SCP-029-JP
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アイテム番号: SCP-029-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-029-JPの担当職員は、029-JP指定路線を保有する鉄道会社に技術職員として配属されます。担当職員は所属している鉄道会社の制服を着用の上、指定された懐中電灯を二つ以上所有して029-JP指定路線を巡回してください。SCP-029-JP-1が路線上に出現していた場合は、懐中電灯の光を照射してください。

財団職員ではない人物がSCP-029-JP-1を目撃、あるいは各種機器にて撮影、録画していた場合は、速やかに取り押さえてください。対象は事情聴取と記録メディアの没収の後、Aクラス記憶処置を施した上で解放されます。

実験目的でSCP-029-JP-1の捕獲、及びサンプルの採集を行う場合は、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得てください。採取したサンプルへの分析や実験は、可能な限り速やかに行ってください。

説明:SCP-029-JPは日本国内の各種鉄道の路線上に、夜間になると不特定の形状の実体(SCP-029-JP-1と指定)が出現する現象です。SCP-029-JP-1は大きさ、形状が様々ですが、いずれも表面が生肉のような質感をしており、線路沿いの家屋や照明器具との放つ光に向かって移動するという共通した特徴を有しています。SCP-029-JP-1は300ルクス以上の光に曝露されることで表面が融解、蒸発し、その大きさに関わらず十秒ほどで消滅します。

SCP-029-JP-1の捕獲、及びサンプル採取については数度成功していますが、いずれの場合も回収から一時間以内に消滅しています。消滅するまでの間に行われた分析によると、SCP-029-JPは大型の哺乳動物によく似たたんぱく質と脂肪で構成されており、筋繊維中のアミノ酸含有量から死後二日ほど経過してることが判明しています。一方、密閉容器内でSCP-029-JP-1のサンプルに光線を照射したところ、容器内のサンプルが蒸発するのに合わせて容器全体の重量が減少したため、SCP-029-JP-1のサンプル自体の実在を疑問視する説も存在します。

SCP-029-JP-1の出現について、現時点で日本国内の鉄道路線上に出現すること以外の法則性は発見されていません。鉄道路線における事件事故と、SCP-029-JP-1の出現に関連は見られませんでした。

補遺:
これまでに確認されたSCP-029-JP-1の一例

日時:1965年█月██日午前1時12分~35分
場所:████県███線██駅████駅間
概要:直径20センチメートルほどの楕円形。地面に接する面を波打たせながら、線路沿いの民家に向けて接近していた。財団職員の懐中電灯による照射によって消滅した

日時:197█年██月█日午後11時38分~43分
場所:████県██████線████車両基地敷地内
概要:直径40センチメートル、高さ1メートルの直立した円筒形。表面上は特に動く様子はなかったが、毎秒5センチメートルほどの速度で滑るように移動した。車両基地敷地内の外灯の下に移動し、そのまま街灯の発する光によって消滅した。

日時:19██年6月█日午前0時56分~午前4時32分
場所:████県███線████駅構内
概要:全長30センチメートルほどの楕円形で、10センチメートルほどの突起を6~8本備えていた。駅構内のそこかしこに出現していたが、総数は不明。近隣の財団職員の協力によって、夜明けまでにおよそ200個体を消滅させた。最終的には太陽光によってすべて消滅した模様

日時:200█年█月█日午前3時4分~22分
場所:██████県████線█████駅████駅間
概要:縦4メートル、幅2.5メートル、厚さ40センチメートルほどの個体。長辺方向に尺取虫のように全身を曲げ伸ばししながら、線路沿いの民家に向けて移動をしていた。サンプル回収の上、職員の懐中電灯による照射によって消滅した。

日時:200█年██月31日午前1時15分~20分
場所:█████県██████線████駅構内
概要:身長1.2メートルほどの人型。ただし頭部が無い、全体的に肥満しているなど大まかに人に似ていると言った程度の形状であった。特に何かを目指すわけでもなく、プラットホーム下部の緊急避難スペースに座り込んでいた。しかし財団職員が接近しようとすると、緊急避難スペースから這い出し、毎秒およそ40センチメートルほどの速度で、足と思われる部分を引きずるように動かしながら職員に向けて接近した。その後、職員の向けた懐中電灯の光に自ら曝露し、消滅した。

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