SCP-048-J
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アイテム番号: SCP-048-J

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-048-Jは一般社会に広く知られている言葉であり、完全な収容方法は確立されていません。しかしながら、「SCP-048-Jは不吉な言葉であるため、使うとよくないことが起こる」という噂を広めることによって、その危険性をある程度抑えることが可能であると考えられます。収容担当者は、バイラルコミュニケーションを利用した風説の流布、マスメディアによるネガティブキャンペーンなどを通じて、噂を定着させるよう努めてください。全財団職員は、SCP-048-Jの特異的性質について十分理解の上、その使用を極力避ける(可能であれば、一切使用しない)ようお願いします。

説明: SCP-048-Jは、事象の発生確率に干渉する性質を有する特殊な言葉です。SCP-048-Jを声に出すか、または文字によって書き表した人物は、極めて高い確率で不運な出来事に見舞われ、目的の達成が困難もしくは不可能となったり、あるいは何らかの利益を得られるはずの機会を失ったりといった不都合な事態に陥ります。具体的な言葉の内容は「██、この[何らかの行為]が████████ら[何らかの行為]するんだ」というものですが、必ずしもこれを一字一句正確に発言ないし記述する必要はありません。言い回しに多少の違いがあっても、SCP-048-Jの効果は変わらず発揮されます。

補遺1: ████年██月██日、サイト██における収容違反事故の最中に、SCP-048-Jによる確率改変が発生しました。以下は、当時に記録された音声を書き起こしたものです。

<記録開始>

エージェント・レオン・レッド: [息を切らせて喘ぐ]まだ追いかけてきてるか?

エージェント・パウルス・シャツ:1い、いや……もう振り切れたと思う。

エージェント・レッド: まったく……あいつら冗談じゃねえぜ、なあ?

エージェント・シャツ: ああ、だけどここまで逃げれば、さすがに誰にも見つからないだろう。

エージェント・レッド: おいおい、誰にも見つからなかったらもっとまずいことになるじゃねえか。早く助けが来てくれなきゃ、俺たち死んだも同然だぜ。

エージェント・シャツ: まあな。収容違反の真っ最中だってのに、打つ手はなし。おまけに他のやつらともはぐれちまった。お先真っ暗ってわけだ。だけどよ、俺はこんなところで死ぬつもりはないぜ。[SCP-048-J]

エージェント・レッド: バカ、やめろ! お前、そんなこと言ったら……。

自動アナウンスシステム: 警告。SCP-008の収容違反が発生。SCP-096の収容違反が発生。SCP-106の収容違反が発生。SCP-173の収容違反が発生。SCP-682の収容違反が発生。SCP-2317の収容違反が発生。[データ削除済]の収容違反が発生。

エージェント・レッド: なんであんなこと言ったんだよ!

エージェント・シャツ: いや、俺のせいじゃないだろ! ただ[SCP-048-J]って言っただけ……。

[データ削除済]: いた

エージェント・レッド、エージェント・シャツ: ギャーーーーーーーーーッ!!

<記録終了>

付記: この事故によって発生した収容違反の総件数は████件に上ります。サイト██は完全に壊滅し、サイト内にいた█,███,███,███名の財団職員は全員死亡しました。エージェント・パウルス・シャツに対しては、本人の死後に厳重懲戒処分が下されています。

補遺2: 以下は、エリア███の休憩室において発生した事件の音声記録を書き起こしたものです。

<記録開始>

ジョセフ・シュモー下級研究員: おはよう、█████。

セキュリティエージェント・█████・ウルフ: やあ、ジョー。どうだい調子は。

シュモー下級研究員: よくはないな。なにしろ、女房に離婚の申し立てをされてるところなんでね。

エージェント・ウルフ: すまん。悪いことを聞いちまったな。

シュモー下級研究員: いや……気にしないさ。俺はもう、過ぎたことを悔やむのはやめにしたんだ。これからは先のことだけ考える。そうだ、お前には言ったことがあったっけ? 俺、この仕事が終わ……[言葉の途中で、エージェント・ウルフがシュモー下級研究員を射殺する]

エージェント・ウルフ: その言葉を言うな!

<記録終了>

付記: この事件の後、エージェント・ウルフはSCP-048-Jの収容違反を未然に防いだ勇気ある行動を称えられ、財団金星勲章を授与されました。また、その後の調査で、シュモー下級研究員はカオス・インサージェンシーが送り込んだ潜入工作員であり、SCP-048-Jを利用して財団に対するサボタージュを企んでいたことが判明しています。

補遺3: ████年█月█日、新たにSCP-048-Jのバリエーションと思われる言葉が発見され、SCP-048-J-2として分類されました。SCP関連の実験やプロジェクトに携わっている人物が「██████だ、████ない」という言葉を口にすると、その実験やプロジェクトは必ず失敗し、周囲(多くの場合、非常に広い範囲に及びます)に甚大な被害をもたらします。SCP-048-J-2の影響力は、事前に「そんな████で██████か?」という警告がなされていた場合に最も大きくなるようです。

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