ハエトリ計画梗概文書-Catch the Fly09.22
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ハエトリ計画発足記録

計画提案文書██-1928 対処法分類 脅威存在認識提案

発案者: 郡 雅弘レベル2研究者

提案者: 郡 雅弘レベル2研究者

責任者: 安藤 遠次郎レベル2上席研究者

関連対象物: SCP-066-JP

提案意義: 対象物の確保・収容に関する新手順開発の提案。新手順開発に伴う気象予測と報告システム、連携可能な各部隊の連絡網の構築、練度の向上、装備の拡充、監視駐留所の初動対処能力と役割の拡大を含んだ新体制構築の提案。未知の脅威に対する適切な防衛能力養成の提案。

内容: SCP-066-JP-1現象に於けるSCP-066-JP-2出現とそれによってもたらされる損害への対処について、SCP-066-JP-2落下地点の正確な事中予測と、落下地点周辺に駐留する機動部隊によるSCP-066-JP-2実体の空中確保という手順の可能性について以下に提案させていただきます。

SCP-066-JP-1現象発生の明確な原理または法則性は不確定ながらも、これまでの記録ないし観察から、温帯低気圧の接近を決定的な要因とした発生という判断は、既に統計学上妥当なものであると判断される。
よって温帯低気圧の軌道予測から、SCP-066-JP-1領域が勢力下に入る4日前には特別収容対処宣言に基づく一連の手順の初動準備を開始し、来るSCP-066-JP-2出現への対処法実行に備えることがまず第一義である。

第二義に人工衛星観測に基づく温帯低気圧の勢力予測を含んだ日本全土の気象観測結果。監視駐留所の実地計測に基づくSCP-066-JP-1周辺の風向、風力、湿度、気温、潮汐の計測結果。監視駐留所によるSCP-066-JP-2飛去方向の報告結果。以上三点の情報を常時統合し、SCP-066-JP-2の軌道に与え得る影響を常時計算、更新し続け最終落下地点をリアルタイムで割り出すプログラムの構築が挙げられる。
これまでのSCP-066-JP-2出現から最終落下地点到達までの平均所要時間は8.7分であり、最短で7.4分である。この事から、プログラムによる計算開始から、最終落下地点割り出しと情報の発信までのタイムラグが10秒以上となる事は看過不能な条件であると思われる。

第三義に日本全国の財団施設、財団機動部隊による相互連携と訓練カリキュラム、専用装備の開発と人員の養成、手順マニュアルではなく作戦遂行のための総合指揮を担当する部署の設立を実現する制度の構築が挙げられる。
SCP-066-JP-2実体の出現と着地までの僅かな時間にSCP-066-JP-2を空中確保するためには、対処のための専用部隊によって単独で対処するのではなく、全国の既存の財団施設に装備と人員を配備し、既存の情報網を一部利用した連携と、情報と連携を統括し適切な指示を下す総合指揮のための組織の成立が最も効率的である。

第四義はこれら手順はSCP-066-JP-2対処以外にも、SCP-066-JP-2の存在によって示唆される未知の脅威への対処能力の養成と、財団の持ち得る各個能力の連携または結束力の強化という目的も有するという事である。

                               承認: 日本支部理事-01

 

現状の継続しうる被害のみならず、予想される脅威存在は日本支部の総力を用いるに妥当なものである。
私がこの事に関してこれ以上何かを言う事は無いし、聞きたくもない。各員、行動あるのみ。
"ハエトリ計画"の実現に注力せよ。

──財団日本支部理事-03


SCP-066-JP-2軌道予測と最終落下地点予測について
 
SCP-066-JP-2空中軌道に影響を与え得る要素として風向、風力、湿度、気温、潮汐、降雨量、出現地点からの飛投方向が想定され、既存の気象予報システムを一部利用した複数の観測法、観測機器の確立及び設置。
それらから得られたデータを統合しSCP-066-JP-2の軌道予測を計測する。

課題: 事象毎にSCP-066-JP-2の規模には差異があるため、軌道に受ける影響がそれぞれ異なる点の考慮

SCP-066-JP-2出現後に、監視駐留所からの映像とスピン波計測の結果を用いる事で、SCP-066-JP-2実体規模が導き出せるだろう。 ──郡博士

SCP-066-JP-2出現から実体規模確定までに時間がかかり過ぎる。平行して開発中の収容装置と手順にもよるが、到底現実的とは思えない。 ──三木研究員

SCP-066-JP-1の重力場は空間的には非常に限定的であり海中環境への影響が微細である事を利用する。計測装置は海中に設置し、まさにSCP-066-JP-2が海中に出現した瞬間から、観測を開始する事で時間的猶予が得られる。 ──郡博士

