SCP-065-JP-ARC
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SCP-065-JP

アイテム番号: SCP-065-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-065-JPは、サイト██の武器収容ロッカーに二重鍵を掛けて、財団の標準武器管理プロトコルに従って保管されます。使用にはレベル-4以上の財団職員の許可が必要です。なお、実験に使用する以外での使用は予期せぬ損害をもたらす可能性があるため推奨されていません。実験記録 065-JP-3#4を参照して下さい。

説明:SCP-065-JPは、6.5 mm×52 マンリッヘル-カルカノ弾を使用するイタリア製ボルトアクションライフル、カルカノM1938です。銃本体に刻印されたシリアル番号は、この銃がイタリア、█████の王立武器工廠で1940年に製造されたシリアル番号C-████である事を指し示していますが、これは公式情報と矛盾しており、収容以前のこの銃の来歴は不明です。レシーバー左側面に刻印されたメッセージを除いて、他のカルカノM1938と比較した結果、その特異性の原因と目される機構は発見されませんでした。

左側面に刻印されたメッセージは、それを直接手にとった人物の母語、信奉する宗教に関わらず「撃て。選り分けるのは神/超越者/裁定者の仕事である」という文章であると読み取ることができます。SCP-065-JPの持つ精神汚染能力はそれ以外には確認されておらず、あったとしてもごく僅かなものであると判定されました。

SCP-065-JPを用いて発射された弾頭(以下、SCP-065-JP-1)は終末弾道学的なごく狭い領域でその特異性を発揮します。人間の罪を計る方法が他に存在しないために、これは定性的な結論になりますが、SCP-065-JP-1は撃たれた人間の"罪"に応じてその体内弾道を変えると考えられています。動物実験ではその異常性は観察されませんでした。発射されたSCP-065-JP-1は、腔内、過渡、砲外弾道においてその異常性を発揮することはなく、厳密に物理法則に沿った弾道で飛翔します。使用者に対しての干渉、弾道への干渉は存在しません。

限定された実験と記録によると、窃盗、過失による重傷害、命令や示唆を含めた殺人への関与等がSCP-065-JP-1が異常な致死性を発揮する"罪"の下限であると推測されます。それより重い"罪"ではSCP-065-JP-1の終末弾道は異様な軌道をとり、計画殺人以上の罪では発射時に与えられた運動エネルギーだけでなく、未解明の推進力を用いて体内の損傷を拡大します。この場合の全ての例において犠牲者の体内で弾頭が発見されました。弾頭の停止位置は犠牲者の"罪"と関連しているものと推測されます。

その逆に、犠牲者の体内に対する損傷を控えるように弾道が歪曲されるケースも記録上確認されています。この場合でも、発射時に与えられた運動エネルギーからは取りえない軌道を取ったものと考えられています。ある記録では20mの至近距離で発射したにもかかわらず、体内への進入は弾頭の長径を下回る2cm以下でした。この2cmの進入が被害者の"罪"を現すものなのか、SCP-065-JP-1が"罪"を判定するのに体内の進入が不可欠であることを示しているのかは不明です。

最も多いと思われるのが[編集済]でも発生されたと推測される、より多くの犠牲者を出そうとするケースです。弾頭が停止するほど"無垢"とは言いがたいものの、上記の下限を下回る"罪"の持ち主であると推測されます。この場合、終末弾道はより犠牲者を増やすよう最初の犠牲者の体内で偏向されます。厳密な実験が行われていないため推測に過ぎませんが、一度体内を通り抜けた弾頭の中には空中で軌道を変更したとも考えられるケースも存在します。

回収記録: SCP-065-JPは198█/██/██にメキシコ、[編集済]で現地警察により押収されたものを財団が回収したものです。198█/██/██、現地の資産家である████████ ████ ██████が[編集済]の路上でSCP-065-JPを用いて無差別発砲を行いました。当日は祝日であり、祝祭に参加した民間人及び麻薬カルテル構成員の多くが犠牲となりました。被害者は██人に及び、██████は警察の重装備部隊による狙撃により死亡しました。██████は前年に検事であった娘を麻薬カルテルによると思われる[編集済]で失っており、現地警察はその怨恨が犯行の動機であると判断しています。
発砲による死亡率の異様な高さと被害者の検死結果が財団の関心を呼び、調査によりその原因がSCP-065-JPであることを明らかになりました。SCP-065-JP-1の終末弾道学的知見の多くがこの事件の検死報告によるものです。数週間の財団のエージェントと現地警察による調査の後、現地警察捜査員と目撃者にはCクラス記憶処理が施され、証拠物品として回収されたSCP-065-JP、SCP-065-JP-1、及び捜査資料は財団のエージェントによってすり替えられました。

実験記録の抜粋:以下の実験はSCP-065-JP-1がの動作条件を同定するために行われました。倫理的観点からも、実験の便宜の観点からもそれが最善であると判断されたため、被験者であるDクラス職員には全身麻酔と標準的な抑制が行われました。

