SCP-048-FR
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-048-FR

脅威レベル: 白 ○

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-048-FRは、現在サイト-αに存在する装甲コンテナで保管されています。使用による被害を考慮してSCP-048-FRへのアクセスはレベル2以上の権限が必要となっており、実験はエージェントが同伴している状況で行わなければなりません。使用する際は、SCP-048-FRが他のSCPオブジェクトとの潜在的な相互作用を持っている可能性があることから、レベル4以上の職員による許可が必要です。

この石に刻まれている文章を撮影した写真は、自由に研究を行うことができます。

説明: SCP-048-FRはユダヤ暦2500~3000年頃に作られたと思われる、高さ1m、幅50cm、厚さ10cmの、不規則なエッジを持つ砂岩でできた石板です。板の表面には、アッカド語のアルファベットからなる不完全な文章が彫刻されています。

この板は、イランの██████という名前の村の近辺に位置する遺跡で発見されました。発掘現場は財団によって買収され、現在は存在すると考えられている他のSCP-048-FRの例を発見し、研究を行うために財団職員によって運営されています。SCP-048-FRを発見した民間人はクラスA記憶処理を施され、解放されました。

人間がこの石板に対し、長時間の物理的な接触を行った場合、SCP-048-FRの異常性が発現します。接触している人物はその間、あらゆる人物の使用する言語や方言を、今までに知らなかったものであっても意味を理解するようになります。

石板と接触している時間に応じて、砂岩はまるで砂が流れていく砂時計のように、細かく均一に端の方から崩壊していきます。これらの崩れ落ちた砂岩の粒は異常性を示しませんでした。

現時点では、SCP-048-FRが本来は発見当時よりも大きかったのかどうかを判断することは不可能ですが、財団が収容と実験を行って以降、残りは異常性によって消費されていません。

補遺: 以下の文章は、板の表面に刻まれていた文章を大まかに翻訳したものです。

我らは、我らを否定した神を否定する。
同時に我らは、我らのキリストとなる。
我らは一つであり、我らは全てである。
我らは神となるのだ。

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