 
海中の7地点に専用の観測地点を設置。赤外線カメラ、水中カメラ、遠隔スピン波計測装置による早期のSCP-066-JP-2実体規模の把握を行う。
SCP-066-JP-2に見立てた強磁性体を使用した実験により、実体の出現から平均2.83秒で実体の大きさ、重量と形状が算出可能であると結論される。
この結果を基に、SCP-066-JP-2に対する前述の気象的または力学的影響を計算することで最終落下地点を確定させる。SCP-066-JP-2の飛投が遠距離に渡る可能性から、日本全土と一部海上に於いて、SCP-066-JP-2の軌道に影響を与えうる要素の観測を常に継続する必要性がある。
 

SCP-066-JP-2の海上に於ける飛投方向を海中での挙動によって予測する事には、無視し得ないリスクが存在する。
飛投方向については、SCP-066-JP-2が海上に露出後、監視駐留所からの観測を以て確定させるようプログラムの手順を変更する必要がある。
その場合問題となるのは、SCP-066-JP-2に関する情報の集積がその分遅れるという事だ。情報の集積の遅れは計算の後れに繋がる。 ──郡博士

その点に問題はありません。SCP-066-JP-2の飛投方向を抜きにして、ひとまず海中の観測機器から得られたSCP-066-JP-2に関するデータを統合し、SCP-066-JP-2実体情報を取得します。
それと平行する形で、SCP-066-JP-2の飛投方向を含んだ、海上付近でSCP-066-JP-2が受けるであろう影響の各要素の観測情報から演算を開始します。
平行する二つの演算結果は即座に統合され再演算されますが、主要な演算は既に終了しているので短時間で済みます。要は、演算の半分を、SCP-066-JP-2出現から海上露出までの間に進めてしまう事で遅延が防止出来るでしょう。 ──三国技師

 
"ハエトリ計画"に於ける各種演算プログラム、またはそれら機能を統括する機能の基本設計が行われました。演算にはサイト-81██に設置されたスーパーコンピューター"Phoibos"が使用されます。
 

実際の事例に於けるSCP-066-JP-2最終落下地点予測プログラム稼働実験

対象: SCP-066-JP-2cj 車輪部直径23m 重量2157kg 片輪のみ厚みが約3倍となっていた

結果: 予測された最終落下地点と、実際の落下地点とで██kmの誤差が生じた。プログラムは正常に作動し、手順は問題無く迅速に遂行された。SCP-066-JP-2cj固有の特殊な形状の観測と変数化、計算式への組み込みには成功している。

分析: 誤差そのものは看過不能であると結論。しかしながら観測、通信、そして演算プログラムの挙動は迅速であり、データ取得から演算結果算出と表示までのタイムラグを3.09秒へと抑える事に成功。監視駐留所の人員を介した連携手順にも問題は見受けられない。
誤差は、SCP-066-JP-2の形状と関連した、空中での不規則的な回転運動による空気抵抗が、空気力学的に変則的な軌道の歪曲を引き起こしたためである。この可能性は事前に予想されていたものの、軌道への実際の影響が考慮に値するかどうかは不明であった。

今回の実験により、改めて、SCP-066-JP-2の空中姿勢と回転運動を考慮した演算プログラム開発を提案する。 ──郡博士

 
更新:
20██/02/22 演算プログラムは笹本博士により更新されました。
20██/02/27 演算プログラムは郡博士により修正されました。
20██/03/05 演算プログラムは飯戸博士により更新されました。
20██/03/11 演算プログラムは大木博士により更新されました。
20██/03/17 演算プログラムは██████████客員研究員により更新されました。
20██/08/11 演算プログラムは大木博士により修正されました。
20██/08/27 演算プログラムは郡博士により再試行・条件変化の際の自己調整の記述が追加されました。
20██/10/03 演算プログラムは結城博士により更新されました。
20██/12/22 丸遠博士によりSCP-066-JP-2の空中姿勢、回転運動、形状、重量、温度、圧力分布を観測し数値化するシステムが統合されました。
20██/02/01 エージェント・コールマンの知見により、SCP-066-JP-2が空中軌道上で受ける気象的影響を、多角的、連鎖的に計測することで演算時間の短縮と演算結果の証明が可能である事が発見されました。
20██/05/29 演算プログラムは阿藤博士により更新されました。
2011/08/16 演算プログラムは三国技師により更新されました。SCP-066-JP-2最終落下地点予測のためのプログラム構築完了が公式に明言されました。
 

