SCP-052-JP
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アイテム番号: SCP-052-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-052-JPはサイト-8181の収容ロッカーに保管されています。レベル5以上の職員の許可なくSCP-052-JPを持ち出したり使用したりすることはできません。持ち運ぶ際は箱や袋などに入れ、SCP-052-JPを他の物体に付着しないようにして下さい。また許可なく他のSCPやAnomalousアイテムに、剥き出しのSCP-052-JPを近付けたり付着させたりしないように気を付けます。何らかのオブジェクトの収容目的でSCP-052-JPを使用することは現在認められていません。

説明: SCP-052-JPは84mm x 174mmの長方形の紙です。片面に漢字もしくは梵字に似た文字を含む何かの模様が描かれており、一般的に護符もしくは御札として知られる物と一見して同じように見えます。紙の材質は通常の和紙と同じであり、模様の塗料も普通の墨汁が使われています。SCP-052-JP自体は効果を発揮しているしていないにかかわらず通常の紙と同様に破いたり燃やしたりすることが可能です。現在、財団は模様の異なるものも含めのべ12枚のSCP-052-JPを収容していますが、それ以外にも何枚ものそれが存在しているのではないかと考えられています。

SCP-052-JPは模様が描かれていない面が他の物体に接触した場合にその性質を表します。SCP-052-JPは接着剤もなしに接触した物体に付着します。そして、付着した物体とその周囲の空間(半径最大約20m、ただし付着した物体自身に遮られ得る)に効果を及ぼします。その効果は科学的なアプローチでは詳細がわかりませんが、生じた現象を総合すると"空間から異物を遠ざける"と形容することができます。未知の基準でSCP-052-JPにとって"異物"と判断されたオブジェクトや人間は、その効果の及ぶ空間では活動がある程度制限されます。オブジェクトが特殊な性質があればそれは弱められ、人間であれば身体が重くなったり痛みや吐き気を覚えたりします。この効果はそれに近付けば近付くほどに顕著になります。SCP-052-JPを直接付着させた場合がその効果が最も大きく出ます。付着したSCP-052-JP効果を受けない物体もしくは人間の手によって簡単に剥がすことができます。

SCP-052-JPの"異物"の判定基準は正確にはわかっていません。これまでに効果が表れたのは以下のものです:

  • SCP-███を含むSCPの一部
  • 一部のAnomalousアイテム
  • 日本支部を襲撃した敵対団体の構成員
  • 一部の財団職員
    • 金輪際、私にそれを近付けないこと。いいですね? - 桑名博士
    • あの倉庫のもラウンジに貼ってあったのも全部破いちまったのは、終わってみれば事故みたいなもんだ。もういいじゃねえか。 - エージェント川原
    • 今度悪霊退散とか言って遊んでたら首と胴を生き別れにしてやるよ。 - 楠博士
    • どうだ、明るくなっただろう? - 白子博士
      • SCP-052-JPは組織内の不和を生みつつ自身の枚数を減少させる副次的な効果があるようです。これ以上、職員の手を煩わせないように収容して下さい。 - 日本支部理事"升"

補遺-い: 19██/██/██、日本国内にあった財団に似た団体の1つと日本支部として吸収合併する際、その団体から移譲されたオブジェクトの1つがSCP-052-JPです。その団体では古くから、それを確保収容保護の対象ではなく、むしろそのための道具として使用していたようです。財団の手に渡った当初はそれについての連絡が行き渡らず、財団職員の手によって現在のサイト-8181の食堂に、一般的な御札のように飾られました。そのことにより食堂の一角に対して異常な現象が発生し、その特異性が明らかになりました。その団体がいつからSCP-052-JPを用いていたのかは記録に残っておらず、またSCP-052-JPの複製方法の記録も故意に削除されています。今のところ、財団はSCP-052-JPの複製に成功していません。

注-ろ: 付着させることでいくつかのSCPを完全に無力化することができるため、SCP-052-JPは他のSCPを収容する有効な手段に成り得ると考えられます。

注-は SCP-052-JPの効果はSCPの収容に用いるのに完全なものではなく、そのような用途に使うことは禁止します。詳細については事件記録-ち及び-りを参考にして下さい。

事件記録-ち: 19██/██/██、SCP-052-JPとSCP-███を接触させる実験を行いました。SCP-052-JPによりSCP-███が完全に無力化されることが期待され、付着させた直後はその通りになったと思われました。しかしSCP-███にはまだ力が残っており、抵抗。その際に貼り付けられたSCP-052-JPを破壊し、再び収容されるまでに財団の研究員や機動部隊隊員を██人殺害しました。この被害の大きさはSCP-052-JPが危険なオブジェクトを安全にすると過信し、警戒が薄れ準備を怠ったことが原因だと考えられます。このことを踏まえ、以降はSCP-052-JPを使用する際にも細心の注意を払うようにしなければなりません。

事件記録-り: 19██/██/██、危険性はないと考えられていたAnomalousアイテムが突然暴走し、[削除済]。後の調査で、暴走のきっかけはそのアイテムはSCP-052-JPの効果に対し異常な敵性を示すことが明らかになりました。この事件は、そのような性質を持つアイテムがあることが知らず、またそこがSCP-052-JPの効果の範囲内だと気付かずに職員がそれを持って近付いてしまったことが原因だと結論付けられました。このことにより財団施設内にむやみに飾られていたSCP-052-JPを全て回収して一か所に収容。同様に、知らないうちに他のオブジェクトと干渉しないよう、SCPの収容に用いることは禁止されました。

補遺-つ これまで何度か、SCP-052-JPもしくはそれに類似した紙が貼られたオブジェクトが日本国内で見つかっています。そのうちのいくつかは財団に吸収合併した団体の記録に残っていますが、そうでないものもあります。また、紙が風化するほどに古いものもあれば、ほとんど新しいものが使われている場合もありました。模様は同じものや違うものがあり、新しいものはSCP-052-JPと効果の違いがあることが確認されています。その違いは、SCP-052-JPと比べて改善されていると考えられるようなものがほとんどです。紙が貼られていたオブジェクトはそれを取り除いて確認し、そのほとんどがSCPやAnomalousオブジェクトに分類されました。

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