実験記録 065-JP-1#1
被験者:D-15283
ノート:D-15283は4件の強盗殺人で逮捕され終身刑となった。
実験形式:射入ポイントを左掌に設定。SCP-065-JP-1の弾道歪曲能力を検証する。
結果:左掌から射入したSCP-065-JP-1はD-15283の体内にとどまる。検死報告によるとD-15283は主要臓器の損傷によるショック死と判定された。体内弾道の長さは延べ5m以上。弾頭は右腕部にとどまった。
分析:記録通りの結果を実験環境でも得る事ができた。

実験記録 065-JP-1#6
被験者:D-25468
ノート:D-25468は軽度の知的障害を持っている。児童に対する8件の[編集済]により終身刑となった。
実験形式:射入ポイントは左掌。"罪"の重さにより弾道の長さがどう変化するかを検証するための連続試験3/4。
結果:SCP-065-JP-1はD-25468の左掌に2cm進入、停止した。実験中止。
分析:記録通りの結果を実験環境でも得る事ができた。

予想外のデータが取れた事は幸いだといえるが、[罵倒]。O5と倫理委員会に報告書を提出しろ。俺は次の選挙は死刑制度廃止論者に投票してやる。
―█████ ████████研究主任

実験記録 065-JP-1#7
被験者:D-62491
ノート:D-62491は元財団職員。前歴は削除済みで不明。連続試験のこの位置に配置したのは外部よりの推薦があったため。
実験形式:射入ポイントは左掌。"罪"の重さにより弾道の長さがどう変化するかを検証するための連続試験4/4。
結果:[編集済]。全身麻酔の効果が切れたため実験開始から82分後、規定により解雇。検死報告による終末弾道距離の測定は不可能。弾頭の速度から
分析:SCP-065-JP-1を加速する未知の力は減速方向にも作用することが明らかとなった。

実験記録 065-JP-1#8
被験者:████ ██ ██████
ノート:[編集済]
実験形式:[編集済]に対するSCP-065-JP-1の作用を実験環境で検証する。
結果:O5-█により却下。
分析:[同上]

この実験計画を提案した██████下級研究員は任務を解かれ、その性格特性が生かせるユニットへの配属が決定しました。 
―O5-█

実験記録 065-JP-1#9
被験者:SCP-222を用いて製造した、Dクラスを用いた実験に関与していない研究員のクローン
ノート:財団職員にそういう連中が少ないのは知ってるが無罪レベルくらいなら居ると思うんだよな
実験形式:"無垢"ないしは"無罪"レベルの被験者に対するSCP-065-JP-1の作用を実験環境で検証する。
結果:O5-█により却下。
分析:公式の実験記録にメモ書きを残さないこと。―████████研究主任

実験記録 065-JP-2#3
被験者:D-27456
ノート:D-27456は4件の小包爆弾によるテロ事件で終身刑となった。
実験形式:D-27456にIBAを装備させる。前面のセラミックプレートを二重にし、NIJ規格-0101.06タイプⅣ相当の耐弾性能をもたせた。射入ポイントはセラミックプレートの中心に設定。ハイスピードカメラによる弾道の確認も同時に行う。
結果:設定された射入ポイントへSCP-065-JP-1は衝突、弾頭はボディアーマーを貫通できなかった。
分析:SCP-065-JPの異常性は終末弾道にのみ限定されると思われる。

以下の実験記録はフィールドエージェントにSCP-065-JPを使用させることにより行われた。

実験記録 065-JP-3#2
被験者:[編集済]戦闘員。
ノート:それなりに場数を踏んだ連中だったな。
実験形式:後にSCP-████に指定されたAnomalousアイテムの回収の際、武装した[編集済]戦闘員と遭遇、財団のフィールドエージェントとの戦闘が起こった。
結果:少なくとも一撃必殺ではあったな。あとで確認したが射出痕はなかった。
分析:250ヤードでストッピングパワーがどうしても欲しけりゃ12.7mmを使う。近距離だったら弾数と連射速度が高い5.56mmのがずっと便利だ。ボルトアクションに用はない。頼まれたから一回は使ってみせたが、いつもの相棒の代わりに持ってく気にはならねえな。

実験記録 065-JP-3#4
被験者:[編集済]
ノート:[編集済]は同作戦で発見された民間人目撃者の一人。ミーム汚染徴候が見られており、プロトコル████████に従い処分される事となった。
実験形式:[編集済]。射距離は3m。生存者の証言によると後頭部を狙った発砲であった。
結果:[編集済]は脳幹の破壊により死亡。[編集済]頭蓋内で偏向したSCP-065-JP-1が編集済みに最も近かったエージェント██████に命中。エージェント██████は死亡した。
分析:意図しない付随被害のリスクが有ることが明らかになった。なお、フィールドでの実用実験を提案した██████上級研究員と承認した████████研究主任には公式に処罰が下された。

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