SCP-007-JP
評価: +49+x
Pokemon.gif

無力化処理された構造図面の簡略図

アイテム番号: SCP-007-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-007-JPは███████の設計図を1枚のみ標準的書類封書に入れ、特例Euclidクラスオブジェクト収容ロッカーに保存されます。その他のSCP-007-JPは建設省、国土交通省、特許庁その他の機関と協力し、SCP-007-JPを想起させる建築物、図面、書類、作品、絵画の全ては発見され次第認識不能になるよう処理されたあと焼却処分又は違法建築とし図面の通行可能な通路の一つを消去されます。全ての実験は情報漏洩を最小限に抑えるため山口博士のみが使用され、山口博士は記録用紙への記入でSCP-007-JPの反応と言動を記録してください。現在すべての実験は禁止されています。
SCP-007-JPの情報提供により重大な機密事項違反とみなされる事案が発生した場合は、SCP-007-JP保有者へ一般的ナイフの製造工程を訓練した後、SCP-007-JPを殺害しクラスA記憶処理を施します。

説明: SCP-007-JPは██県にある███████という洋館の構造、もしくはそれに類似する通行可能な廊下の構造を認識した時に生じる異常思考です。SCP-007-JPは日本国内で広まった思考実験の噂により発見されました。現在███████は建築基準法違反とされ破壊されました。

SCP-007-JPの発現は███████の内部構造及び地図の認識もしくは想像した時にのみ発生します。███████の内部構造の主に廊下等通行可能とされる部分を想像した場合、中央ホールにSCP-007-JPは立っています。この通行可能な部分の想像には、洋館の装飾やあらゆる調度品の想像を必要としません。SCP-007-JPの容貌は中肉中背でトレンチコートに茶色の革靴を履いたコーカソイド男性のような姿で、どのような文化や国の違いのある被験者でもおおよそ言語、思想を超え友好的で好感が持てると主張します。

SCP-007-JPに一度でも遭遇した被験者はその後███████の内部構造を思い出せなくとも、SCP-007-JPを想像することが出来ます。SCP-007-JPは被験者の意思や記憶に関係なく被験者に意見したりアドバイスを施すことが多く、通常被験者が知り得ない情報でさえ相談に応じ答えます。この情報は被験者がそれまでアイコンタクトを取ったことのある人間が保持、または保持する予定の情報に限られ、アイコンタクトを取ったことがある相手が忘れているかどうか、時間的矛盾などは妨げになりません。この情報は、被験者に間違いが無くかつ完璧でSCP-007-JPが「全知全能」であるかのように思わせます。

またSCP-007-JPは記憶処理による無力化が出来ず、機密事項違反の可能性があることに留意すべきです。機密保持のため殺害手順を踏んだ後に被験者へクラスA記憶処理を施します。

SCP-007-JPはあらゆる方法での無力化ができません。これまでの実験で銃弾、核弾頭、███████への曝露が思考されましたがいずれもSCP-007-JPの外観を損ねることなく一切の被害を受けていないように思えます。

SCP-007-JPは精巧に想像された武器であれば無力化することが出来ます。銃器技師の中でSCP-007-JPは射殺され、刀匠の中でSCP-007-JPは首を切断され、███████担当の研究主任によってSCP-007-JPは捕食されました。以上のことからSCP-007-JPはおおよそ、武器であれば製造工程を思考し、製造した武器によっては容易に無力化でき、生態をよく知っている者の生物による捕食やその他の具体的思考により無力化できることが判明しました。この工程にSCP-007-JPはなんら抵抗しないことが分かっています。これにより被験者は十分な財団への忠誠心が証明され、実験前に一般的ナイフの製造工程を訓練した後に実験を行うことが義務付けられています。

インタビュー実験記録1 - 日付2014/2/3 

対象: SCP-007-JP

インタビュアー:山口博士

付記: 山口博士は事前検査で十分な財団への忠誠心が証明されています。山口博士には10桁の数字が書かれた封書を携帯させています。実験は簡易的監禁施設の中で行われました。

<記録開始>

山口博士: あなたのお生まれを教えてください。

SCP-007-JP: 生まれは1987年2月1日、母██████・████と父████・█████の間に生まれました。1

山口博士: あなたはどこにいるのですか?