最終落下地点予測のための現地情報源と観測機器の管理、SCP-066-JP-1現象あるいはSCP-066-JP-2出現に対する初動的対応として、監視駐留所の果たす役割の重要度は非常に高位のものとなっています。
よって、SCP-066-JP-1周辺の監視駐留所の増設と、監視駐留所同士での権限の共有を進言します。 ──郡博士

進言を受理する。直ちに実行せよ。 ──財団日本支部理事-05

 
完了


各種通信網の構築について
 
必要最低限の通信網の構築要件

  • 収容部隊または収容部隊駐留施設間の相互的通信網(要件A)
  • 全国の気象予測、観測データ統合のための通信網(要件B)
  • 監視駐留所と指揮系統との相互的通信網(要件C)
  • SCP-066-JP-2最終落下地点予測結果情報の周知に要する通信網(要件D)

 
全通信網の情報を統括する指示系統としての、"ハエトリ計画"専用の作戦司令部の常設と、相応しい人員、設備の確保。
要件Aと要件Dの役割を統合。基本的には既存の衛星通信を使用し、予備としての有線通信、複数の発信所を経由した無線通信を併用。地下有線と発信所の増設を要する。
一次構築完了済
 
要件Bは既存の通信網とシステムにより対応。予測の正確性と、他の異常存在による複数の気象影響を考慮し、観測地点、観測機器の増設を要する。またこれらに対応する気象予測プログラムの再構築と、より全国的なリアルタイムでの予測結果の通知を要する。
有磨博士、桑名博士により構築済
 
要件C構築済。しかしながらSCP-066-JP-1現象時、現地周辺が温帯低気圧勢力下にあり、監視または通信への影響を予測し切れない事から複数の予備通信の構築を要する。
構築済
 
通信保護、情報保護については作戦司令部が兼任するものとする。
通信網の増設は作戦司令部からの要請に基づき、収容専任課、経理課、企画課、人事課、土木課、工学部情報課、工学部電子課、管理官組合、日本支部理事会の承認により行われるものとする。
 
完了


人員配備、収容手順と収容に要する物品の開発について
 
"ハエトリ計画"専用の作戦司令部の設置: サイト-8181にて常設
収容手順の開発: 郡博士、安藤博士、神山博士、種子島調査員、長夜博士が担当
収容装置または装備の開発: 結城博士、蘆井博士、鹿島研究員、木場臨時技師、赤村臨時技師が担当
各部署への人員配備: サイト-8181人事部、武装収容サイト-8145人事部、武装収容サイト-8133人事部、日本支部理事-05が担当
 
"ハエトリ計画"手順要綱:

  • 温帯低気圧の発生とSCP-066-JP-1への接近が予測される場合、SCP-066-JP-1が温帯低気圧勢力下に入ると思われる時刻の96時間前に"ハエトリ計画"作戦司令部より"SCP-066-JP特別対処事例警戒"を発令する事
  • 48時間以内にSCP-066-JP-1が温帯低気圧勢力下に入る事が演算プログラムにより判断された場合、"ハエトリ計画"作戦司令部は日本支部理事会の承認を得た上で"ハエトリ計画"の発動を宣言する事
  • SCP-066-JP-2最終落下地点予測が実行され、最終落下予測地点の確定が確認され次第、作戦司令部は最終落下地点エリア担当の機動部隊を収容班へと指定し、収容実行の通達を行う事
  • 作戦司令部は収容班への収容実行通達と同時に、使用可能な作戦支援基地への支援通達を行う事
  • 収容班は事前に定められている収容手順の実行によりSCP-066-JP-2実体の確保を行う事
  • 一般目撃者への対処のため、必ず記憶処理班の出動要請を行う事
  • SCP-066-JP-2実体は暫定的な一時収容の後、セクター8151の専用収容倉庫へ移送する事。移送は海路を用いる事が望ましい
  • SCP-066-JP-2の一時収容の完了が報告され次第、作戦司令部は"ハエトリ計画"発動宣言を解除し、被害状況の確認と報告の後に通常業務へと移行する事

 
SCP-066-JP特別対処事例警戒
96時間以内にSCP-066-JP-1が温帯低気圧の勢力下へ入ると予測された時発令されます。"ハエトリ計画"のための準備段階であり、各人員に警戒を促し配置を強制します。温帯低気圧の軌道または勢力の変化によっては"ハエトリ計画"発動宣言に移行する事無く解除される場合があります。
監視駐留所、作戦司令部、各財団施設、各作戦支援基地、各観測所は通信が正常である事を相互に確認してください。
各財団施設に駐留している"ハエトリ計画"専任もしくは兼任機動部隊は、作戦司令部による収容班への指定に備えて各収容設備、装置の確認と手順の確認を行い出動準備を整えてください。
 
