁をつねに抽出された存在の精髄で満たしつつ。計画と、部分的に実現した夢の目的のためにしばし、独自性は包摂され、それぞれは互いに包み合う。馬鹿馬鹿しい軽薄さを踊る操り人形のように肉とその脆さ、その膿漿と衝動を真似つつ。1

日付: ████年04月12日 午前9:32

再び目が覚めた。[編集済]へ帰る途中寝てしまってからどれくらい経ったのかはっきりしない。前の記録を読むに、俺は眠りを奪われたらしい。そんなことには意味がない。カルトはいなくなった。チームはいなくなった。これを活動記録の後に書いている。前の記録を削除しようと思ったが、そのボタンが見つからない。汚染。その言葉が頭の中で響き続けている。俺はどうやら汚染された。今朝髭をそっていて切ったら、洗面台に水銀が滴った。肌に食い込む刃の感触は恋人の愛撫のようだった。自己終了しなければならない。俺は汚染されたのだ。報告を書き終えたら、やる。まだ、予備武器は持っている。

午後12:04

緊張、そら行け、指が震える、焼けた火薬の味がする、閃光、破裂、骨と脂肪の絡み合うロマンスに続いて、乱痴気騒ぎの解放。

日付: ████年04月13日

再び目が覚めた。弾丸は何にもならなかった。引き金を引いてからの記憶はない。俺は浴室に居たのに、今はベッドの中だ。ホテルのスタッフと医療スタッフの制服がそこらに置いてあるが、人も、遺留品も、争った跡も、血痕もない。上司に電話して俺が帰ろうとしてることを警告しようとしたが、指が番号を思い出せない。俺に出来るのはここに書きとめておくことだけだ。奴らはこれが見つかることを望んでいたのだという考えがどこからか浮かんでくるが、もう手遅れだ。頭の後ろからまだ血が出てる。それでいいのだという気持ちがして、温かな感覚が下りて行くのが心地よい。

<記録終了>

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