SCP-007-JP: それをお教えすることは出来ませんし、貴方様が理解することも出来ません。強いて言うなれば貴方様ご自身の内に居ます。

山口博士: 多くの人が貴方を知っているようですが。

SCP-007-JP: 多くの人にお会いしました、皆さん私をよく思ってくれているようで嬉しい限りです。

山口博士: 私も君に一つ聞きたいことがあるんだが、いいかな?

SCP-007-JP: 私の知る範囲でのことならお力添えいたします。

山口博士: 君には私が今持っている封書の中の数字を教えてもらいたい。

SCP-007-JP: 6751483527と書かれています、それと封書の内側に武田様の髪の毛が一本入っております。

<記録終了>

終了報告書: 封書の中に書かれた10桁の数字は全て正解しており、中に混入していた毛髪は封書の作成作業にあたっていた武田研究員のDNAと一致しました。封書は山口博士の情報遮断のための1時間の監禁中に作成されたものであり、山口博士が知り得た可能性は全くありません。また武田研究員のDNA情報へのアクセスログも過去2年間に渡り閲覧の形跡がありませんでした。この実験によりSCP-007-JPが持つ情報漏洩の危険性が懸念されています。

インタビュー実験記録2 - 日付2014/2/10 

対象: SCP-007-JP

インタビュアー:山口博士

付記: 山口博士は携帯型Bクラス記憶処理装置を所持しています。

<記録開始>

山口博士: 君に聞きたいことがあるんだ。

SCP-007-JP: 私の知る範囲でのことならお力添えいたします。

山口博士: 私の務めている財団に関して、██████を無力化する方法を教えてくれないか?

SCP-007-JP: [データ削除済]

<記録終了>

終了報告書: 山口博士は直後驚いた様子を見せ簡易的監禁施設からの脱走を図り、開放手続き完了までの7秒の間に山口博士は所持していたBクラス記憶処理装置を作動させ安定しました。

補遺: 山口博士はその後、O5への██████無力化案を提出しました。その中に重大な機密事項違反があったため山口博士は処分されました。山口博士の██████無力化案は実施されることなく焼却処分されました。

思考殺害実験記録一 - 日付2014/5/20 

対象: SCP-007-JP

実験者:████博士

付記: ████博士は事前検査で十分な財団への忠誠心が証明されています。

<記録開始>

████博士: ████博士はSCP-007-JPにナイフを勢い良く投げることを思考する。

SCP-007-JP: 何かお困りですか?(ナイフはSCP-007-JPに突き刺さるが、損傷の一切は確認できない)

████博士: ████博士はSCP-007-JPへ31発の7.62 mm弾丸による銃撃を思考する。

SCP-007-JP: 何かお話をいたしましょうか?(全ての銃弾は頭部に着弾、その都度弾痕が開くがすぐに塞がる。このプロセスにも損傷の一切は確認できず、SCP-007-JPは全く動じていない)

████博士: ████博士はSCP-007-JPの足元で核爆発を思考する。

SCP-007-JP: 最近は紅葉が綺麗ですね、どうぞ████氏を誘って紅葉狩りへ出かけるのはいかがでしょう?(SCP-007-JPは爆心地で佇んでいる)

████博士: ████博士は██████への曝露を思考する。

SCP-007-JP: きっと████氏も喜んでくれるでしょう、████氏は季節の変化に喜びを感じています。(██████はSCP-007-JPに触れることができない)

████博士: なぜ死なない?

