SCP-031-KO
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アイテム番号: SCP-031-KO

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-031-KOが隠れていると疑われる衣類や各種物体には、プロトコル-Θ-8を実施し存在するかどうかを判別します。オブジェクトが存在することが判明した場合、その物体全てをサイト-6内に位置する特別に設置された収容室内の14個のキャビネットに保管してください。収容手順は1人以上の上級研究員を同行させた状態で、2人の特殊エージェント、5人のDクラス職員が参加した上で行われなければなりません。収容違反の際には、同プロトコルに基づいて犠牲者の衣類を全て回収し、焼却炉で処理してください。

現時点で財団は全てのオブジェクトの収容が完了していない状態であるため、公的権力と積極的に協力し不審な事件に関連して調査を実施するようにしています。暗室テストを実施し、オブジェクトが検出された際には関連する民間人にクラスC記憶処理を施し、そのオブジェクトの隠れている物体を同プロトコルに基づいて特別な収容室内の14個のキャビネットに収容してください。犠牲者の遺体は同プロトコルに基づいて、サイト-6の研究室に移送してください。

説明:

SCP-031-KOが異常な生命体であるかどうかは、現時点では不明です(最初の発見者であり、財団内でこのオブジェクトの最高権威者である金██博士は、オブジェクトが生命体だと暫定的に判断しています)。SCP-031-KOは少なくとも人間の視覚によって直接観察される場合には検出されず、赤外線およびサーモグラフィーカメラなどでも正確な姿を確認することはできませんでした。

金██博士のコメント: 以下の説明は、オブジェクトが生命体であると仮定して述べたものです。

SCP-031-KOは、人間の衣類に寄り添うか、ないしは潜むような生態を見せます。具体的には、コート、ジャンパー、アウトドアジャケット、ワンピース、ドレス等が主な潜伏先となります(より正確な物理的条件に関しては、別に添付した資料文書-0568を参照のこと)。肉眼で識別することはできませんが、プロトコル-Θ-8による暗室テストにより唯一の決定的な手がかりが捕捉できます。最大で50Lm以下の暗い部屋の中で200Lm以下の光でオブジェクトが隠れている衣類を照らす場合、その影が人間の横顔のような形状となります。この形状は、特に衣類がハンガーにかかっている状態で最もよく現れますが、オブジェクトの本体という訳ではありません。なぜ人間の横顔のシルエットとなるのかは判明していません。

近くで人間が眠っている場合、SCP-031-KOが隠れている衣類はひとりでに動き、そちらに向かって肩を張って眺めるような形状を取り、これは目標を狩ろうとするオブジェクトの影響であると考えられています。人間が眠りから覚めた後、衣類を身に付けるためにハンガーより取り外し身頃を広げる瞬間に、オブジェクトは対象の腹部に向かって[データ削除済]し、これにより獲物となった犠牲者は約20分後に出血多量により死亡することになります。空となった犠牲者の腹腔内に財団の処理班員の襟が接触した次の日の朝、その職員が同じ方法で死亡し(事案031-KO-A-05と呼称)、それ以降犠牲者の遺体もオブジェクトを伝播する媒体であると見なされています。

現在までに提起された中で最も説得力のある仮説では、SCP-031-KOは都心の繁華街や公共交通機関などのように物理的な接触が頻繁な場所でよく伝播するとされています。これによると、衣類の接触を介して運ばれたオブジェクトは、その日の夜は犠牲者の家のハンガーにかかった状態で機会を窺い、次の日の朝にその衣類を身に付けようとする犠牲者を探すという生態を示すものと推測されています。ただしオブジェクトの繁殖や休息、代謝に関する論理的な説明はまだ存在していません。

財団はSCP-031-KOに対し多くの研究を行うために201█年以降、年間配分される予算を前年比で30%増量し、今後オブジェクトの確実な情報が十分に集まることを期待しています。

補遺: 金██博士による財団内に対する総合アナウンス

研究員およびエージェントの皆さん、もし夜眠りに落ちる前に、部屋の電気を消してふと気付いたときに、窓の外から差す薄暗い月明かりで照らされたあなたの白衣や制服の影が頭を下げた中年男性の横顔に見えた場合、必ず内線電話06-0887へご連絡下さい。なるべく当日の夜にお知らせ頂き、その衣類は絶対に着てはならないということを覚えておいてください。 - 金██博士

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