SCP-032-JP
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SCP-032-JP

アイテム番号: SCP-032-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: ████鉱山はカバーストーリー"落石注意"によって一般人の侵入を禁止されています。
████鉱山から新たに発見されたSCP-032-JPはサイト-81██の標準的収容ロッカーに保管されます。
████鉱山へ侵入し、SCP-032-JPを入手した一般人が確認された場合、SCP-032-JPを奪取、確保した後クラスA記憶処理を行い解放してください。

説明: SCP-032-JPは、紫水晶に酷似した構成と外見を持つ鉱物です。SCP-032-JPは通常の紫水晶に比べてもろく、簡単に砕く事が出来ます。SCP-032-JPの科学組成式には通常の紫水晶と同じ物に加えて██と██、未知の元素が含まれていました。SCP-032-JPからは常にワインの香りがしており、食べる事が可能です。味については高品質のワインのようだったと報告されていますが、SCP-032-JP自体からワインの主成分は検出されていません。

SCP-032-JPの異常性はSCP-032-JPの食後24時間以上が経過した人間(この個体をSCP-032-JP-1とします)に対して発揮されます。SCP-032-JP-1はアルコールによる酩酊感を感じなくなり1、酒、葡萄以外を食べる事に対して激しい嫌悪感を抱くようになります。これは精神的な物ですが、酒と葡萄以外の食物を食べようとすると[編集済]と言う結果になります。酒以外の水分を摂取した場合には"酔う"ようになり、通常アルコールを摂取した時の酩酊感を感じます。"酔い"はSCP-032-JP-1になってから時間が経過する程酷くなり、6時間後には雨粒、24時間後には自らの唾液、空気中に存在する水分、水蒸気などにも酩酊感を感じるようになります。この効果はSCP-032-JPを摂取する事によりSCP-032-JP-1に変化した時の状態に戻ります。SCP-032-JPは消化、吸収される際にその質量と等しい量のアルコール成分に変化します。

SCP-032-JP-1となってから不規則な間隔で2SCP-032-JP-1は身体の末端からワインへと変換されます。この過程において特に痛みや違和感を生じることは有りません。ワインの回収は変換された数秒後に消失するため、現在まで失敗しています。ワインが何処へ消失したのかは不明です。

SCP-032-JPは19██/2/12に[編集済]県に存在する████鉱山周辺の██村で「村人の1人がワインになって消えた」と言う報告が財団の興味を引き、発見されました。████鉱山内部のSCP-032-JPの総量は約████kgと予測されており、現在その総産出量は██kgです。

補遺1: 以下は████鉱山内で回収された古代ギリシア語で書かれた文書の翻訳版です。

補遺2: ████鉱山周辺の村では栽培に適した気温、土壌でないにも関わらず葡萄の栽培が盛んです。これを疑問に思ったエージェント・██が村人に許可を得て土地を調査した結果、土地にはSCP-032-JPが埋められていました。財団はこの個体を回収、この件に関する実験が検討されています。

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