SCP-007-JP: ████氏は紅葉狩りで死ぬお方ではありません、それは確かです。

<記録終了>

終了報告書: あらゆる殺害思考をSCP-007-JPは無視しました。この実験の間、私自身はSCP-007-JPへ発言したのは最後の一度きりでSCP-007-JPがなんらかの反応を示したのはその最後の発言に対する言動だけです。個人差を考慮しさらなるSCP-007-JPへの思考実験を申請します。

思考殺害実験記録二- 日付2014/5/30 

付記: SCP-007-JP

実験者:エージェント███████

付記: エージェント███████は銃器製造に携わった経験があり、冶金技術と鋳造技術に精通しています。

<記録開始>

エージェント███████: 鉄とアルミを熱し、鋳型へ流し込み出来たパーツを組み立て、簡単なリベレーターを製造。

SCP-007-JP: 何かお困りでしょうか?

エージェント███████: 鉛と真鍮をそれぞれ熱し、鋳型に流し込み出来たパーツを組み立て火薬を補充し9 mm弾丸を製造。

SCP-007-JP: 察しが付きました、████氏のご命令ですね。どうぞお試しください。

エージェント███████: リベレーターへ製造した9 mm弾を装填し、SCP-007-JPへ発砲。

<記録終了>

終了報告書:直後SCP-007-JPの頭部へ9 mm弾丸が命中しSCP-007-JPは死亡。それ以降エージェント███████の思考にSCP-007-JPが現れることはありませんでした。これは有効なSCP-007-JP無力化手順への足がかりとなると考えられ、引き続きSCP-007-JPの殺害思考実験を申請します。

思考殺害実験記録三 - 日付2014/6/10 

対象: SCP-007-JP

実験者:エージェント███████

付記:エージェント███████は日本刀の製造に携わった経験があります。

<記録開始>

エージェント███████: 鉄を熱し十分な折り返し鍛錬で鉄を引き伸ばしていく。

SCP-007-JP: 何かお困りでしょうか?

エージェント███████: 数十回の鍛錬を繰り返した後、形と長さを整えていく。

SCP-007-JP: お悩みの相談でしょうか、私は察しがいい方ではありますがお申し付けいただいたほうがよろしいかと。

エージェント███████: 刃を付け、鉄を十分に冷やしてから持ち手を製造しはめ込む。

SCP-007-JP: 私は貴方様に最大限尽くす覚悟です。しかし、貴方様が私をお嫌いになるのであれば、私は受け入れるしかありません。非常に残念です。

エージェント███████: 完成した刀でSCP-007-JPの首を真横に斬りつける。

<記録終了>

終了報告書:SCP-007-JPの首は胴体と分裂し死亡。エージェント███████は記録には細かい日本刀製作工程を記述しなかったものの、おおよそ完全な刀で斬りつけたと主張。これによりSCP-007-JPの有効な殺害無力化プロトコルの完成を確信し、そちらに提案します。 

O5:殺害無力化プロトコルを承認しました、以降のあらゆる実験と取り扱いには簡単な武器の製造工程を訓練した者にのみ行うようにしてください。

思考殺害実験記録四 - 日付2014/7/7 

対象: SCP-007-JP

実験者:████研究主任

付記: ████研究主任は███████の生態調査及び監視をし、生存している数少ない研究者の一人です。

<記録開始>

████研究主任: ███████の収容チャンバーに███████を思考。

SCP-007-JP: 何かお困りでしょうか?

████研究主任: ███████収容チャンバーにSCP-007-JPを入れることを思考。

<記録終了>

終了報告書:███████はSCP-007-JPへ数十回噛み付き、SCP-007-JPは███████の一般的被害者と同様の形で死亡。その際████研究主任はSCP-007-JPの顔が引きつり、恐怖に怯えた様子だったと主張。

補遺:████研究主任は機密事項違反で現在勾留されています。
O5:これ以上の実験の全ては認められず、現在頭のなかにSCP-007-JPを持っているものは可及的速やかに申請し、SCP-007-JPを無力化してください。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。