SCP-020
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住民の家屋に繁殖したSCP-020

アイテム番号: SCP-020

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-020のサンプルは直径1m、高さ1mの密封した円筒型培養槽に保存してください。培養槽は密閉した収容室に置き、エアロック経由でのみ入室できるようにします。栄養管理は自動化されたロボット操作のシステム経由で行いますが、これは培養槽を常に密閉しておかなければならないからです。

気密監視カメラを収容室内に設置するので、状態が万全か必ず毎日確認してください。収容室に入る職員は必ず全員、リブレーザーを含む生物防護レベル5装備を身に着け、退室時に対菌類消毒を完全に受けてください。

説明: SCP-020は急速に繁殖する真菌類であり、生きている動物の感覚と行動に影響を与えることができ、それには人間も含まれます。SCP-020のサンプルは目視観察から事実上不可視状態になるという未知の作用を呈しており、これは顕微鏡で観察した場合であってもです。SCP-020が人間から見えるのは写真や監視ビデオを通しての場合のみです。

一旦SCP-020がコロニーを――大体は人間の居室内で――形成したら、周囲の人間の行動に影響を与える胞子を産出します。影響対象は家の温度と湿度を上げだすことになりますが、これによりSCP-020の成長によりよい環境を作られます。そして多くの場合以前より社交的にもなり、しばしば知人を家に招待し、菌はさらに拡散されることになります。胞子とコロニーは影響対象からは不可視なので、カビはときには直接生体上で成長します。

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SCP-020のコロニーが感染した住民

家の中の胞子とコロニーの密集度が危険域にまで達すると、影響下の人物の健康状態は急速に悪化し、結果として死ぬことになります。もしかしたらさらなる黴の拡散が、緊急要員や救急隊員が対象の死体と遭遇した際や、死体を死体安置所に運ぶ際に起きるかもしれません。

SCP-020との遭遇が最初にあったのは[データ削除済]でのことで、あるSCPの覆面工作員がそこの地方病院で働いている職員の人格に劇的な変化があることに注目しました。収容チームが調査したところ、███強の住民が感染していることが判明しましたが、それはその町の住民の大多数になります。全住民を処分し、激しい森林火災に偽装して町は焼却しました。

今日に至るまで、12のSCP-020のアウトブレイクが報告されています。調査は現在進行中で、アウトブレイクの源はなにか、そしてその予防を為し得るような方策はなにかを究明しようと努めています。

補遺020-01: 最初のscp-020収容である[データ削除済]での収容の間に機動部隊[データ削除済]の任務レコーダーに収められた音声と画像からの抜粋。

T2-Lead: チーム・ツー、赤い家屋に移動する。
T2-COM: 了解、UAV・ワンが熱紋捕捉中。

T2-Lead: チーム・ツー到着、待機しbr- [罵声]!
T2-2: ドアが開いたぞ!

この時点で、住民女性が戸口に姿を現し、手にはキッチンナイフ。彼女の顔のほぼ三分の二が繁殖した黴で覆われているのが映像より見て取れる。

住民女性: ああ…こんにちは、みなさん…中で一息つかれてはどう?
T2-Lead: 地面に伏せるんだ!武器を捨てろ!
住民女性: くだらないこと言わないで!入って…ちょっと休んで…
T2-Lead: そこで止まれ!武器を捨てろ!
住民女性: 私…私たちはお客さんをお迎えしたいだけよ…どうぞ…入って…
T2-2: [罵声]武器を捨てろ!

この時点でかと思われるが、感染住民はT2-4が準備済みの火炎放射器を携帯していることに気付いたらしく、ナイフを手にチームメンバーへと突撃。

住民女性: [データ削除済]
T2-Lead: 撃て、撃て!

銃声、悲鳴。

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