SCP-019-KO
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文書019-KO-04に基づき、画家がSCP-019-KO-Fを美化したイラストの1つ

アイテム番号: SCP-019-KO

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-019-KO-MとSCP-019-KO-Fはそれぞれ5m×5m×3mの標準人型SCP収容室に収容されており、収容室の鉄の扉の外側に収容プロトコルの一般的な目的と部外者の制御の要領を正確に彫り込み(陰刻)していなければなりません。第1収容室の施設が財団の警備員とコミュニケーションを取る可能性を排除するために、複数の第1収容室から5m以上の距離を維持した状態で、15m×15m×8mの防音設備の整った第2収容室が追加で実装される必要があります。第2収容室の扉の外に完全武装した警備員が常駐し、部外者の侵入を阻止してください。生活に必要な基礎的な補助は全て無人遠隔操作ロボットによって行われ、ロボットの表面にも収容プロトコルが詳細に刻まれていなければなりません。

収容違反した場合、他のSCPオブジェクトや動物たちが影響を受けないようにすることを最優先とし、無生物や人間が影響を受けた場合は破壊や射殺を行っていない状態でβ-3号室に移送することになっています。第1収容室の内部に動物、人形、銃や刀剣、爆弾類を搬入しようとする者はすぐに射殺してください。

説明: SCP-019-KOは2人の東洋系の子供の姿をした人間型SCPオブジェクトであり、具体的な特徴は以下の通りです。

  • SCP-019-KO-M

身長145cm、体重40kgで、約12歳ほどの東洋系の男性の姿をしています。音響機器を利用した遠隔によるインタビューでは、自らを「チョルス1」と呼称しました。主な外見上の特徴としては、ぼうぼうと髪が伸びきった頭に獅子鼻、そばかすなどがあり、心理カウンセリングの結果非常に悪意的で残酷であるが間抜けな面があることが明らかになっています。影響力の範囲はSCP-019-KO-Fと同じく5mを超えません。服装は主に黄色の綿のワイシャツと1980年代風のジーンズであり、オブジェクト自身が別途の洗濯を要求していません。

  • SCP-019-KO-F

身長138cm、体重35kgの、約12歳ほどの東洋系の女性の姿をしています。遠隔によるインタビューでは、自らを「ヨンヒ2」と呼称しました。外見上の特徴として、目が大きく茶色の髪をよくポニーテールにしており、肌の色が白いです。心理カウンセリングの結果、非常に緻密で狡猾な面があることが明らかになっており、特にDSM-Ⅲを活用したサイコパス診断では[データ削除済]。状況判断力に加えて知的好奇心と学究熱が非常に高く、影響力の範囲内にいる、自分が知っている全ての対象に影響を与えることができます。服装は主に鮮やかな赤色のワンピースで、同じ色のリボンで髪を括っています。

双方のSCPオブジェクトが財団に収容されてから████日が経過していますが、肉眼で見る限り一切の物理的な成長は確認されていません。磁気共鳴画像とコンピュータ断層撮影などを活用した全ての医学的検査は、検査に使用されている周辺機器が影響を受けることにより失敗に終わっています。また、世間に対する理解は同じ年齢の一般の子供と似たり寄ったりではありますが、とても保守的で見知らぬ他人を警戒する姿を見せています。

双方のSCPオブジェクトは常に一緒に行動していますが、お互いの関係は決して友好的ではなく、まずSCP-019-KO-M側が喧嘩を売り、SCP-019-KO-Fが彼を言語または物理的な腕力によって制圧するケースがよく見られます。ただし、互いに相手の異常性の影響力に曝露していません。また、収容違反時に発生する危険性はSCP-019-KO-Fの方が圧倒的に高いです。この2つのSCPオブジェクトが、当時の教科書に登場していた「チョルス」と「ヨンヒ」との間にどのような関係があるのかは、現在まで確認されていません。

双方のオブジェクトは、最大5mの範囲内で意識的に対象を定めて生物無生物を問わずに影響を与え、影響を受けた対象はすぐに人間と類似した形態の顔を備えるようになり、人間と対話を試みるようになります(写真資料を参照のこと)。知的能力は人間と同程度であり、基本的には非常に悪質な態度を取るようになります。生成された顔は対象が破壊されたり死亡した時に消失し、一切の解剖や調査が不可能となります。また、オブジェクトの視界に入らない物に影響を与えることはできません。これに対する研究と事故事例の分析の結果は以下の通りです。

  • 無生物: 敵対的な態度が観察された。顔は存在するが四肢は存在せず、実際の脅威にはなり得ない。発声方法や自我のメカニズムは解明されていない。
  • 人工物: 敵対的な態度が観察された。顔が存在し、場合によっては財団の脅威となる可能性がある。ただし、製造目的が記載されている人工物に限っては、その目的に違反することができないという弱点がある。
  • 生物: 敵対的な態度が観察された。特に犬(Canis lupus familiaris)または霊長類(Primates)の場合は、財団にとって最も頻繁で大きな脅威となる。四肢が存在するか、知能が高い生物ほどリスクが大幅に増加した。

SCP-019-KOは198█年に大韓民国██市で最初に発見されました。発見当時、SCP-019-KO-Mは[編集済]しており、SCP-019-KO-Fは不明な書籍を4冊所持していました。その当時、自動車、交通信号、バッグ、ネックレス、更には[編集済]まで全てが影響を受けており、市の一帯が麻痺状態に陥っていました。財団側の第1次収容エージェントが派遣されましたが、制圧直前にエージェントが所持していたP-226ピストルをSCP-019-KO-Fが認知した瞬間、第1次収容エージェント12人がその場で不意の銃創を受けて死亡しました。第2次収容エージェントが遠距離からの制圧に成功した後、オブジェクトの移動経路に沿って消毒剤による対生物浄化作業を実施し、当時の第█共和国政府と協力してマスコミの報道を統制し、対民間記憶処理を実施しました。

影響力を与えるために必要な情報は、SCP-019-KO-Fが各種の科学の本を熟読することによって得られると考えられており、記録によると皮膚の角質、大食細胞、更には脳のような人間の部位も個別に影響を受ける可能性があると判断されています。財団はこのオブジェクトに記憶処理を実施するとともに、極めて限られた範囲の情報のみを提供しており、地球科学、自動車、コンピュータ工学、軍事学を含む38項目の分野に対する情報の提供は原則禁止としました。

補遺: 添付文書019-KO-04

██市で行われた記憶処理が完全ではなかったせいか、正体不明の男の子と女の子が目、鼻、口の付いたあらゆるものの中を市民を虐殺しながら通っていったという噂が住民の間で広がっている。これに対する対応として、財団は██出版社などいくつかの出版社と協力してチョルスとヨンヒという2人の登場人物が現れる科学学習漫画を製作し、健全で公序良俗を損なわない模範的な内容を盛り込んだ児童教養書シリーズとして公開されるようにした。これによりSCP-019-KOは、いくらかの子供たちが皮肉的にパロディしたものであると認識されるようになるだろう。

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