SCP-002-EX
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太陽系とオールトの雲の内側のスケール比較図。クリックで拡大。

アイテム番号: SCP-002-EX

オブジェクトクラス: Explained

特別収容プロトコル: 一般向け宇宙飛行技術の限界と天王星軌道外の入植禁止から、SCP-002-EX実体に遭遇する一般人は存在しないと考えられています。天文学者によるオブジェクト発見イベントの際は標準虚偽情報処置及び記憶処理が行われます。

O5司令部の命令により、当オブジェクトはExplainedに指定されています。

説明: SCP-002-EXはオールトの雲1の外側にある23個の大型金属構造体であり、これは未知の大きさの巨大構造物の一部であると仮定されています。実体は1空間当たり約4~20km2の巨大な六角形の隙間を持つ格子で形成された、交差する金属管で構成されています。管は内側がカーボンナノチューブ、外側がインコネル2で構成されています。

SCP-002-EX実体は、オールトの雲と太陽系を囲む星間スケールの球状巨大構造体の構成要素であると仮定されています。現在の軌道位置に存在する全ての実体はオールトの雲の外側周辺にほぼ球形で分布し、幾つかの実体のグループは複雑な固定機構によって互いに接続されています。各固定機構には六角形のタイル張りの球のイラストが存在します。オブジェクト上の破損箇所はそれらがバラバラにされたことを示唆していますが、これが行われた方法は不明です。3

しかし、このような巨大構造体は重力効果によって崩壊の傾向にあり、カーボンナノチューブは衝突に耐えられる程の強度を持ちません。また、このような構造体を構築するのに必要な資材は、太陽系及びその周囲の星間領域の現在の資源量を大幅に超過しています。実体が果たす機能も同様に不明です。もしもオブジェクトが比較的小さな巨大構造体のパーツ群だったとしても、インコネルの外面は低圧力やオールトの雲の気温に機能せず、六角形の隙間はSCP-002-EXが壁や防壁として使用されることを妨げます。

更に、この構造体は現代の人類文明以前に太陽系に存在したと知られている、如何なる宇宙文明の様式とも一致しません。これには要注意種族SoI-0024、金星人、そして祖先の█.██████グループが含まれています(不確定 ─ 補遺.3を参照)。

今日まで異常性は観察されていません。オブジェクトの潜在的な異常の起源に関する調査は、O5評議会によって開始され、これはExplainedへの分類決定に繋がりました。詳細情報についてはセキュリティクリアランスレベル5の許可が必要です。

補遺.1 ─ 2034/11/13: SCP-002-24-EXがセドナ5の表面下1キロメートルに、人為的に埋葬されている状態で発見されました。耐久力のあるガラスのようなパネルの壊れた破片は六角形の隙間の中にあり、超高温で加熱されて融解していることが判明しました。壊れたミサイルサイロとレーザー兵器がチューブに接続されています。

幾つかの大型ロケットエンジンは爪で掴む仕組を用いて実体に取り付けられており、全供給燃料を使い果たしていました。ロケットエンジンの構造は一般的なものではありませんでしたが、異常性は観察されませんでした。各エンジンには六角形の平板を貫く槍のシンボルが刻印されています。

数日後、SCP-002-25-EXがオールトの雲外探査プローブによって発見されました。同構造のロケットエンジンが取り付けられており、それぞれ実体に取り付けられた爪が離れる機械的故障の跡が存在しました。未接続エンジン1つが同一軌道内の近隣で発見されました。

SCP-002-EXがオールトの雲の軌道内に元の場所から移転した可能性について検討されています。

O5評議会提言概要

提言:
"SCP-002-24-EXとSCP-002-25-EXの発見以降のSCP-002-EXのExplained分類の維持" (O5-07)

評議会投票概要:

棄権
O5-01 O5-02 O5-06
O5-03 O5-08 O5-04
O5-05 O5-11 O5-13
O5-07 O5-12
O5-09
O5-10

結果
承認

補遺.2 ─ 2035/02/28: SCP-002-26-EXが南アフリカ、スタークフォンティンの地下5km地点で発見されました。実体の周囲に壊れた機械が存在し、未起爆の爆発装置の存在は意図的に機械が破壊されたことを示唆しています。爆発物にはSCP-002-24-EXとSCP-002-25-EXに発見されたロケットエンジンと同じシンボルが刻印されていました。知能種(現在はSoI-006に指定されている)とされる2体の装甲甲虫生物の死体は、機械群に接続された2つの制御室の残骸の中で発見されました。

他のSCP-002-EX実体とは異なり、構造体は損傷を受けておらず、その外装の一部が不足しており、未完成状態のままであるように見受けられます。

O5評議会提言概要

提言:
"SCP-002-26-EXの発見以降のSCP-002-EXのExplained分類の維持" (O5-03)

評議会投票概要:

棄権
O5-01 O5-04 O5-06
O5-02 O5-08
O5-03 O5-12
O5-05
O5-07
O5-09
O5-10
O5-11
O5-13

結果
承認

補遺.3 ─ 2037/03/01: フランス、ドルドーニュ渓谷の洞窟の中でこれまで未発見であった部屋が発見されました。壁の1つに小さな洞窟壁画が描かれており、そこには地球を表現しているとされる外形の周囲にSCP-002-EX実体に似た幾つかのオブジェクトが描かれています。人間が各実体を掴んでいます。人間が地球を覆うために実体同士を纏めているのか、それとも実体を引き離しているのかは不明です。絵の傍にはSoI-006のメンバーの切断された頭部に刺さった鋼鉄製の槍が存在します。

部屋の外へトンネルが繋がっており、損傷した20メートル長の化学レーザー6が内部に存在する大きな洞窟に通じています。以下の石像がレーザーを囲んでいます:

  • 武装した人間の像。ロケットエンジンに見られる六角形の平板を貫く槍のシンボルが各像の額に刻印されている。
  • 小さな球体。各球体には表面に図案化された頭蓋骨のシンボルが存在し、幾つかには螺旋のシンボルが刻印されている。シンボルを除く球体の詳細については、太陽系の半径100光年内にある太陽系外惑星の地質的特徴と一致することが記録されている。全ての太陽系外惑星は地球のようであり、その星々の居住可能地域内である。7O5命令により調査は禁じられている。
  • 周囲に小さな球体が存在する人間の心臓。8

特に、SoI-006頭部の図案化された絵は、地球を模した洞窟画の中で他の塗料で覆い隠された状態で発見されました。

O5評議会提言概要

提言:
"ドルドーニュ渓谷での最近の発見を踏まえたSCP-002-EXのExplained分類の維持" (O5-11)

評議会投票概要:

棄権
O5-01
O5-02
O5-03
O5-04
O5-05
O5-06
O5-07
O5-08
O5-09
O5-10
O5-11
O5-12
O5-13

結果
承認
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