SCP-012-JP
評価: +59+x

アイテム番号: SCP-012-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 全てのSCP-012-JPはサイト-8181の低脅威度物品保管庫にて、非金属製の箱に個別に入れられ収容されています。実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得た上で行ってください。実験後は活動状態が終了してから箱に戻してください。

実験に際しては、必ず1体ずつ水槽に移すようにしてください。もし「共食い」が発生した場合は速やかに引き離してください。万が一SCP-012-JP-Aを食べた場合は即座に破壊してください(事件記録012-JPを参照してください)。

説明: SCP-012-JPは多様な金属で構成された、金属を食べることで活動する金魚型のロボットです。現在のところ最初に回収された1体を含む 54 52体が存在しており、外見のモデルとなっている金魚は現在までにワキン、リュウキン、デメキンをはじめ2█種類が確認されています。大きさは3cmから5cmほどですが、最大10cmほどまで「成長」する事が確認されています。しかし、その重量は多様な金属で構成されているにも関わらず5gから最大でも35gほどにしかなりません。また水中で活動しているにも関わらず、回収から現在までサビが発生したという報告はありません。

通常の状態ではSCP-012-JPは非活動状態です。しかし水中に入れた状態で、口から半径3cm以内に金属を置くことで準活動状態となり、ヒレを使って金属の方へ移動し食べます。金属を食べると活動状態に移行し、身体の随所に内蔵しているスクリューを可動させ、水中を自由に移動し始めます。また水中に金属が存在していた場合、一目散に向かい食べます。なお「食料」となる金属に制限はないようです1。SCP-012-JPの活動状態は食べた金属の種類とその量によってその時間が決まっている模様ですが、どのようにして金属を燃料としているのかは不明です。また食べた金属の一部はSCP-012-JPを構成する新たなパーツとして加工され「成長」に使われることも確認されています。

SCP-012-JPが1度の活動状態の間に一定量以上の金属を食べると、SCP-012-JP-Aと分類されている大きさ5mm、重さ0.6gの未知の金属を含む合金で作られた黒い球体を「出産」します。また、SCP-012-JP-Aを生産するようになる量は金属によって差異があることが確認されています(調査記録「SCP-012-JP-A生成基準調査」を参照してください)。しかしながら、SCP-012-JP-AはSCP-012-JPに「食料」と認識されることはありません。 (事件記録012-JPを参照してください)

SCP-012-JP-Aは金属に接触すると、その場に貼り付き接触した金属をSCP-012-JPの身体に加工します。製造順序は最初に口、次に推進装置、骨組み、最後に身体の外面を製造します。接触した金属の量が製造に十分であった場合はおおよそ6時間ほどで全身を製造しますが、金属の量が不十分であった場合は未完成状態でも水中を移動し、金属を食べながら完成を目指すことが確認されています2。またSCP-012-JP-AはSCP-012-JPを分解することで容易に取り外すことが可能です。取り外したSCP-012-JP-Aを別の金属に接触させた場合、別の金魚をモデルとした新たなSCP-012-JPの製造を開始するため、SCP-012-JPのモデルは製造時にランダムに決定されていると考えられています。SCP-012-JP-Aを物理的な手段で破壊することはできませんが、2500℃以上の高温に晒すことで融解し、その特異性を完全に3失うことが判明しています。

SCP-012-JPは200█/██/██に電子掲示板におけるオブジェクトの情報を調査していた際、「幼いころに懇意にしていた工場で、変わったおもちゃを作ってもらった」という書き込みを発見し、その内容からSCP-012-JPの特異性が確認されたため、回収されました。所有者である████氏はいくつかの聞き込みと身辺調査を行いましたが不審な点は確認できなかったため、後に記憶処理を施しています。なおSCP-012-JPが製造されたと思われる工場は、199█/██/██に東弊重工の関連施設として財団が調査しようとしましたが、すでに引き払われた後でした。

事件記録012-JP: 200█/██/██に非活動状態の個体に対する動作を確認するために、活動状態のSCP-012-JP-27の入った水槽に対して、非活動状態のSCP-012-JP-11を投入した。投入後、SCP-012-JP-27は「食料」が水槽内に投入された時と同じように「共食い」を始め、7分後に完食した。完食後SCP-012-JP-27は動作を停止し着底、23分間動作を行わなかった。23分後に再度活動を開始、通常通り浮上し周囲を見渡した後、突如高速で水槽に体当たりをしガラス製の水槽を破壊、脱走した。すぐに職員が取り押さえようとしたが、6脚の足を生やして移動し近くにあった実験器具の金属を食べ、さらに「成長」を始めたため警備員が攻撃、破壊した。

その後の調査により、SCP-012-JP-Aが連結していたことが判明。頭部の外装は硬度の高い合金に加工されており、推進機関はウォータージェットになっていたことが判明しています。またその重量は64gまで増加していました。この件を受けて、特別収容プロトコル及び実験時手順が改訂されました。

補遺: 連結したSCP-012-JP-AのSCP-012-JP製造実験の実施は、現在保留中です。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。