"ハエトリ計画"発動宣言
48時間以内にSCP-066-JP-1が温帯低気圧の勢力下へ入る事が確定された時布告されます。SCP-066-JP-1現象の発生およびSCP-066-JP-2出現が確実であることを示し、実質的な"ハエトリ計画"実行命令です。
各財団施設に駐留している"ハエトリ計画"専任もしくは兼任機動部隊は待機地点へと移動し、収容班への指定を受けてから6分以内に収容準備が完了出来るよう、担当エリア内での配置分担を行ってください。
収容班への指定が行われ次第、収容班に指定されなかった機動部隊のうち、収容班への支援を行わない部隊は撤退し再出動準備態勢のまま待機してください。
収容班へと指定された部隊は追加の指示なく独自に、当事例に於いて使用される作戦支援基地へと連絡を行い、連携してSCP-066-JP-2の確保を行ってください。SCP-066-JP-2の確保・収容の手順は更新される場合があります。
SCP-066-JP-2の確保に失敗した場合、"ハエトリ計画"以前の手順に従い被害状況の確認と対処、SCP-066-JP-2の回収と収容を行ってください。
SCP-066-JP-2の確保に成功した場合、直近の一時収容施設へと移送した後、セクター-8151へ移送してください。
SCP-066-JP-2の一時収容を以て"ハエトリ計画"発動宣言は解除されます。
 

SCP-066-JP-2収容手順開発

空中に於いてSCP-066-JP-2を収容する利点: SCP-066-JP-2着地の衝撃を低減出来る可能性。収容装置または部隊の高機動性の確保。地形的制約を受けない事による戦術上の柔軟性の確保。
収容装置の耐久性、揚力確保、空中姿勢の安定性、SCP-066-JP-2接触時の衝撃に対する耐性の問題から、空中に於ける「収容」は困難と判断。空中収容ではなく空中「確保」へと切り替え。

空中確保を行う場合、SCP-066-JP-2海上射出後、湾曲軌道の頂点部で確保を行う事がリスク管理上本来最も望ましいが、確保態勢の準備に要する時間的猶予の問題からSCP-066-JP-2落下軌道中に確保を行わざるを得ない。
落下中のSCP-066-JP-2との接触は、衝撃による甚大な被害を発生させる。物質を用いた直接的な封じ込めまたは確保は、それらに揚力をもたらす機構に対する保護限界の問題も含め、非常に困難である。
SCP-066-JP-2構成素材の多くが強磁性を有する点を利用し、磁力を利用した確保方法が考えられる。

直下もしくは直上からの磁力誘導の方法 【否決】
SCP-███-JPを用いた電磁誘導の方法 【否決】
複数地点からの高出力な磁力波による磁力誘導の方法 【要検討】
複数地点の支援基地からの高出力な収束磁気による磁力誘導の方法 【採用】

 
"ハエトリ計画"専用の支援基地を日本全国に渡って建設(現在283基が建設され管理運用されています)
支援基地には、SCP-███-JP特別収容プロトコルによって成果を上げている収束磁気発生システムを搭載し、支援基地同士の通信網に加えて、各支援基地は"ハエトリ計画"作戦司令部との相互的通信機能も有する。
支援基地は赤外線、磁力波、空間エコーシステムによる観測能力を有し、複数の支援基地からの観測結果を統合する事で、SCP-066-JP-2の位置を立体的に継続して捕捉する。
支援基地によって詳細な位置情報が捕捉され次第、支援可能な全ての支援基地はSCP-066-JP-2に対して高出力の収束磁気を照射。反磁性の反発力を利用しSCP-066-JP-2落下速度を可能な限り減衰させる。

  • SCP-066-JP-2姿勢あるいはX軸,Z軸空間位置の維持のため、複数方向からの包囲照射が望ましい。作戦に参加する各支援基地の照射する収束磁気の出力を一括して統御し、SCP-066-JP-2への磁気的影響が全方位から均一にかかるよう調整するプログラムが必要とされる。

