SCP-005
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SCP-005の拡大図

アイテム番号: SCP-005

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-005には、どのような観点から見ても、差し迫ったリスクは存在しません。たとえそうであっても、独特な機能を持っていることから、使用を制限するために、特殊な取り扱いが必要となります。収容エリアから持ち出すには、レベル4スタッフ(最低1名)の認可が必要です。

説明: 外見上、SCP-005は華美な装飾の鍵に似ており、1920年代に使われていた大量生産の鍵の特徴を持っているように見えます。この鍵が発見されたのは、とある民間人がとある警備厳重な施設に侵入しようと、この鍵を使用したときのことです。SCP-005は、機械式であろうとデジタル式であろうと、ありとあらゆる鍵(付録Aを参照)を比較的容易に開けるという唯一無二の能力を持っているようです。この力の源はいまだ不明です。

補注: なくしたセキュリティパスの代わりにSCP-005を使う場合は、レベル4スタッフ(最低1名)の監視が必要です。自動販売機の修理、ロッカーの解錠、自宅の鍵の代わりに使用することは許可しません。構内から持ち出した者は直ちに処分します。

付録A: SCP-005はほとんどすべての種類の鍵を開けることができますが、実験の結果、鍵の施錠機構自体を偽装することによって、SCP-005の力を少なくとも若干は妨害可能であると判明しました。ボランティアたちが鍵の施錠機構を発見できなかったケースの約50%において、SCP-005は解錠に失敗しました。これらの結果から、SCP-005は試験的に「知覚力がある」に分類され、SCP-005の認知能力を測るさらなる試験が行われています。ただし、SCP-005が鍵を見分けるのを妨げるような特性はなにも見つかっていません。前述の鍵の施錠機構は、ただ厳重に隠蔽、偽装されていただけです。

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