SCP-018-IT
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SCP-018-IT

アイテム番号: SCP-018-IT

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-018-ITはサイト-16-ITの第9鳥類飼育室に収容されています。SCP-018-ITが発生させる電磁パルスのために、ビデオカメラや監視用のセンサーを利用することは不可能です。よって職員は一日に最低4回は飼育室を点検しなければなりません。SCP-018-ITは電子機器に重大な損壊を引き起こしうるため、第9飼育室の半径15メートル圏内に電子機器を持ち込むことは推奨されません。

説明: SCP-018-ITは、脳と頭蓋の前頭骨との間にある組織によって、様々な強度の電磁場を形成する能力を持つメンフクロウ(Tyto alba)です。この組織の機能は現在わずかしか判明していませんが、平行しつつも互いに分離している、二つの基盤にエネルギーを蓄積するための、一種のコンデンサの働きをすると考えられています1。通常の状態では、SCP-018-ITの形成する電磁場は、半径7メートル圏内にある電気器具に一時的に干渉するほか、およそ0.015テスラの強度を有しています。

興奮すると、SCP-018-ITは自身の顔面を、特定の方向を指示するためのアンテナとして使用しつつ、高強度(2500テスラ以上)の電磁パルスを生成することが可能になります。20メートル圏内にある電気器具は決定的な損傷を被ることになり、また生体組織も、心臓やその他の神経系に被害を受けます。この電磁パルスによる影響は、対象のサイズならびにSCP-018-ITからの距離に応じて変動します。人間や、重さ1キロ以上の動物の場合、頭痛や筋肉の痙攣といった症状を呈し、また1メートル以内の距離にいる時は、知識の喪失や幻覚や、心拍の異常が発生します。小動物(重さおよそ1キロ以下)の場合、電磁パルスの放出に短時間でも晒されることで、心臓細胞の損傷や、心臓の完全な停止、または運動・感覚機能への永久的なダメージを伴う、脳への衝撃を被ることとなります。

SCP-018-IT回収記録: SCP-018-ITは、█████地域およびその近辺にある電気設備の度重なる問題について、あるエージェントが調査に派遣された際に特定されました。エージェントは、ある大きな鳥がその上空を飛行している時、街灯が機能を停止していること、またこの鳥が飛び去ると、直ちに明りが再点灯されることに気が付きました。その後の監視によって、SCP-018-ITが遠くの獲物を識別するのに街灯の光を用いていること、さらには街灯の光を消して、視認されずに獲物に接近するために、電磁パルスを利用していることが判明しました。捕獲作戦の際には、こうした行動は自衛のために使用されました。

███████主任の提言: 思うにSCP-018-ITは、財団にとって優れた武器となるのではないか。我々がSCP-018-ITを適切に訓練するならば、潜入作戦に先んじての警報装置や監視カメラの無効化に、あるいは逃走している車両の足止めや、安全距離からの潜在的な脅威の緩和に、SCP-018-ITを利用できるのではないか。よって私は、任務の際にSCP-018-ITを使用するために、訓練を実施するよう要請する。

サイト-16-IT管理官、████博士の返答: 却下だ。我々はSCP-018-ITに関して十分な情報を有しておらず、それゆえ任務の際に対象を遺失しうる危険性がある。ただし我々は、SCP-018-ITの繁殖を目指した計画をすぐにも開始するつもりでいる。雛鳥が親と同様の異常性を示したならば、そちらの提言についても再検討が為されるだろう。

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