SCP-071-JP
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SCP-071-JP-Aの外観。

アイテム番号: SCP-071-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-071-JPの敷地周辺へとアクセス可能な全ての公共交通機関の敷設を阻止し、容易く一般人の団体が敷地内に来られないようにしてください。SCP-071-JPの存在はあらゆる記録から抹消し、SCP-071-JPの常駐スタッフであるSCP-071-JP-1に対して葬儀の依頼を行えないようにしてください。
SCP-071-JPの敷地内への侵入者に対しては、まず地元警察に偽装した財団の監視員2名による排除を行ってください。監視員からの報告に迅速に対処可能な機動部隊を、地元住民に偽装された状態で必ず周辺に待機させてください。

現在SCP-071-JP-2の脱走事案が継続中です。SCP-071-JP-2に関する有力と思われる情報は、ただちに特別調査班へと伝達してください。

説明: SCP-071-JPは███市██にある敷地です。敷地内には、完全に同一の外観と内装と内部構造を有した二つの葬儀場が存在します。この内の西側の葬儀場をSCP-071-JP-A、東側の葬儀場をSCP-071-JP-Bとします。
SCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bには、複数のスタッフが常駐しています。これら人型のスタッフをSCP-071-JP-1とします。SCP-071-JP-1は常に、片方の葬儀場に存在する人員と全く同一の人員がもう片方の葬儀場に存在しているように見えます。
SCP-071-JP-1は通常の手順で、依頼された葬儀の準備と実行補助を行います。しかし、戸籍等の記録が無く生物学的な整合性も存在しない(必須である一部臓器の欠如等)ため実在の人物では無いと思われます。

SCP-071-JP-1は外部の一般人から葬儀の依頼を受ける際、様々な理由をつけて可能な限り二つの葬儀を同日同時刻に執り行おうとします。あるいは、同日同時刻の葬儀依頼のみが来るように施設そのものが依頼を選定します。
同日同時刻の二つの葬儀は、それぞれSCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bで同時に執り行われます。このとき、大量の葬儀スタッフであるSCP-071-JP-1と、読経役の僧侶と思われるSCP-071-JP-1がそれぞれの施設へと新たに出現します。

葬儀は通常通りに進行しますが、二つの葬儀で同時に読経が始まったとき、SCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bは互いに接近し、重なり合うようにして融合し始めます。融合の際、質量の増大や変形は起こっていません。
それぞれの施設の融合に応じて、二つの葬儀の参加者、すべてのSCP-071-JP-1も融合します。SCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bが完全に融合し一つの施設となった時、それぞれの一般人の参加者は、二つの葬儀の参加者の平均人数となるように人数が調整された上で、それぞれの参加者同士の要素が"混ざり合った"人型へとなります。
SCP-071-JP-1も同様に融合しますが、二つの葬儀で同一の容姿を持った同人数のスタッフが存在するため、外見上は"混ざり合った"ようには見られません。読経中すべての参加者は一種の催眠状態に置かれ、これらの変化を一切認識しません。
読経の内容は葬儀の度に変更されますが、多くの場合、何かに助けを求めるような感情的な文章を梵語で発音します。

融合が完了してから1分後に読経が終了します。読経が終了すると同時に、"混ざり合った"状態の一般人は"混ざり合った"衣服を残して全て消滅します。故人の遺体、またはSCP-071-JP-1は消滅しません。また、故人の遺体は融合せず、融合して一つになった棺桶内で折り重なるようにして二つの遺体が安置される事になります。
その後SCP-071-JP-1は葬儀を中断し、全員が地下の一室である█████████とドアに刻まれた部屋へと入室しドアは施錠されます。後の探査によって、█████████へと至ったSCP-071-JP-1はその瞬間に全て消失していることが明らかとなっています。
その後施設は再びSCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bへと分離し、20分後に分離が完了すると常駐スタッフであるSCP-071-JP-1が再出現します。

探査記録071-3に於いて、█████████内にSCP-071-JP-2が存在する事が明らかとなっています。SCP-071-JP-2は人間によって構成されていると思われる、巨大な塊のような生命体です。
複数の観測記録から、SCP-071-JP-2はおよそ████名の一般人が"混ざり合った"ものであると見なされています。

SCP-071-JP-2は積極性のある行動を何ら取ることはなく、常に複数の呻き声を複数の開口部から発しながら█████████内を徘徊しています。しかしSCP-071-JP-1が施設内に出現する際には、明らかに自己を構成する要素を瞬間的に減少させ、SCP-071-JP-1の消失時には元へと戻ります。また、融合した施設がSCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bに分離する際、SCP-071-JP-2は自らの質量を保ったまま、それぞれの施設の█████████にそれぞれが留まる形で"分身"しています。
融合の際も、質量の増大が認められない状態で一つへまとまりますが、一般人の消失後、自己の質量と構成要素を増大させます。

SCP-071-JP-2の知性の有無は確認されていませんが、高度な群体活動を制御していると思われる事から、高い知能を有している可能性が示唆されています。また、SCP-071-JP-2はSCP-071-JP-A、SCP-071-JP-Bと共生関係にあるという説が█████博士によって唱えられています。
SCP-071-JP-2はその大質量とSCP-071-JP-1による抵抗から移送が困難であり、適切な移送手段が確立されるまでは█████████内に留め置かれる事になっています。

補遺1:

補遺2: SCP-071-JPに関連すると思われる広告が、財団による情報的封じ込め以前に複数の情報媒体で掲載されていました。現在、全ての広告は掲載前に財団によって差し止められています。
広告の依頼はSCP-071-JP-1が行っていると見られ、広告料は消滅した一般人の財産をSCP-071-JP-1が換金したものを使用しています。

広告の内容は研究チームの提言に基づき削除済です。詳細は、研究チームへ直接問い合わせてください。

補遺3: 財団がSCP-071-JPの情報的な封じ込めを行い、一般人への被害が完全に防げるようになってから391日後、SCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bが葬儀中では無いにも関わらず、予兆無しに融合しました。その後SCP-071-JP-2が施設の一部を破壊しながらSCP-071-JP内から脱走を図りました。
ただちに周辺に待機していた機動部隊が応戦しましたが、瞬間的に大量に出現したSCP-071-JP-1によって壊滅させられました。

追跡部隊と人工衛星による追跡が即座に実行されましたが、SCP-071-JP-2は山鳴りのような音声を発生させると、SCP-071-JPより200m離れた地点で消失しました。
10分後、SCP-071-JP-2を見失ったとの報告があらゆる追跡部隊、追跡班より通達され、SCP-071-JP-2は財団の管理下から脱走したと見なされました。本脱走事案は現在も継続中です。

SCP-071-JP-2脱走後、施設は40分をかけて自動的に修復され、その後完全な状態のSCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bへと分離しました。
SCP-071-JP-2が█████████から退去したものの、SCP-071-JP-1、SCP-071-JP-A、SCP-071-JP-Bは異常な性質を失ってはいませんでした。この事から、SCP-071-JP-2は未だ現実世界に留まっていると推測されています。

追記: 故人の遺体は、施設分離時にSCP-071-JP-AとSCP-071-JP-Bの中間の地面へと全裸状態で放置されます。

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