SCP-025
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財団管理下のSCP-025

アイテム番号: SCP-025

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-025は対象が保管される部屋での実験中のみ開けられます。入室コードは認可された研究員と保安要員にのみ伝えられます。他の収容プロトコルは必要ありません。

説明: SCP-025は0.97m x 0.62m x 1.95mの木製衣装ダンスで、複数の年代の衣服で満たされています。チェストに収納された物品はSCP-025-1と総称され、1920年代から現在までのここ数十年の流行と一致しています。衣類のスタイルについては各年代で異なります。例えばポリエステルの縞シャツと一組の灰色のスーツズボンは、両方共1970年代の一般的なスタイルに一致します。SCP-025に収納される全ての物品に見られる唯一の共通点はそれぞれ劣悪な状態にあるということです。コレクションの多くは衣蛾に食われており、破れや縫い目のほつれは珍しくありません。

SCP-025内のどの物品を身に付けた時も、着用者は24時間以内に死亡するか怪我を被ると観察されました。これらの事例の死亡の原因は常に前述の衣類の欠損に関連していますが、原因となった出来事とは無関係であるように思われます。指先が断たれた手袋の着用は、タマネギを刻むような単純なキッチンでの事故によって指先の喪失という結果をもたらす可能性があります。同様に袖を失くしたポンチョを着た被験者は、野生動物による襲撃や手足の切断を要する交通事故にあい、何故かむきだしの腕を失うでしょう。チェスト由来物品の着用と同時に備品が一切無い密室に置いたとしても、着用者は見た限り自然発生した、衣服に覆われていない部位から生じる壊死性筋膜炎に罹患するか、物品の欠損位置下にある臓器の機能不全に陥るでしょう。そのような事案から生じる病気には伝染性があるかもしれないし、ないかもしれません。菌株に観察される自然消滅の速さのため、研究は上手くいきませんでした。可能であれば、兵器化の可能性を探るため病気のサンプルを研究室へ移送することが推奨されます。

以下はSCP-025のテストログ要約です。より徹底的なテストには文書の完全な機密解除が伴います。


対象:D-778、42歳の白人男性
物品:1940年代の白タキシード
欠損箇所:左肩の裂けた縫い目
結果:エージェント███████の監督の下、被験者はホールを自由に歩きまわることが許可されました。約45分間、重大な出来事は何も起こりませんでした。しかしながら██:██:██において、警備記録や目撃者はD-778がエージェント███████への攻撃を試みたらしいことを指摘しています。エージェントは入れ替わるようにナイフで被験者を制圧し、D-778左肩のちょうどタキシードの縫い目が裂けた箇所に1インチの深い傷を負わせました。テストは中止、被験者は後ほど終了されました。

対象:D-690、26歳の白人男性
物品:ボストン·レッドソックスの2004年版野球帽
欠損箇所:キ​​ャップの後ろのサイズアジャスターが喪失。正面のロゴが部分的に欠けている。
結果:被験者は、装填されたジェリコ"ベビーイーグル"9mmハンドガン、グリルライター、ハチェットが置かれたテーブルのある密室に配置されました。D-690はテスト時にキャップを後ろにして着用することを選びました。この選択がテスト結果に与える潜在的な影響は未知数です。被験者は数時間の間、テーブル上の如何なる物に触れることにも難色を示し、食料と水は必要に応じて供給されました。何も起きないまま4時間が経過した後、被験者は拳銃を手に取りこれを調べ始めました。おおよそ目の高さに保持しているうちに、D-690の額のサイズ調整バンドがあったであろう位置に向けて銃弾が放たれました。銃弾は被験者後頭部、帽子ロゴが一部無くなっている部分近くから出射されました。

対象:D-736、22歳の白人男性とD-771、23歳の白人男性
物品:1973年のバーガンディ色ストライプセーターベスト
欠損箇所:物品は衣蛾によって一部虫食われているように見える;セーター前部にいくつかの大きな穴
結果:D-736は研究スタッフの強要の下、セーターベストの着用を求められました。D-771は他のテスト参加者から見えない所で装填されたハンドガンを渡され、合図を送られたら6発の銃弾全てをD-736の方向へ撃つように指示されました。滞り無く行われた後、全弾がセーターベストにあった穴の一つを貫通し、衣服は無傷のままD-736を殺傷したことが確認されました。小火器は回収され、生き残った被験者は宿舎へと輸送されました。

対象:D-771、23歳の白人男性
物品:上記試験のセーターベスト
欠損箇所:上記に同じ
結果:今回、D-771は寸法15mx15mx15mの空室に配置されました。部屋内の物体は頭上の照明だけです。被験者は最初に退屈を訴え、その後あおむけになって眠りました。2時間14分後、突然天井の2本の蛍光灯が外れ落下しました。どちらもセーターの穴の上にまともに落ち、衝突時に飛散しました。蛍光管の1つは尖った破片に砕け、D-771の複数箇所を突き刺しましたが、セーターベストに既に空いている穴を再び通り抜けただけでした。被験者の拍動は6分の間持続し、そして止まりました。次の試験場は周囲への損害の可能性が最小になるように選ばれます。

対象:██████博士[計画外の実験;正体不明の人物が██████博士の机の上に、彼の衣類に似たSCP-025の物品を残しました。この事件や犯人に関するどんな情報も、直ちに上級職員に報告しなければなりません]
物品:軽量スカーフ、いくつかの色で染色
欠損箇所:強く引き締められた縫い目によって、スカーフは中央部分で大幅に短く、よりきつくなっている。
結果:彼のスケジュールによると、██████博士はSCP-025のアイテムを身に着け、████/██/██のルーチンテストのためSCP-█████の収容施設へ向かう途中でした。しかし彼は意図していた経路から外れ、施設の完全に独立した棟に向かう方向に歩み始めました。それから被験者は、同行者を連れず安全手順なしでSCP-173の部屋に入り、ドアの閉ざされる音を聞くとすぐにまばたきをしました。死因は気管を押し潰されたことによる絞殺と記載されています。

対象:D-802、30歳のヒスパニック系女性
物品:1980年代のフラッシュダンス風の白いシャツ
欠損箇所:取り外された右肩、完全にカットされた左袖、全ての裾が寸断されている。
結果:[データ削除済]。実験に居合わせた全員が感染したと推測され、その後検疫と[データ削除済]。

更なる実験が許可されました。現在機密解除を待っている状態です。

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