SCP-059-JP
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SCP-059-JP

追跡するエージェントから逃げる収容前のSCP-059-JP

アイテム番号: SCP-059-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-059-JPを収容する施設の上空はいかなる理由があっても有人飛行物体の航空は禁止されています。SCP-059-JPは収容施設の最上階に収容されています。半年に一度施設屋上に溜まった鳥類等の死骸の回収、清掃のためSCP-059-JPの施設最上階内での移動が行われ、清掃員が屋上に上がり死骸の回収、清掃を行います。遠隔操作の清掃ロボットが導入され、SCP-059-JPの移動の必要なく屋上の死骸回収、清掃が行われます。

SCP-059-JPは5m×5m×7mの収容室内の床から2.5m地点に上下を区切る状態で厚さ30cmの強化ガラスで隔てられた二階構造の上部の部屋に収容されています。施設内において収容室を中心とした半径50m以内かつ収容室二階部分以上の高さの空間は封鎖され、いかなる職員も範囲内のその高さに上がる事はできません。

収容室上部の部屋の床にはシリコン質の透明なエアクッションが敷き詰められています。最低限の寝具、風呂が設備され書籍や玩具を与えられています。天井にはレールが張り巡らされておりレールには先端にハーネスのついたロープが下げられています。面会を行う職員は二階構造の下部の部屋に入りガラス越しにマイクとスピーカーを用いてSCP-059-JPを見上げる状態でカウンセリング等を行います。職員が収容室上部に入室する際は下部の部屋からSCP-059-JPに天井から吊るされたロープで体を固定するように指示し、SCP-059-JPが指示に従い体を固定するのを確認してから収容室上部に上がる事ができます。

説明: SCP-059-JPは身長109.1cmの5歳の少女のように見えます。SCP-059-JPの特異性質はSCP-059-JPとの距離が近くなるほど効果が強くなります。ただしSCP-059-JPとの距離が近い場合においてもSCP-059-JPの等身以下の高さでは特異性質の効果を受ける事はありません。SCP-059-JPの性質効果範囲内でのSCP-059-JP以外の生物は上部から下に押し付けられるような圧力を身体の最上部に感じます。これにより性質効果を受けている状態の生物の体重が増えるという影響が現れます。性質効果を受けた職員によると「身体が重くなったというより、身を低くするように上から押さえつけられているような感覚がする。しかし触られている感触があるわけではない。磁石同士が反発するように身体が下へ押される」と説明しています。その事から重力に影響を与える特異性質ではないと考えられています。
以下、生物の身体の上部からかかる下に押し付けられる圧力を「負荷」とします。
SCP-059-JPの周囲50m以内
SCP-059-JPの等身より上の高さに居る、もしくはその高さに達する身長の生物は負荷を感じます。SCP-059-JPの等身以下の高さまで体を下げると負荷はなくなります。計測に成功した最大の圧力は15kgと確認されました。
SCP-059-JPの周囲30m以内
SCP-059-JPの等身より上の高さに居る生物は非常に強い負荷がかかります。SCP-059-JPの等身以下の高さが床で遮られている状態の小型の生物は床に押し付けられる圧力に耐えられずに圧死します。SCP-059-JPより身長の高い生物はSCP-059-JPの等身以下の高さまで負荷によって押し下げられます。SCP-059-JPの等身以下の高さまで体を下げると負荷はなくなります。計測に成功した最大の圧力は82kgと確認されました。
SCP-059-JPの周囲20m以内
SCP-059-JPの等身より上の高さに居る生物をSCP-059-JPの等身以下の高さに下げる以外の方法で継続的に生命活動を維持させる事に成功していません。床等の障害物によりSCP-059-JPの等身以下の高さに下がる事ができない生物は床に押し付けられ圧死します。SCP-059-JPより身長の高い全ての生物はSCP-059-JP以下の高さまで体勢を低くする行動に抗えません。計測に成功した最大の圧力は39tと確認されました。

 ※計測で確認された圧力は負荷のかかった生物の体重が引かれた数値です。
床の強度が弱く負荷により生物よりも先に床が破損して生物が下に落下した場合、落下地点がSCP-059-JPの等身以下の高さの場合は負荷がなくなりますが、負荷によって加速された落下速度は残ります。落下地点もSCP-059-JPの等身より上の高さの場合は継続して負荷がかかります。
SCP-059-JPは無重力空間においては特異性が発揮されない事が確認されています。SCP-059-JPの上方向への性質効果範囲はSCP-059-JPに重力現象を与えている物体1の重力圏内全てで確認されます。

補遺1: SCP-059-JPが田園の舗装された道路で収容される際に、パニック状態で逃走するSCP-059-JPをエージェントが追跡を行い、エージェントが中腰状態で10m近くまで接近した所でSCP-059-JPが転倒しました。その時に接近していたエージェントはSCP-059-JPの性質を通じて巻き込まれて転倒しました。腹這い状態のSCP-059-JPの体の厚さまでエージェントの体はアスファルトに押し付けられ、頭蓋骨と肋骨と骨盤が骨折して即死しました。SCP-059-JPが収容室外では身体を固定等などで転倒する確率の低い状態を確認するまでSCP-059-JPに接近しないようにして下さい。

補遺2: SCP-059-JPは自身の特異性を自覚しています。自身の特異性による被害に対し罪悪感があるように振る舞います。SCP-059-JPには財団を医療機関と思わせ、異常性質の治療が進んでいる事を信じこませる事で精神衛生を健康に保ち収容を円滑に続ける事が推奨されています。

補遺3: SCP-059-JPを収容室から外出させる際にはSCP-059-JPに転倒対策に重点を置いて改良された歩行器を使用させる事が義務付けられます。

実験記録 - 日付20██/04/██

対象: SCP-059-JP、モルモット
実施方法: 脳波、脈拍を確認できるようにしたSCP-059-JPをリラックス状態にし、SCP-059-JPから5m離した地点で防音壁を隔ててSCP-059-JPに認識できなくした状態でのモルモットの重機を用いたSCP-059-JPの等身より上の高さへの持ち上げ。
結果: モルモットがSCP-059-JPの等身より上の高さに差し掛かった時点で重機に抵抗が発生するが圧力によりモルモットの生命活動が停止した時点で抵抗が消失、その時点からは問題なくモルモットの死体はSCP-059-JPの等身より上の高さに持ち上げられた。その際のSCP-059-JPの脳波、脈拍への影響はなし。
分析: SCP-059-JPの等身より上の高さに達するまではモルモットに変化はなく等身より上の高さに達してからモルモットに圧力が確認された事からSCP-059-JPの周囲20m以内の性質効果範囲においてもわずかに生物が生存できる事が確認できる。SCP-059-JPの性質にSCP-059-JPの意志は影響なく、またSCP-059-JPの意識にはSCP-059-JPの性質が影響しないと思われる。

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