SCP-061-JP
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SCP-061-JP-B-07
アイテム番号: SCP-061-JP 

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized Euclid

特別収容プロトコル: 武装収容サイト-8166の周囲15kmは射爆訓練が実施される陸上自衛隊の中規模演習場という名目で制限空域および立入禁止区域に設定されており、進入を試みる全ての航空機および民間人はその進路を変更されます。SCP-061-JP-A-05はサイト施設地下の耐爆構造区画内に設けられた標準人型収容セルに収容され、セルの周囲は常に2人以上の保安要員によって警備されていなければなりません。またSCP-061-JP-A-05には二週間おきに精神科医によるカウンセリングと、必要な場合は最低限の投薬が行われます。

巡視職員あるいはレーダーがSCP-061-JP-Bの出現を確認した場合は直ちにプロトコル・貴婦人が発動され、サイト周囲および地上施設屋上の計18箇所に設置された6000ワットのメタルハライド式探照灯によってSCP-061-JP-Bを捕捉し、それが消失するまで鎮静し続けなければなりません。SCP-061-JP-Bの出現に備え、保安要員および施設外作業に従事する職員は、指定モデルの携帯型サーチライトないしはクラス3B以上のグリーンレーザーポインターを常に携行してください。

説明: SCP-061-JPは人間とヘリコプターで構成され、それぞれSCP-061-JP-A、SCP-061-JP-Bと呼称されます。
SCP-061-JP-AはSCP-061-JP-Bの攻撃対象となる人物です。その選定条件および標的化のプロセスは解明されておらず、SCP-061-JP-Aとなった人物は死亡するまで不定期にSCP-061-JP-Bによって攻撃され続けます。現在のSCP-061-JP-Aは日本国籍のブラジル人男性(本名████ ███████、32歳)であり、財団が確認した5番目のSCP-061-JP-AであることからSCP-061-JP-A-05と呼称されています。その肉体や精神に超常的な特性はありませんが、収容セルでの生活とSCP-061-JP-Bの度重なる攻撃によるストレスから現在はうつ病を患っています。SCP-061-JP-A-05は財団に対して非常に協力的であり、SCP-061-JP-Bの脅威が取り除かれるまで保護されることを強く希望しています。

SCP-061-JP-BはSCP-061-JP-Aの周囲に出現する様々なモデルのヘリコプターです。過去の出現事例から、次のような特徴が報告されています。

  • SCP-061-JP-Bの外見的特徴は濃黒色のキャノピーです。観察の結果、その内部が循環する黒色不透明の液体で満たされているためと推測されます。
  • SCP-061-JP-Bは未知の手段によってSCP-061-JP-Aの現在位置を正確に探知します。SCP-061-JP-Aの存在を秘匿する試みは全て失敗しました。
  • SCP-061-JP-Bは任意の空間に出現してSCP-061-JP-Aへの攻撃を行った後、十数分以内に霧状に変化して消失するという一連のパターンで行動します。SCP-061-JP-Bの消失と同時に、それが排出した痕跡物(脱落した部品や空薬莢、弾片など)も消失します。その出現間隔および攻撃手段は毎回変化しますが(補遺1を参照)、知性の有無については判明していません。
  • SCP-061-JP-Bの攻撃手段は常に一種類に限定されます。例え機体に複数の装備を搭載している場合でも、実際に使用するのはそのうち一種類のみです。
  • SCP-061-JP-Bは物体を透過する性質を持っており、機体への接触や銃火器による撃墜などの物理的干渉は不可能です。しかしSCP-061-JP-Bは地上の障害物を回避したり乱気流によって姿勢を崩すなど、あたかも自身が通常のヘリコプターであるかのように振舞います。
  • SCP-061-JP-Bに対する唯一の有効な干渉手段は、機体への強力な光の照射です。SCP-061-JP-Bは照度5万ルクス以上の光に明白な忌避反応を示し、攻撃を中止して光から逃れるように機動します。10万ルクス以上の光を照射されるとSCP-061-JP-Bは一切の行動を停止してその場にホバリングする「沈静状態」に移行し、実質的に無力化することが可能です。また事例SCP-061-JP-B-13により、レーザーのような照射範囲のごく狭い光でも、照度さえ十分であればSCP-061-JP-Bに忌避反応を惹起させることが可能であると判明しました。

補遺1: SCP-061-JP-Bの出現事例

補遺2: 事例SCP-061-JP-B-18
20██年██月██日、サイト南方面を巡視中の職員が地面に突き立った大型の金属物を発見しました。現地調査の結果、これはシコルスキー社製S-55ヘリコプターのメインローターブレードと判明しました。以下の文章はブレード全面に繰り返し印字されていた英文を翻訳したものです。

我らを解放せよ 翼より解放せよ Taikúː2より解放せよ 輪廻より解放せよ
螺旋は閉じられた Hælo3は失われた 眩き光が天を閉ざし 救い主は地に囚われる
最後の長を解放せよ 我らの下に解放せよ 死して我らとなりて 我らを解放せよ

本アイテムはSCP-061-JP-B同様物体を透過する性質を持っている上に、現位置に完全に固定されているため回収は不可能でした。よって本アイテムは現位置に保持され、保管と隠蔽のため二階建てのプレハブ式ユニットハウスを模した擬装収容施設が建造されました。

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