支援基地に関する二つの主幹的プログラムの構築完了。プログラム"ouroboros"により、SCP-066-JP-2最終落下地点予測結果から、参加可能な周辺の支援基地のピックアップを実行。同時に、参加可能な支援基地を限定的に分類化し、プログラム"Quetzalcoatl"によるマクロ化と一括制御に備える。
プログラム"Quetzalcoatl"により、参加可能な各支援基地はSCP-066-JP-2との距離、気候条件、地球磁気を考慮してそれぞれ収束磁気の出力調整が行われる。マクロ化は演算後実行され、全ての収束磁気が同時に、調整済出力でSCP-066-JP-2に照射されるよう時間的な調整が行われる。
これらの成果は既に実験により実証されている。

──銀襟セクター-8192研究主任

支援基地の収束磁気照射開始と同時に、配置済みの収容班により、SCP-066-JP-2直上への最終収束磁気照射装置の移送が実行される。最終収束磁気照射装置の出力は、SCP-066-JP-2実体規模が判明した時点で自動調整される。
SCP-066-JP-2実体の落下速度減衰確認後、最終収束磁気照射装置によりSCP-066-JP-2を空中に固定する。空中に固定後、SCP-066-JP-2実体が1500kg未満であれば一時収容施設へと吊り下げ状態のまま空輸を行い、1500kg以上であれば任意の安全地点へ一時安置後、収容部隊と合同で一時収容施設へ輸送する。

作戦支援基地情報

建築規模: 11㎡、全高15m以内 可能な限り地下構造化する事

人員: 常駐員2名、予備員2名、監視員1名、担当エンジニア1名(エンジニアについては他基地との兼任可)

機能: レーザー赤外線レーダー 磁力波レーダー 超音波空間エコー探信システム 収束磁気発生装置 量子物理的空間導体収束制御システム

注記: 収束磁気照射の際の保証可能な射程限界は、最大級のSCP-066-JP-2を想定した場合6273mに留まります。収束磁気であるため周辺環境への影響は極微細ですが、照射射線上の物体とは多大な影響を相互的に及ぼします。射線の確保、もしくは射線上に存在する影響を考慮した上での出力調整が可能な自動制御プログラムの導入が必要となります。プログラム"Quetzalcoatl"により対応済です

 
当初の計画により、作戦支援基地は日本全国で241基建設されました。以降の増設は通信網増設と同様の手順によって承認され次第実行されます。
 
現在283基まで増設されています。
 
完了


"ハエトリ計画"実行

"ハエトリ計画"の実行に必要な人員、機能の規模が試算され、実験的に手順が実行されました。
その結果SCP-066-JP-2空中確保は機動部隊3部隊、作戦支援基地8〜28基、高機動輸送ヘリ4機、最終収束磁気照射装置1基を搭載した輸送機1機により遂行可能である事が判明しました。
しかしながら、SCP-066-JP-2実体の最終落下地点が温帯低気圧勢力圏内である場合、最終落下地点周辺で実体の捕捉が困難となるような現象が発生していた場合を考慮し、常時2倍の戦力を動員することが決定されました。
"ハエトリ計画"の実行に伴う財団機密の一般への曝露については、専任の情報処理班と記憶処理班により随時対応する事となりました。
各機材、各部隊の点検維持は最寄の各財団施設が担当し、「SCP-066-JP特別対処事例警戒」もしくは「"ハエトリ計画"発動宣言」が発令されるまで各機材と各部隊の管理運用責任はそれぞれの財団施設管理官が有します。
これら各部隊と各機材の他用途への転用は緊急時に限り、2名以上の日本支部理事の承認により認可されます。
 

"ハエトリ計画"の一次的開発の完了を宣言する。以降、改良を重ねていく事にはなるだろうが、ひとまずはこれで十分だ。 ──郡博士

 
一次開発の終了宣言後、"ハエトリ計画"が実際のSCP-066-JPに対して実行されました。
監査は5度の"ハエトリ計画"実行に対して行われましたが、いずれに於いてもSCP-066-JP-2実体の空中確保に成功。いずれの例に於いても損害は確認されませんでした。
また、各人員の練度向上により全国的な戦略ネットワークマニュアルの構築が飛躍的に進行し、SCP-066-JP-2実体の空中確保に於ける安定性の向上、指揮系統の整理、通信手順の簡略化、連携した作戦行動への分業能力の向上が報告されています。
  

終わりを決めるのは我々ではない。終わりはいつか、向こうからやって来るだろう。
生けるものはこれからも生く。

財団日本支部理事-01

 
"ハエトリ計画"は現在も継続して実行、あるいは進行されています。詳細は"ハエトリ計画"作戦司令部へ連絡してください。
"ハエトリ計画"の終了は財団日本支部理事会による正式な決定によってのみ承認されます。

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